パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

【添付取り出し可】 上野の森美術館に抗議 報告(その2)

パルデンの会から

不作為とは『自ら進んで積極的な行為をいないこと。』の法律用語です。
不作為を見て見ぬふり、と考えれば、それは自ら犯罪を犯す行為よりもっと卑劣な行為かもしれません。我々が人として 尊厳を保つためには 相手を尊重し、不作為を犯さない事です。 だって人が怪我をしているかも知れないのに、その権限があるのにも係わらず、見て見ぬふりをしていたらどうでしょう!
しかし 不作為責任を問う法律はありません。

44回の抗議行動の問題点

ー抗議は 展示の内容の変更であり、展示会が開催される事はその変更があってのことをアピール。
ー当初我々の行動は入館者から、「至宝展」を積極的に支援する応援団として見られました。
ー当初のビラは 一般的なチベット情報であり、後半から始めて展示会の抗議のビラをくばり、
 抗議のための署名活動、担当部署宛のFAX用紙の配布をおこないました。
 本格的な抗議活動は 法王事務所の抗議声明(9/28)のあと 11/25よりより明確
 に開始ししました。
ー入館者は
  一般のチベットに興味のある人
  チベット芸術に関心のある仏像マニア
  チベット方面に旅行に出かけられた人
  チベット問題に関心のある人
  チベット問題に憂慮されている人  にわけられるます が
  憂慮される人以外は チベットの置かれている現状を正しく伝え、チベット支援者に
  なってもらうように アピールを行いました。
ー我々の アピール 目的を明確にするため、プラカード、掲示文章を作成し 入館者に
 訴えを起こし、ビラを配りました。
ー我々の行動は既存チベット支援者に「迷惑」に映ったようです。それはこの チベット展
 を利用してチベットのことを情報伝達することへのさまたげ。
      物品の販売がさがる。
      チベット展の入場券の販売や頒布に支障をきたす。
      「中国政府がやっている展示会」ではないので成功させたい。
      抗議をやる事で「日本における中国のチベット対応の厳しさが増す」
      チベット人に 「本当のチベット文化を見せる」必要がある
  しかしながら中国政府の実効支配をこの展示会の開催で示している事に対しての反発が
  大きな 『 声 』 となって聞こえてくる事はありませんでした。
ー我々の抗議行動に 直ぐ横で 「文化人 チベット至宝展 ツアー並びに、講演」
 が何回か行われ、同時に行われている「巡礼」の抗議行動にも目もくれず 
 非常に悲しい思いがしました。
 なぜならば この抗議運動を始めたもの、ヤッテいるもの、飛び込んだものも、
 その団体、その先人が残したものをたどって、ここに来ただけで、自分達の支援をもっと
 支えてくれると、期待したはずが、実際は 我々が彼らの広告塔となっただけであり、
 的確な抗議の態度、支援をあげてくれることは無かったようです。
 しかしそれはこの抗議活動が 福岡、札幌でも行われなかった状況は すなわち
 既存団体は『動けないと言う』ジレンマを持っていたのには違いないでしょうから 
 『批判』をするより『自分達がしっかりしなければ!』という 考えに変えてきました。
ー最後の日の終了まじかに「美術館において 大広関係者の不祥事がにより 現場が混乱する事が
 ありました」
 この混乱は 非常に巧妙なトリックが使われ、突然警備陣の一人が床に倒れこみ、
 それを期に他の警備員が「無口、無抵抗の抗議文を身にまとった草の根支援者」に
 「罵声と怒号」で襲い掛かったことです。 
  何も起っていない状況に 美術館側の警備が 自分達で 「音」、「映像」、
  を作り上げて混乱を 起こしたわけです。 その際 警備の責任者を 大広が 
  コントロールできなかっただけではなく、 大広実行委員長が その責任者に
  逆に圧力を掛けらていることから見て、非常に奇妙な感じがしました。
  しかしこの警備陣(総会屋対策警備陣と称する?)のなかに中国人が存在している事も明らか
  なので 中国の官警とのつながりも考えなければならないでしょう。
 昨年の 「ウイグルのデモ」と同様 平和な流れが 中国の官警の手先で 
 「悪魔のデモ」にかえさせられて 沢山の死者が出た事を思い浮かべてしまいました。
 上野が違うのは たくさんの「一般入館者」「チベット支援者」がそれを目撃し、
 くちぐちに声を出し「美術館警備陣」をなじり、抗議してくれた事です。 
 館内は草の根の「声」ではなく「一般入館者の怒号」と 「警備陣の罵声」が飛び交ったのを
 報告しておきます。
 最終的に前もって呼ばれていた「交番御まわり」さんの事情聴取となり、
 何も無いわけですから「警官」に被害者の警備陣の暴力から身を守るために
 「館外」へのエスコートをお願いしました。
 この件は 既存支援グループの考えの甘さを感じます。 
 この国は「日本」です。中国の属国ではありません。 
 民主主義の国で単にお互いを尊重する事はもっともです。しかし守ることはお互い
 当然守らなければならないでしょう。 
 中国関係者に 「力で動かそうという事」は出来ない事を知っていただきたい、
 なぜならあなた達も民主主義に足を踏み入れたからなのですよ。

2010年1月11日 聖地チベット展 上野最終日の抗議の様子。美術館内の騒動。




チベット人のかたへ

上野の抗議に寄っていただけた方、あえて寄らなかった方、憎んだ方 いろいろおられるでしょう。別にチベット人チベット抗議運動に口を挟む気持ちはありません。
 
「草の根の諸君」が自分達の「お金のためではなく」「自分達の損得ではなく」たんに「義」を思い、 個々の理想や心情、希望のために「上野に集い 抗議を続けた事」を覚えておいてください。

「我々の抗議行動」を 皆さんの心の隅においておいてください。 
そしていつでも 心の中から出してくれれば 我々 あるいは我々と同じような「同士」が
きっと 現れてくるとおもいます。  日本人は『お人好し』民族ですから!!【笑】。