パルデンの会

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香港で「雨傘革命」第二弾、市民デモが再開


新聞は何を伝えるか????

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成27年(2015)2月2日(月曜日)弐
通巻第4453号
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香港で「雨傘革命」第二弾、市民デモが再開
意外に低調、13000名しか集まらなかった
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「占中」(セントラルを占拠せよ)と呼号して、中国に民主化を要求し、普通選挙の実施を迫った香港の「雨傘革命」は昨十二月に解散し、指導者等は当局に自首した。民主化運動は萎縮したかにみえた。

二ヶ月の休憩期間をおいて、人権団体がよびかけたデモ行進は2月1日の日曜日にヴィクトリア広場を出発した。
「主催者の参加予測は五万人、警察調べでは13000名が集まったが、最後の解散地点で残ったのは僅か8800名に過ぎず、そのうえデモ終了後の道路占拠の呼びかけはなく流れ解散となった」(ウォールストリート・ジャーナル、2月2日)。

このデモの低調をみていると、またまた香港の若者を支配するのは全体主義共産主義体制への絶望と諦念であろうか。


香港「雨傘」デモ再び 民主的選挙求め     1万3000人

1日、次期行政長官選挙の民主的な実施を求め、香港中心部をデモ行進する市民ら=共同
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/images/PK2015020202100042_size0.jpg
 【香港=共同】香港中心部で一日、二〇一七年に行われる次期行政長官選挙の民主的な実施を求めて市民ら約一万三千人(主催者発表)がデモ行進した。
 昨年九月末から約二カ月半続いた幹線道路占拠が十二月に収束して以降、これだけ大規模なデモが行われたのは初めて。地元メディアによると、警察は二千人規模の警官隊を出動させ、道路の再占拠を防ぐため警戒に当たった。
 行政長官は従来、親中派が大半を占める選挙委員会による投票で決まっていたが、次期長官選では市民一人一票の普通選挙の導入が検討されている。
 しかし中国が民主派の立候補を事実上排除する決定をしたため、一日のデモで市民らは「真の普通選挙を」とシュプレヒコール。さらに「偽物の民主はいらない」などと書いたプラカードを掲げて中国を批判し、決定撤回を求めた。
 参加した男性(31)は、昨年の占拠による抗議行動は具体的な成果を何も挙げられなかったと指摘した上で「民主化の道は長い。偽の普通選挙は必要ないので今後も抗議を続けていく」と話した。