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ダライ・ラマ14世:ハンセン病の患者らと交流

ダライ・ラマ14世:ハンセン病の患者らと交流

毎日新聞 2014年03月22日 21時25分(最終更新 03月22日 21時30分)
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ニューデリーで、元ハンセン病患者でインドの「ハンセン病回復者協会」会長のV・ナルサパさんの指のない手を頬に寄せて笑顔をみせるダライ・ラマ14世=2014年3月20日、杉尾直哉撮影
 ニューデリー杉尾直哉】チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世が20日、インドの首都ニューデリーハンセン病患者や元患者、家族ら約1万人が住む居住区を訪問し、住民と交流した。元患者らと親しく接し「あなた方の笑顔はすばらしい。皆さんへの偏見や差別をなくさねばならない」と訴えた。
 ダライ・ラマは1989年にノーベル平和賞を受賞した際、賞金の一部を寄付するなどハンセン病に高い関心を持ってきた。

 今回は、世界でハンセン病の差別撤廃に取り組んできた笹川陽平日本財団会長の要請を受け訪問した。今年7月に79歳になるダライ・ラマは、演説で「私も最近は足腰が弱く、皆さんと同様、肉体的な困難を感じている。だが自信を持ち、精神的に幸せであることが大事だ」と励ました。

 インドでは毎年約13万人がハンセン病に感染し、世界の新規患者の約6割を占める。治療法が確立し、感染しても6カ月で完治できるが、社会的な差別が根強く、患者らは元患者らの居住区に寄り添うように住んでいる。

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