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「尖閣史料」また発見!「中国の主張」破る石井望准教授(附:石井氏講演会の案内)




中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢えて語らぬ生命線防衛の重要性を考えたい。

「尖閣史料」また発見!「中国の主張」破る石井望准教授(附:石井氏講演会の案内)

2013/03/20/Wed
日本政府が尖閣諸島を領有したのは一八九五年。同諸島が清国を始めいずれの国にも属さない「無主の地」であることを確認した上でのことだったが、一九七一年に突如領有権を主張し始めた中国(中共国府)は「無主の地」だったことを否定。もともと中国(明国、清国)の統治下にあったものを日本が盗取したと宣伝し、今日のように日中関係を紛糾させ、東亜情勢を緊迫させているところだ。

そうしたなか、明国、清国の文書を調査して、これらの国が尖閣を領有していなかったことを実証し続けるのが、長崎純心大の石井望准教授である。

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石井望准教授。その研究活動は中国の対
日宣伝工作には障害だ

中国側はその研究活動を恐れ、当初は御用学者を動員し、石井氏誹謗のキャンペーンを張ったりもしたが、しかし騒げば騒ぐほど石井氏に脚光が当たることに気が付いたか、最近は「黙殺キャンペーン」(?)に打って出ている。あの国が反論せずに沈黙するのは、もちろん反論できないからだ。

さてその石井氏の最近の「発見」について、八重山日報が三月十七日、下の如く報道している。

―――石井准教授が新事実を発見した史料は、明国の「湘西紀行(しょうせいきこう)」「東西洋考(とうせいようこう)」「盟鴎堂集(めいおうどうしゅう)」の3種。

―――それによると、元和二年(1616年)、日本から台湾征討のため派遣された使者明石道友(あかしどうゆう)が漂流し、福建沿岸の東湧島(とうゆうとう)(今の馬祖列島東端)に停泊した。

―――その際、明国の偵察員に対し「大明の境界に入らず」(明国の領土には立ち入っていない)と述べた。明石は出航前にも、長崎代官から「天朝(てんちょう)の一草一粒(いっそういちりゅう)をも犯すを許さず」(明国の領土に立ち入るな)と厳命されていた。


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「国王(長崎代官の事)は天朝の一草一
粒をも犯すを許さずと厳禁した」とある

―――石井准教授は「明国の領土を犯さないように、東湧から東が無主地だと事前確認した上で渡航したことを史料は示している。当時の尖閣航路は季節風を利用する帆船の一本道。その西の出入口に東湧が位置するため、尖閣航路全体を無主地として日本側が確認していたことが分かる」と分析した。

―――1895年に日本政府が尖閣を領土に編入したことについて「明治の確認は決して一夜づけでなかったことが明らかになった。中国側の『盗んだ』などの主張は全く成り立たない」と強調した。

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日本領有前の尖閣諸島は明国・清国に帰属しない無主の地だったことは明らか。日本が盗み取ったとする中国の宣伝は悪質なデマに過ぎない

中国のミスは、明国が尖閣を領有していなかったことを示す文書を焚かなかったことだ。

しかし日本側にも怠慢が目立つ。なぜこうした「発見」を強調しないのか。

たとえば国民が大喜びする特ダネとして、全国紙などは大騒ぎしても好さそうなものだが、もしや中国を刺激するのを恐れ、それに歩調を合わせて「黙殺」の構えか。

それならこうした「発見」情報は、国民が全国、そして世界へ拡散して行こう。

なお、三月二十三日には都内で石井氏が下記の通り講演を行う。奮って参加を。


台湾研究フォーラム第160回定例会

講師:石井望氏(長崎純心大学准教授)
演題:尖閣諸島問題―中国古文献で証明する中国の主張の虚構


尖閣諸島を「明国時代以来の中国の領土」とし、日本の領有権を否定する中国政府。その宣伝の虚偽を明国時代の文献調査で明らかにし、マスメディアの注目を集める漢文学の専門家、石井望氏をお呼びし、改めて調査の結果を紹介するとともに、同氏批判に躍起になる中国人学者たちの主張に見られた中国の論法の類型を指摘していただく。(ゲスト:ジャーナリスト・西村幸祐氏)

【日時】3月23日(土)18時20分~20時30分
【会場】文京区民会議室4階ホール
(東京都文京区春日1-16-21文京シビックセンター内)
交通:東京メトロ 後楽園駅・丸の内線(4a・5番出口)南北線(5番出口)徒歩1分
都営地下鉄春日駅三田線大江戸線文京シビックセンター連絡口)徒歩1分
JR総武線 水道橋駅(東口)徒歩9分
【参加費】会員500円、一般1000円 ※会場では平成25年度会費を受け付けます。
【懇親会】閉会後に付近の店で開催。会費は2000円くらい。
【問合せ】070-6484-2624


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