パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

アメリカでは堂々とチベット問題を中国にぶつけている! 日本は?????

NHKニュースより
 

チベットの関係者およそ250人が参加して、中国政府が、少数民族チベット族を弾圧しているとして、抗議活動を行いました。



中国の次の最高指導者としての地位を固めている習近平国家副主席のアメリカへの公式訪問に合わせ、首都ワシントンでは、 
 チベットの関係者およそ250人が参加して、中国政府が、少数民族チベット族を弾圧しているとして、抗議活動を行いました。 
 
  中国では、ことしに入ってからチベット族が多く住む内陸部の地域で僧侶が焼身自殺したり、住民と警察が衝突したりして 
 死者が相次いでいます。こうしたなか首都ワシントンでは13日、習近平国家副主席のアメリカへの公式訪問に合わせてチベット族 
 の関係者らでつくる団体の呼びかけで、およそ250人が参加して、抗議活動が行われました。 
 
  参加者は、ワシントンの中心部からホワイトハウス前まで行進し、中国政府は、少数民族チベット族を弾圧しているとして 
 抗議するとともに「アメリカよ、チベットのために声を上げろ」とか、「中国政府よ恥を知れ」などとシュプレヒコールを上げました。 
 
  両親が共にチベット族で、アメリカに移民した30代の男性は、中国ではチベット族への弾圧が強まっているとして、懸念を示した 
 うえで「オバマ大統領には、習副主席との会談で、中国政府が国際社会で敬意をもって受け入れられるためには、チベット族への 
 対応を改めることが必要だと伝えてほしい」と話していました。 
 
 ソース(NHKニュース) http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120214/k10015999441000.html 





2012/02/12 04:19 ブログより

ワシントンでの米中関係の新展開(であるかのようにみえる動き)について

イメージ 1

         (習近平中国国家副主席)
 
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〔ワシントン=古森義久
中国の習近平国家副主席の14日からの訪米は中国の次期最高首脳の米国側との初の顔合わせとして新時代の米中関係の幕開けを告げうるとも注視されている。
 
米中関係の動きをそれぞれ30年以上、追ってきた米側のベテラン専門家2人にインタビューしてこの訪米の意味や目的を聞いた。
 
今年中には中国共産党総書記就任が確実とされる習氏の訪米の目的についてジョージワシントン大学教授のロバート・サター氏は「両国の政権が習訪米により米中関係の安定を誇示したいと願っているが、その意欲は中国側の方が強く、次期最高指導者となる習氏を米側に向けデビューさせたいわけだ」と述べた。 
 
米中経済安保調査委員会委員のラリー・ウォーツェル氏も「この訪米は実質的というより象徴的、儀式的な意味が強いが、米中関係の基調を再設定する機会にする期待は両国側にある」と論評した。
 
しかし習氏の米側との実際の接触ではサター氏は「両国ともいま改めて顕著となった米中間の政治体制に始まる基本的な差異をできるだけ隠し、対話や協力を表面に出しての実務的にみえる会談にしたい意向だが、この点でも中国側の方がその意向が強い」と述べ、その理由として米側ではいま議会などから中国チベットなどの人権抑圧や南シナ海などでの攻勢的な対外姿勢への批判が強まり、オバマ政権もその流れを軽視できないことを指摘した。
 
ウォーツェル氏も「米側では政府、議会ともに中国側の人民元レート操作、軍事拡張、南シナ海での強硬行動、イラン支援などへの強い不満があるが、習氏はそれらの課題を討議の対象にすることを避けるだろう。米議会はなお追及するかも知れないが、結果として対立の少ない経済分野の案件が主課題となると思う」と述べた。
 
同氏はその経済案件について「習氏は米側の産業界代表との懇談などで米中経済関係の強化を説くだろうが、経済分野でも現実には知的所有権侵害、世界貿易機関WTO)規則不履行、人民元レート操作など中国の行動への米側の不満は強い」とも解説した。
 
米国側の政治状況が習訪米に与える影響についてサター氏は「いま大統領選の予備選最中で党派争いが激しく、オバマ政権の対中政策も共和党側から軟弱すぎると批判されて、同政権は習氏訪問でも中国への批判を表明せざるをえなくなりうる。中国側はいまその種の批判はなんとか避けたいところだ」と語った。
 
ウォーツェル氏も「大統領選でオバマ氏が敗れる可能性もあるから、中国側にとってこの時期にオバマ政権とのきずなだけを強調することにもリスクがあり、習氏もその点を認識しているだろう」と述べた。
 
習氏の指導者としての特徴についてウォーツェル氏は「習氏は同じ太子党同士として劉少奇氏の息子の人民解放軍上将の劉源氏と親しいが、劉上将は反米強硬派であり、その習氏への影響が懸念される」と語った。
 
サター氏は「習氏は中国の歴代最高首脳のうち個人としての実績や名声という点では最も弱体のリーダーとなる」と指摘した。
 
なおサター氏は1970年代以来、米国歴代政権の国務省や国家情報機関、議会調査局などで中国や米中関係を専門に政策研究にあたってきた。
 
ウォーツェル氏も1970年代から米陸軍の中国専門家として北京駐在の武官や国防大学教授を歴任した後、ヘリテージ財団副所長をも務めた。





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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
      平成24(2012)年 2月15日(水曜日)
    通巻第3558号 <2月14日発行>
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厦門事件の公判がまもなく開始という絶妙のタイミングで
軍の汚職腐敗粛正キャンペーンは習近平の親友=劉源が指導するらしい


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 徐才厚(軍事委副主任、大将)が近日中に広東省へ赴き部隊を視察する。現地では軍区の高官を集めて綱紀粛正の訓話をたれるという予定が発表されたが、政治的タイミングから様々な憶測を呼んでいる。

 第一に北京中枢の泥仕合(権力闘争)が輻輳して折り重なり、重慶特別市書記の薄き来が失脚するか、どうかの瀬戸際。しかし軍としては「唱紅打黒」のスローガンは否定できない。

 第二に習近平訪米の政治的演出を不快とするアンチ習近平派は近日始まる頼昌昌の裁判に比重をかけている。
頼昌昌は「厦門事件」(中国共産党始まって以来の密輸事件)の主犯だが、当時の事件の背後に福建省の省長などをつとめていた習の関連が云云されているからだ。
 習訪米を米国は人権問題、アジアの安全保障、貿易不均衡、人民元過小評価など両国のかかえる難題を露骨に話題とはせず、米中国交四十年をいわって世界システムの安定を確認する。米中は最近もシリア、イラン制裁で百八十度態度を異にしているが、オバマは等閑視する。

 もっとも「習近平より弐番目の夫人となった澎麗媛は軍所属の民俗歌手であり、その妖艶な容姿ともども習よりもカラフルで目立つ存在だ」(タイム、2月20日号)。
 26年ぶりの訪米となる習は、米政界に事実上のデビューが目的である。

 第三に胡錦涛ら「共青団」が期待する王洋(広東省書記)の浮沈に関わる政治的絡みがあり、この輻輳した糸を徐才厚広東省訪問で解きほぐすのか、ややこしくするのか。
というのも王洋が主導した陸豊市鳥炊村の暴動から民主選挙というモデルケース(広東模式)を軍が歓迎していない。
 鳥炊村では新しい村の書記を選ぶのに共産党始まって以来、稀なケースとなる自主投票を実行した。しかしこれも世界のジャーナリズムへ向かっての演出効果をねらっただけのパフォーマンスの匂いがする。


 人民解放軍は腐敗した軍隊

第四におりからの時勢を背景にして、軍はまたしても次年度国防予算の二桁増を獲得したばかりである。
 が、軍のなかで次期主導層の中枢を担うと期待される、習近平の幼なじみにして太子党劉少奇の息子=劉源は人民解放軍の綱紀粛正を意図し、「腐敗追放」「軍の正義」を訴える講演を行ったことが判明した。
 「軍の評判がわるく腐敗がはびこっており、この粛正をできるのは劉源しかいない」というのが軍高層部の合意らしい(多維新聞網、2月13日)。

 前号で報じたように解放軍総後勤部副部長だった谷俊山が汚職を摘発されて失脚したが、かれは軍に納入する用品、機具のディーラーから広く賄賂を受け取り、この資金を活用して河南省在住の実弟に不動産投機を指示、巨富を得ていたという。

 06年に失脚した前任の王守業(中将)も、業者から多額の賄賂をうけとって北京にセントラル冷暖房完備の豪邸を建て、その大型冷蔵庫には米ドル、香港ドルなど多額の外貨の札束がうなっていたとされる。

 しかし、このような業者との癒着、高官間の上納システムなどの腐敗体質は全軍的かつ伝統的なものであり、軍人が清潔をもって旨とするなどというモラルが成立しているのは精々が先進国の軍隊ぐらい。
日本の自衛隊は世界一モラルの高い軍隊で例外と考えるといい。

 「軍が腐敗すれば、イザ戦闘となっても戦えないではないか」と劉源は獅子吼した。
 この劉源の講演は春節前夜、上海で600名の将校を前に行われた