オバマ米大統領、国家朝餐祈祷会に出席 宗教を悪用する勢力に抵抗する3つの原則語る
信仰は毎日世界中で良いことをするよう、人々にヒントを与える。オバマ大統領は以前エボラ出血熱に罹患し、そして生還したキリスト教支援団体「サマリタンズパース」のケント・ブラントリー医師を指名する際、そのように語った。ブラントリー医師は開会の祈りをし、大統領の左隣に座っていた。
「信仰者として、私たちはどうこれらの現実を一致させればいいのでしょうか」と問い掛け、「私たちが持つ全ての信仰から溢れ出る完全な善、力、不屈の精神、哀れみと愛は、自身の残忍な結末のために宗教を乗っ取ろうとするものと並んで、その働きができるのでしょうか。人類の歴史の全体を通して、われわれ人類はこれらの問題を解決するために取り組んできています」
宗教の名を借りて暴力を振るうことはイスラム教に限ったことではないとオバマ大統領は指摘し、十字軍、宗教裁判(カトリックの異端審判)、奴隷制、黒人への差別を引き合いに出した。そして、これらのものは全てキリスト教徒であると告白した人々によって擁護されてきたものだと述べた。
私たちがするべきことは、私たちが真理だと思う見解に、神が応えてくださるよう願うことではありません。私たちがするべきことは、神に、神の言葉に、そして神の命令に真実であることです。私たちは、自分たちが混乱していて、いつも自分が何をしているか分かっているとは限らないこと、そして神の前によろめいていて罪を犯しやすいことをへりくだって認めるべきです。そして認めるプロセスの中で、謙遜を身に付けるべきです」
「家庭でも、また世界中においても、基本的人権としての自由権、つまり信教の自由、自分の選んだ信仰を実践する自由、信仰を選択し変更する自由、あるいは何の信仰をも持たない自由があります。そして、迫害や恐怖にさらされることなくそれを行う自由があります」とオバマ大統領は語った。
「私たちの政府は宗教を後援しませんし、誰にも特定の信仰を実践するよう圧力をかけたりしません。そしてその結果は、さまざまな背景を持つ人々が、自由に誇りを持って、恐怖におびえたり強制されたりすることなく礼拝できる文化に表れています。信教の自由は、米国内で私たちが油断することなく守り切るものです」
オバマ大統領はまた、昨年の朝餐祈祷会で、当時北朝鮮で拘束されていたケネス・ペさんとイランで拘束されていたサイード・アベディニさんのために祈ったことに触れた。2人とも信仰のために拘束されていたが、ペさんが現在は解放されて帰国していることにオバマ大統領が言及したとき、会場からは拍手が沸き起こった。
黄金率とは
仏教的には 利他のこころではないのでしょうかね? (オンマニペメホン)
イエス・キリスト
「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」(『マタイによる福音書』7章12節)
孔子
「己の欲せざるところ、他に施すことなかれ」(『論語』巻第八衛霊公第十五 二十四)
ユダヤ教
「あなたにとって好ましくないことをあなたの隣人に対してするな。」(ダビデの末裔を称したファリサイ派のラビ、ヒルレルの言葉)、「自分が嫌なことは、ほかのだれにもしてはならない」(『トビト記』4章15節)
ヒンドゥー教
「人が他人からしてもらいたくないと思ういかなることも他人にしてはいけない」(『マハーバーラタ』5:15:17)
イスラム教
「自分が人から危害を受けたくなければ、誰にも危害を加えないことである。」(ムハンマドの遺言)
文学者
戯曲家の ジョージ・バーナード・ショーは 「黄金律というのはないというのが黄金律だ」"the golden rule is that there are no golden rules".といい、別の「人にしてもらいたいと思うことは人にしてはならない。人の好みというのは同じではないからである」 "Do not do unto others as you would that they should do unto you. Their tastes may not be the same" (Maxims for Revolutionists; 1903). という言葉を残し
「もし私たちが十分謙遜であり、機会にあたってひざまずくなら、私たちは自分たちが決して神の目的の全てを知ることができないことを理解するでしょう。私たちは、神の驚くべき恵みの深さを見抜くことは決してできません。私たちは、暗く色づいたメガネを通して神の大きな愛の広がりの一端を知るのです。