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高智晟弁護士釈放 妻「米国にきてほしい」

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7日午前(現地時間)、サンフランシスコの中国領事館前で記者会見に臨む高氏の妻耿和氏 (大紀元)

高智晟弁護士釈放 妻「米国にきてほしい」



大紀元日本8月8日】中国政府による人権弾圧を非難したため「国家政権転覆扇動罪」で投獄されていた中国の著名な人権弁護士・高智晟氏(50)は刑期満了の7日に釈放された。関係者から早くも、「今後も当局による監視が続くであろう」と懸念の声が高まっている。

2009年に当局の監視・脅迫に耐え切れず、2人の子どもを連れ米国に渡り、難民として保護された妻の耿和氏(サンフランシスコ在住)は、7日午後に出所し親戚の家に到着した夫と4年ぶりに電話で話した。監視係の人が側にいるため、長くは話できなかったという。「夫の歯はひどく損傷し、蒸しパンも手で細かくちぎって食べるしかない。獄中でどういう虐待を受けたのかを想像するのも苦しい」と夫を労わる耿氏は、米国政府に救出を請う意向を示した。「米国でしっかりと健康診断と治療を受け、真の自由を得させたい」

北京在住の人権弁護士・李方平氏は「(2006年から)高氏に対する不法勾留や拷問が続いた。今回釈放されたとしても、完全に自由になれるかは疑問だ」と述べた。

高氏の親友、北京在住の人権活動家・胡佳氏は「習近平政権が前指導部と違う対応を取るかどうかを見極めたい」とし、「以前と同様の扱いになる可能性も払拭できない」と語った。

高氏は2005年から、最高指導部に対して伝統的気功・法輪功への弾圧の違法性を幾度も訴えたため、2006年に懲役3年執行猶予5年の有罪判決を受け、2011年末から新疆ウイグル自治区の刑務所に収容されていた。

国務省、英国駐中国大使館、国際人権組織「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」などは最近相つぎ、中国政府に対して高氏の予定通りの釈放を求めるなど、国内外の各方面は同氏のことを気遣っていた。

中国国内メディアは高氏の釈放を報道しなかった。

(翻訳編集・叶子)