パルデンの会

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金正日訪中について


おほやけ No.246■■金正日訪中について(訂正と追加・荒木和博)

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金正日訪中について(訂正と追加)
荒木和博(戦略情報研究所代表)
一部転載

お詫びした上で追加をしておきたい。これは北朝鮮とのつながりのある亡命者の話だが、今の北朝鮮の指導部は「全て中国に面倒を見てもらおう。事実上の植民地になっても構わない」という勢力と、「いややはりアメリカの方が良いという勢力がせめぎ合っているとのことだ。前者にあたるのが張成沢や呉克烈で後者が金正日だというのが彼の説。

 その話の真偽は分からないが、これを聞いて私は彼にこう言った「それを伝えてきた北朝鮮の人間に連絡をとることがあったら日本人がこう言っていたと伝えて欲しい。『世の中そううまくはいかないよ』と」。

 中国か、アメリカかという構造は1世紀前、日露戦争前の大韓帝国とほとんど同じである。但し当時は日本か、ロシアかという選択であり、役者が代わっただけとも言える。

 今米中は依存しつつ対立が深まっている。胡錦濤政権のリーダーシップ欠如は方向を転換させられないだろう海軍力のこれみよがしの膨張によってすでに日本の直接的な危機は高まっており、その次は米国にも及ぶはずである。本来は今、米国との関係を複雑にさせたくないだろう胡錦濤政権も、譲歩したかのような姿勢を見せれば後ろから弾が飛んでくるはずだ北朝鮮も切ることはできず、できることは介入しかない。満州国建国後の日本が万里の長城を越えて華北に進み日華事変の泥沼にはまったとの同じである。
終わり