パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

とにかく緊急援助隊も現地到着、我々の祈りが少しでも現地に


地震から72時間以内が救出の鍵だが 
10時間も無駄にした菅政権

17年前に半日も無駄にした村山政権と同じような顔ぶれ。ほんとうに似非左翼政権は 最悪だ
と言っても 
我々が瓦礫の下にまだおられる方に

「頑張って欲しい!あきらめるな!」

と念じる事も我々が出来ることではないだろうか



本日も勝谷氏の有料ブログより

大マスコミや政府の発表でこれまた不思議なのは「
行方不明者の人数」だ。今回の地震ではニュージーランドの流儀と日本のそれとには乖離があって、そのことに大マスコミや政府は気付いていないか、あるいは無視しているように私には思われる。
<死者75人、不明約300人に/NZ、国家非常事態宣言>
 http://www.asahi.com/national/update/0223/TKY201102230078.html
ニュージーランドのキー首相は23日記者会見し、クライストチャーチ市を襲った強い地震で、死者は65人から75人に増えたと述べ、国家非常事態を宣言した。「クライストチャーチでの惨事が次第に明らかになってきた」と語った。また、同市のパーカー市長は同日、行方不明が約300人に上っていることを明らかにした。>
え~、またまた地学屋としてのカンだなのだが、遥か遠くで映像を見ているだけでも、私は行方不明者の人数はこんなものではないと感じている。しかしここでも「記者クラブ根性」と「談合」なんですね。日本の大マスコミはことごとくこの時の首相の「300人」に寄り掛かっている。
どうもあの国と日本ではカウントの仕方が違うのではないか。あちらは「少なめ」つまり実際に倒壊した家屋を見てその下に何人いるかということを見積もっている。日本は「連絡がとれない」ひとを行方不明として数える。しかし、ここにもダブルスタンダードがあっておかしなことに「あの語学学校のビルにいて連絡がとれないひと」の数字ばかりが20何人だとひとり歩きしているのだ。外務省の発表がそうだからであって「記者クラブとしては自分たちで調べることなく、それをたれ流している。
私は別の数字が気になって仕方がない。
NZ地震:日本人不明、23人に/倒壊現場で1人救出>
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110223dde001030013000c.html
いや,見出しは例によってお下げ渡しの数字なので無視して下さい。大切なのは記事のこちらの方である。
<外務省領事局によると、23日午前までに、クライストチャーチ在住の在留日本人1558世帯のうち、182世帯の無事が確認された。残る世帯についても現地の日本人会や日本企業、警察当局などを通じ照会している。>
無事の確認、まだ1割強ですぜ。現地の通信状態はきわめて悪いそうで、そのためだと思うしそのことを祈るが、もっとこの数字は大きな活字になっていいのではないか。この世帯の何倍もの関係者が日本で気をもんでいるはずなのに、何なんでしょうかね、この無関心さは。
阪神淡路大震災の時を思い出す。実家の家族の安否を気づかった私がやっと落ち着けたのは、昼過ぎになって連絡がとれてからだった。駆けつけた編集部で「勝谷、公衆電話からかけろ!」と教えてくれた先輩がいて、ようやくつながったのである。
同じ思いをしている関係者は何千人も日本国内にいるのではないか。それにこたえるのも大マスコミの責務だと思うのだが。

地震に対する菅直人首相の対応を見ていると、辞めてくれとか不快とかを通り越して日本人として殺してやりたくなる」と私に言ったひとがいた。わからなくはない。このセリフ、信じられますか。
菅首相地震に迅速対応」でも政府専用機で混乱>
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110223-OYT1T00837.htm?from=navr
<政府は23日、ニュージーランド地震を受けた国際緊急援助隊派遣など、日本政府の迅速な対応をアピールしたが、政府内で足並みの乱れもあった。
「これまでのところ、極めて迅速に行動できた」
菅首相は国会内で開いた関係閣僚会議で、政府の対応を自賛した。党首討論でも「迅速な対応が出来た」と繰り返した。>
私はテレビのニュースで最初にこれを聴いたのだが、怒りに身体が震えましたね。
昨日の日記のタイトルをもういちど思い出して欲しい。
<瓦礫の下に同胞が埋まる中、地震発生から10時間たっての会議の決定が「情報収集に努める」?狂ってる>。
この時点で<狂ってる>と私は思っていたのだ。その上でのセリフである。確かに<狂っている>を通り越して「殺してやりたい」だ。おまえが瓦礫に埋まりやがれ。あっ、ちなみにガラスばかり使った首相官邸は極めて地震に弱いというのは地学屋の常識です。期待値は高い(笑)。
邦人3000人が住み暮らす街が大地震に襲われたという一報が入ってから延々とセクトのリンチのための会議を繰り広げていた首相がどの口で「迅速な対応」と言う。恐るべきは、大マスコミがこのセリフに突っ込まないことだ。それどころか支那地震の時の援助隊派遣は数日たってからだから、今回は早いなどと褒めている。阿呆か。支那の時はあちらが「来て欲しくなかった」からだろう。
今回も決して早くはない。韓国の援助隊はずっと先に到着している。むろん現場に責任があるわけではない。決断し、派遣命令を出すのが遅かったのだ。
テレビで東京消防庁ハイパーレスキュー隊が命令を受けて出動するさまを流していたが涙が出ましたね。大勢の幹部が居並ぶ中で隊旗が授与され、全員に見送られて出発する。そして乗りこむのはなんと消防車だ。サイレンを鳴らす車の車中から隊員たちが敬礼し、幹部が答礼する。もうここから「現場」なんですね。命令を出す側の腐れ極左どもとのなんという違いだろう。ぜひとも、頑張っていただきたい。そして同胞のみならず、多くの人びとの命を助けて下さい。

菅さんをはじめとする政府の対応に私が腹を立てるのは被害にあった方々が今の日本では貴重になった「海外を目指すひとたち」であることもひとつだろう。もちろんニュージーランドへの語学の短期留学というのは、ご存じのようにかなり敷居はひくい。しかしひとりひとりが残していった言葉を聞くと「海外で仕事がしたい」「看護に英語を役立てたい」などと志にあふれている。
これほど日本人の若者が海外旅行をしなくなった、海外の大学に行かなくなったと憂慮して騒ぐ中では、まことに元気で勇気がある方々である。文部科学省は省庁の枠を超えて救助に関係する部局のケツを蹴り上げるべきだろう。「海外雄飛の夢を持ち、向学心にあふれる日本人をすぐに助けに行け!」と。そこまでやってこそ、日本人の教育と知性と道徳心を司る役所である。
防衛省もぜひ、昨日私が書いた補給艦などの派遣について官邸に提案して欲しい。クライストチャーチのインフラの破壊は予想をはるかに上回っているようだ。水道が復旧するにはかなり時間がかかりそうだし、避難所も見たところそれほど整備されていない。
初動には遅れたが、逆に今から足は遅いが輸送力のある船の威力が発揮されるのではないか。日本でも災害がある時によく見かける給水車と、わが国が誇る美しくおいしい水を大量に積んで行ってあげて欲しい。あるいはトルコの地震の時のように、仮設住宅も運んで行ってあげて欲しい。
ニュージーランドは大勢の日本人をワーキングホリデーで迎え入れてくれている。その現役やOBの人びとから「何か手伝えないか」という声があがり、ネットワークも広がっているようだ。こういう時に少し背中を支えてあげるのが「まっとうな国」だ。たとえばチャーター機を提供できないか。フェリーを借り上げて出しては時間がかかりすぎるのか。しかしそうしたことを検討する姿勢を見て国民は政府のやる気を判断するのである。
ちょうど学生たちは春休みに入る。ボランティアに行きなさい。ひょっとするとこれがきっかけとなって海外に雄飛する勇気が与えられるかも知れない。南の隣人に、日本人の「義」を示す時である。

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