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ガザ支援船:イスラエル軍が攻撃 活動家ら10人死亡

ガザ支援船:イスラエル軍が攻撃 活動家ら10人死亡

2010年5月31日 21時5分 更新:5月31日 23時23分毎日新聞

 【エルサレム花岡洋二】パレスチナ自治区ガザ地区への支援物資搬入のため地中海を航行していた貨物船と旅客船計6隻から成る国際支援団体の船団が31日、公海上イスラエル軍部隊に急襲された。船団にはトルコや欧州の活動家ら約700人が乗船しており、イスラエル軍によると船団側の少なくとも10人が死亡、31人が負傷した。日本人が乗船していたとの情報はない。

 イスラエル軍筋は、死者の多くはトルコ人だとしている。イスラエル軍の広報担当者は「兵士はナイフやこん棒で襲われた」として「責任は船団側にある」と正当防衛を主張しているが、多数の民間人の死傷により、イスラエルへの非難が強まっている。

 船団を組織した国際支援団体「フリー・ガザ・ムーブメント」によると、船団はトルコとギリシャの港を25日以降、順次出港して編成され、北アイルランドノーベル平和賞受賞者メイリード・マグアイヤ氏ら約40カ国の活動家や政治家が乗船していた。イスラエルによる封鎖が続くガザで不足している建設資材や浄水装置など計1万トンの物資を運んでいたところ、31日未明にガザの西約150キロの公海上で、軍の小型船とヘリコプターに急襲されたという。

 事件を受け、トルコ政府は同日、国連安保理の緊急会合開催を要求し、駐イスラエル大使を本国へ召還した。安保理は同日、緊急会合開催を決めた。

 一方、イスラエル・メディアによると、カナダを訪れているイスラエルのネタニヤフ首相は、閣僚と電話で話し、軍の行動を全面的に支持した。首相は1日に予定されていたワシントンでのオバマ米大統領との会談をキャンセルし帰国する。

 ホワイトハウスの報道官は「犠牲者に深い遺憾の意を表明する」と述べた。国連の潘基文(バンキムン)事務総長はイスラエルに徹底した説明と調査を求めた。

 イタリア、ドイツなど欧州諸国からも事態を憂慮する声が相次ぎ、欧州連合(EU)のアシュトン外交・安全保障政策上級代表は、事件の調査やガザ地区への人道支援物資の無条件搬入をイスラエルに求めた。

 ガザへの物資搬入を国際的に広報していた団体側に対し、イスラエル政府は事前に「ガザのテロ活動を手助けする物資が積まれている可能性があり、船団は阻止する」と宣言。洋上ではここ数日、船団と軍船舶のにらみ合いが続いていた。


欧米諸国の尺度をあてて 中国のチベット弾圧を批判するに、大きな例外がある。 それはドイツが残した汚点であり、そのヨーロッパの裏側を逆に突っ込む イスラエルのあり方である。
一見 成熟した民主主義を見せるものの、ユダヤ教以外には 容赦をしない現実。
中国にこぶしを振り上げた瞬間 うしろで中国と同じ格好のイスラエルが存在するわけです。
国連もアメリカも止められない、まさに中東の中国かもしれない。