パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

またチベットで焼身自殺! 凄まじい痛みを伴うにもかかわらず、チベット族が「焼身自殺」を選ぶ理由

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日本も目をそむけてはいけない……
 米政府系放送局ラジオ自由アジアによると、去る3月24日、中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州で、チベット族の女性が中国当局の高圧的な統治に抗議して焼身自殺した。
 中国政府の発表によると、同国内にて焼身自殺を図ったチベット族が、2009年2月、ついに100人を超え、今回の事件により、未遂を含めて実に110人ものチベット族焼身自殺を計ったとされている。
 中国政府は、焼身自殺をやめるように呼びかけているものの、ここ最近ますます増加する傾向にある。
 ただ、同国の報道規制を考えると、この数もある程度統制されたものだというのは、想像に難くない。中国西南部を占める区域自治区であるチベットは、マスコミの取材や写真撮影はすべて禁止されており、焼身自殺や暴動などが起きている背景や街の様子は一切伝えられないまま今日に至っている。その背景には、1949年の毛沢東率いる中国共産党チベット侵攻に始まる、半世紀以上の差別的支配が根強く潜んでいるのだ。
チベット族が「焼身自殺」を選ぶ理由
 イスラム教と違い、仏教やヒンドゥー教において、焼身自殺という行為自体は、けして禁忌ということはなく、何世紀にもわたって行われてきた。特に、インドではそうである。
 焼身自殺の苦痛は想像を絶するとされ、死因は「呼吸困難」「出血」以外に、「凄まじい痛みによるショック死」があるそうだ。今年の2月には「ダライ・ラマ万歳!」と叫びながら焼身自殺をしたチベット族の男性僧侶がニュースになったが、炎に包まれながら叫ぶ姿は、“訴える”ための自殺としては最も効果があるかもしれない。
 また、「焼身自殺」を選ぶのには、チベットに伝わる宗教観が影響を与えていることも事実だ。
 チベット仏教は、7世紀頃インドからチベットに伝わった仏教の一派であり、密教的イメージが強いが、チベット人固有のものではなく、広く普遍性を持っている。その本質は、「空の思想」、つまり、「一切の法は空であって、実在しない」と説く中観思想というものであり、仏教哲学諸学派の思想の中で、最高のものと考えられてきたのである。そして、西洋的な「死=絶対的破滅」という考えと違い、「死」は輪廻転生の一通過地点にすぎず、人間は「死」「中有」「生」と、輪廻を繰り返していくとされている。
 また、チベット仏教ではこの三事を清めて、仏の「三身」にまで高めていく過程で、「輪廻」を断ち切り、「クリアライト(純粋な光)」との融合を図る行法があり、それが『チベット死者の書』と呼ばれる教典に記されている。それによると、死者はまず、非常な畏怖を覚えるまばゆい光に出会い、これに勇気を持って飛び込めば、真理に融化し、成仏するのだという。そうでないと7日後にまた別の光に直面して、同じような状況に立たされ……。このようなことが7日まいに、49日まで繰り返されるというのだ。そして、光への融化がなければ、その後、死者の生前の行為や心に応じて「地獄」「畜生」「人間」など、6つの世界のいずれかに生きているものの胎に入り、「三身」になるまで、グルグルと輪廻し続けるという。
 この宗教観を踏まえると、チベットの僧侶たちは、どんなに訴えても、中国政府の制圧から逃れられない現状(この世)では、もう打開できないことを悟り、来世で道を切り開くために、自ら焼身自殺によって、いったん現状の流れを断ち切ろうとしているのかもしれない。また、まばゆい炎を「クリアライト(純粋な光)」と見立て、少しでも三身に近づこうとしているのかもしれない。

 チベットの多くの僧侶たちは、チベット国家をなきものにしようとした毛沢東政権下で拘束され、時には地面に掘られた巨大な穴に放り込まれて、糞尿をまき散らされて生き埋めにされるようなこともあったという。この聞くもおぞましい非人間的な殺戮行為が、国家と民族のカルマとして残らないはずがない。焼身自殺という行為は、どうしようもない現実をただ悲観するものではなく、輪廻転生の中における、1つの打開策なのだろう。




日本では 護国寺において 在日チベット人会が 第4水曜日 にラカル運動として焼身抗議者の人々を弔う お祈り会を 6:30-830 おこなっています。
詳細は http://www.tibetancommunity.jp/    まで

しかしながら 法王事務所は 在日チベット人会の役員が、
正当に選ばれていないと言いなん癖をつけて、このお祈り会を
否定している模様です。

祈りは亡くなった人々を追悼することもできますが、よからぬ人に対して悪行を断たせることもできます。 
日本において 十分な中国批判や チベット支援が伴われないのは
関係者に 中国のチベット支配に組するものがたくさん含まれていることです。たくさんの中国のコントロール化にある人が一杯いるのです。

日本人も 安部政権が登場したときに 中国に目覚めました。
チベット問題が64年を超えて 占領地域が大きく開発され、漢人化が進み、 チベット人の中にも漢人化に取りこまれる人々がたくさんいることを知ってください。
あの 在任中はチベットのためにほとんど運動せず、原発再稼動の 起動を自ら押し、議員になるべくチベット運動を 再度利用しようとする民主党牧野前議員を いまだにチベット運動の核にしようとする、
法王事務所には 現在の保守のチベット問題にたいする政治的な動きは見えていないようである。

しかしながら牧野前議員が日本新党のぺーぺー議員から
民主党経済産業省副大臣まで登りつめたのも、ダライ・ラマ
法王支援と言う大きな看板を 日本の僧侶たちが後押ししたので
あろうが、嘆かわしいところである。


チベット問題を本当に前向きに動かすため、安部自民党政権や   桜井よしこ氏等の保守陣営がダライ・ラマ法王を支援して動いている現実に対して、 いまさら国民を愚弄した民主党牧野氏を政治の流れに使うとは いかに ダライ・ラマ法王日本事務所が現実を無視しているのかあるいは 個人的な行動なのか理解に苦しむところである。

この5年間のチベット運動をみておれば 支援者が中国に対して動けば動くほど、チベット運動からの 正反対の力が働くのは 誰が動かしているのだろうか?

果たして 中国の力は凄まじいものがあることが実感できる チベット支援の現在である。