イリハム・マハムティ氏が台湾紙で連帯アピール : 台湾は日本の生命線!
投稿日:2013年11月8日
中国の天安門での車輛突入事件に関し、同氏は次のように語っている。
―――事件に関しては疑問点がとても多い。まず死亡した三人は夫婦、母子関係だということ。通常の自爆攻撃なら家族を巻き込まない。それから車輛は人で溢れる天安門に侵入した時、クラクションを鳴らしていた。テロリストなら死者は多いほどいいと考え、そんなことはしない。中国政府が外国の記者の取材を禁じたことでも疑問は膨らむ。
―――要するに中国の目的は、この事件を口実にウイグル人への弾圧を強化することだ。今後弾圧が一層厳しくなるのは必至で、ウイグル人の団結も一層強固になるだろう。予想できるのは、今後不幸な事件は必ず増えて行くということ。これは悪性循環だ。ウイグル人に対する大量虐殺は近いうちにあると見ている。
―――中国政府は我々を人間と見おらず、そこに何かを訴えても意味はない。我々は自分たちの惨状を世界に訴えて行くしかない。
このような分析を見せたイリハム氏。中国政府の情報操作、民族弾圧の手口を熟知する者ならではの指摘であり、日本のマスメディア報道とはやはり視点がやや異なる。
―――我々は中国に圧迫される全ての民族と合流し、共に暴政に立ち向かわなければならない。以前からそうだし、今後も連携は強化されるだろう。
―――そして更に必要なのは台湾からの支援だ。しかし現在の馬英九政権に支援を要請するのは難しい。中国はあらゆる反抗勢力をテロ組織と呼んでいるが、台湾も将来は中国からテロ勢力と呼ばれる可能性がある。
しかし期待すべきは台湾人の良識である。ウイグル民族の悲惨な現状に対する理解が広まって行けば、「優しい民族性」によって同民族への同情心が一気に高まる可能性もある(その意味からも、今回のインタビュー記事が掲載されたのはよかった)。
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イリハム・マハムティ氏が台湾紙で連帯アピール : 台湾は日本の生命線!