パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

ラビア・カーディ​ル世界ウイグル会議総裁と懇談!「イスラム​国と支那はかわらない」

日本ウイグル協会の方からはカーディル女史の来日は伝わってこない。
代表が協会のゴタゴタで苦境に立っており、それを改善するためにも来日したようである。
シリアの人質殺害事件が国民の話題になっており、イスラム=悪 にならないようにマスコミはうまく
リードしてほしい。 特にこの時期 支那共産党から ウイグル人活動家=テロ活動家 という情報が
どんどん流されて来ています。 それを判って垂れ流しする大手新聞社やテレビ局の 質の悪さは
今回の人質事件でも 国民は繭をひそめたはずである。
大手のマスコミが伝えない カーディル女史の来日 にアンテナをはっておきましょう。

ちなみに カーディル女史の来日 をお膳立てしたのは「幸福の科学」 彼らが日本ウイグル協会の
ごたごたにも介在しているようだ。 だからマスコミが動かない。 幸福の科学は独自の言論雑誌を持つ。
「 LIBERTY 」    宗教は金を持っているから!!!!

勝谷誠彦の有料ブログより転載

2015年2月2日号。<ラビア・カーディ​ル世界ウイグル会議総裁と懇談!「イスラム​国と支那はかわらない」>。



勝谷誠彦の××な日々。 crmstyle.com 経由

6:36 (4 時間前)

 2015年2月2日号
  2時半起床。
この日記を読んで下さっている読者にはなかなか激しい志をお持ちの方が多いが、今回のイスラム国の同胞の虐殺に対する反応はいつになく激烈かつ膨大だった。しかし、多くの方はその感情の持っていきように戸惑っているようにも感じられる。戦前ならばそれこそ「暴支膺懲」で国論が沸騰し、すぐに「兵を出せ」となったのだろうが、いまの私たちにその選択肢はない。こうなってはじめて「国家として不完全」であることを痛感した国民も多いと思う。
一方で私は、日本人というのは本当に礼に厚く優しい人々だと改めて感動した。この優しさは戦後に醸成された平和ボケとはまた違っていて、民族性というほかはない。後藤健二さんの会社『インディペンデント・プレス』がサイトで発表したコメント。
<日本政府及び各国政府並びに国民の皆様へ>
http://ipgoto.com/
 <この度は、後藤健二が世間をお騒がせすることとなり、大変申し訳ございません。
解放に向けご尽力いただきました日本政府及び各国政府、並び無事解放を願っていただきました国民の皆様に対しまして、親族一同心よりお礼申し上げます。さらに、この間ご支援を頂きました友人の皆様に心より感謝申し上げます。>
お詫び、続けて感謝の言葉からまず始まるのだ。他の国だと逆だろう。「最後に」でようやく政府などへの謝辞が来る。他の家族の方々の発言も、みな同じだった。
もうひとかた、私が心を動かされたのは、先に殺されたとされる湯川遥菜さんの父上、正一さんのコメントだった。
<湯川さん父親「ことばがない」>
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150201/k10015123621000.html
 <湯川さんは、後藤さんを殺害したとする動画がインターネット上に投稿されたことについて、「息子の救出に向かい、こういう最悪の結果になったということは、本当に残念でことばがありません。心苦しく、胸が張り裂けるような思いです。ご家族の方に、ただただ申し訳ないということでいっぱいです」と涙ながらに話しました。>
NHKを引いたが、私は民放の映像で観た。語りながら正一さんは眼鏡を外して慟哭した。自分の息子をなくした衝撃が続いている中で、いかに助けに行ってくれたとはいえ、知人についてこういう感情をあらわに出来るというのも、なかなかないことだろう。

 大マスコミはこうした時の通例として、イスラム教徒たちのコメントをいろいろと集めて報じている。「あんな連中はイスラム教徒などではない」「イスラムは平和を愛する民だ」。後者は歴史的、世界的に見て私は全面的には首肯するものではないが、まあだいたいはそうだろう。そんな中に傾聴に値する意見があった。「そもそもイスラム国と表記するのをやめて欲しい」確かに。目からウロコ、コロンブスの卵だ。
あれほど「テロには屈しない」と世界中で言っておきながら「イスラム国」と奴らの「言い分」をそのまま伝えていることでもう既に「屈している」のではないか。ご存じのように巧みなプロパガンダを展開している連中である。しかしそのプロパガンダの最たるものはこの国名ではないのか。欧州などから狂信的なイスラム教徒が「参戦」するのも、かかる「ブランド」があるからだろう。

昔「暴走族と呼ぶからつけがるので、珍走族と言ってやろう」などという運動が盛り上がったことがわが国でもあった。同様に各国で相談して「イスラム国」などではなく「シリアイラク半グレ集団」とか「中東ならずもの」とか命名できないものか。「国」を外すのも大切である。そもそもどこも「国」だと認めていないのにメディアがそれを使うのはおかしい。
もうひとつ。イスラム教徒のみなさん。口々に「あんなものはイスラムではない」と言うのならば、自分たちの権威あるイスラム学者たちを動かして、次々に奴らを「破門」させていただきたい。イスラム世界全体の指導者というのは存在しないので、そうするしかない。それが出来ないのは、実はそれぞれの国にやはり「イスラム国に同調する勢力」があるからではないかと、私は疑う。
大マスコミに登場する「識者」は建前論ばかりお話しになりこういう微妙なホンネには言及してくれない。イスラム圏の「シンパ」は地図を使って報じても「自浄作用」は寡聞にして聞いたことがない。あそこまでの連中が出てきた以上、そういう動きもあってしかるべきではないだろうか。ところが、耳を疑うような逆のニュースが飛び込んできた。

<エジプトのムスリム同胞団系グループ、「外国人は出て行け。退去しないと攻撃」と脅迫>

http://www.sankei.com/world/news/150131/wor1501310053-n1.html
 <エジプトのイスラム原理主義組織ムスリム同胞団の衛星テレビ局「ラバアTV」は「革命懲罰団」を名乗るグループの声明として、エジプト在住の外国人に対し、2011年のデモでムバラク元大統領が退陣してから4年となる2月11日までに国外へ退去しなければ、攻撃対象になると警告した。また、エジプトで活動する外国企業に2月20日までの操業停止、各国外交団に2月末までの退去を突き付けた。声明は1月29日付。>
ムスリム同砲団は「アラブの春」に便乗して2011年、いっときとはいえエジプトの政権をとっている。そんな集団がこういう脅迫をするというのは「イスラム圏の自浄作用」どころか「イスラム国の拡大」が起きているようにも思われる。ムスリム同胞団は中東全域に影響力がある。もはや、外国人にとって中東は安全な場所ではないのかも知れない。卒業旅行で気軽にピラミッドを観に行こうなどと考えている学生諸君などには、やめておいた方がいいと申し上げておく。

「あんなものはイスラム教徒ではない」という言葉を私はかの宗教を信じる人々の中でも国際的にもっとも影響がある人物のひとりから、昨日直接聞いた。ラビア・カーディル女史である。ご存じのように、世界ウイグル会議の議長(総裁)であり、ノーベル平和賞候補の常連だ。「支那にもっとも憎まれている人物」とも呼ばれる。
http://bit.ly/1Duqvjd
 彼女がいま来日していることは、ほとんど大マスコミでは報じられていないのではないだろうか。しかし、間に立つひとがあって、なんと私は昨日、ロングインタビューに成功したのだ。『SPA!』の担当のO嬢の尽力にもよる。だから基本的には『SPA!』でどう記事にするのかを考えているが、他にも発信していくつもりである。
世界中で名の知れたひとと会ってきた私だが、まさかラビア女史と面会できる日が来るとは思わなかった。場所は都内某所。彼女にはもちろん護衛がつき、日本の公安当局も貼りついているようだった。
http://on.fb.me/1KixNJ9
 「会えるかも」と伝えられたのは実は前日。しかしこういう時にはまず飛び出すのが私の主義である。指定された場所に行っても、時刻をすぎても連絡がつかず「これはダメかな」と思ったが、わずかに遅れただけで来て下さった。やはり独特のオーラがある。それは喋り始めるとますます力強くなり、身振り手振りをともなって、ウイグルの人々が支那のどんなにひどい圧政下にあるかを、さんざん語ってくれた。
たとえば。日本の大マスコミの国際面を見ていると、ウイグルで何十人もが一気に殺された、という記事がときどき出る。
<中国・新疆の7月末の襲撃事件、死者は96人に>
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM03H0P_T00C14A8FF8000/
 <中国の国営新華社は3日、新疆ウイグル自治区カシュガル地区ヤルカンド県で7月28日起きた襲撃事件で、死者が容疑者と市民を合わせて96人に上ったと伝えた。ウイグル族を巡る暴力事件では、区都ウルムチで197人が死亡した2009年の暴動以来の規模。当局の弾圧とウイグル族の抵抗の悪循環が続き、自治区の治安は悪化している。>
いささか「軍事を知る」私は、いつも首をひねっていた。ウイグル支那当局は完全に「制圧」している。外国のメディアもほとんど入れないし、そこらじゅうに銃を持った兵士や武装警官がいて、スパイ網も張り巡らされている。何よりも私はウイグルではないが、チベットを端から端まで歩いている。とてもではないが襲撃どころか、数人の集会も出来る状況ではないはずなのだ。
そのことを指摘するとラビア女史は我が意を得たりと頷いた。「そうです。こういう場合、ひとりが中国に対する不満を呟くと、当局はそれをチャンスと見て、周囲にいるウルグアイ人に向かって銃を乱射します。まさに虐殺です」。さきほどの日本経済新聞の記事も実はこれを示唆する在米のウイグル人組織のコメントを掲載しているが、ここまでの実情には踏み込めていない。
<ただ、亡命ウイグル族組織の在米ウイグル人協会は「イスラム教のラマダン(断食月)の間の警察の高圧的な扱いに抗議したところ、ウイグル族が殺害・拘束された」との声明を出している。ウイグル族イスラム教を信仰している。>
「これはイスラム国のテロリストたちがやっていることと、どこが違いますか。中国はまさにテロリスト集団なのです」。特に習近平になってから急激に締めつけが強まっているとラビア女史。「こんなこともありました。あの地域はブドウが名産なのですが、畑で人々が摘み取りをしていると、軍のヘリコプターがあらわれたのです。そして上空から機銃を発射して、ひとりひとりを狙い撃ちして殺しました。軍はそれを『演習だ』と言い放ちました」。
もはや唖然とするほかはない。とんでもない弾圧をしているとは聞いていたが、ここまでとは。その上で支那は漢族をどんどん移住させ、ウイグル人の働ける男たちは外へと連れ去っている。強制的にウイグル人女性と漢族を結婚させてもいる。まさに民族浄化である。「ユダヤ人を殺したヒトラー習近平とどこが違いますか?」。どの口で従軍慰安婦だとか南京大虐殺だとか言うのか、ということだ。

追い詰められたウイグル人たちは周辺国に脱出をはかるが、支那は援助をちらつかせてそうした国々に圧力をかけ、連れ戻すのだという。帰国させられた人々にどういう仕打ちが待っているのかは想像に難くない。
「いま、タイには300人以上のウイグル人が刑務所に入れられています。犯罪をおかしたわけではない。中国の手前、そういう措置をとられているのです。彼ら、彼女らがいつ中国に引き渡されるのか心配です」。ここで書いてきたように、支那はタイの王政転覆を狙っている。そうなると間違いなく、ウイグル人たちは送還されるだろう。ここは日本の出番があるのではないか。日本とタイはいい関係だ。あの国を支那の魔手に落とさぬためにも、交渉を始められないか。
 最終的にはそうした人々はトルコへ落ち着くのがベストだとラビア女史は言う。「ではその前に、まず日本国が引き取って、獄中で衰えた身体を癒してもらい、そのあとでトルコへ送り届けられたらいいですね」と私が告げると、女史は両手を差し出して、私の手を強く握った。安倍晋三首相、考えてください。それこそが「積極的平和外交」です。
 「朝から晩まで、ずっと電話がかかって来ます。そのいずれも、またウイグル人が殺されたというものなのです」。支那の暴虐をもっと日本の大マスコミは報じるべきではないか。中には入れなくても情報をとる方法はいくらでもある。要は気持ちだ。

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