パルデンの会

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「中国はフィリピンから出て行け」、マニラでも反中抗議行動 アキノ大統領、ベトナムと中国に共同で対抗する条約締結を考慮


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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成27年(2015)4月21日(火曜日)
   通算第4521号
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「中国はフィリピンから出て行け」、マニラでも反中抗議行動 アキノ大統領、ベトナムと中国に共同で対抗する条約締結を考慮

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 『サウスチャイナ・モーニングポスト』が報じた(4月20日)。
 ベトナムとフィリピンが「新しい戦略的パートナーシップ」
を締結する準備にあると。

これはアキノ大統領がサウスチャイナ・
モーニングポスト紙との独占インタビューの中で明確に語ったことで、同紙にアキノ大統領は嘗て『防衛力強化のために日本が憲法改正に踏み切ることに賛成である』とした。

 「
中国が南シナ海で展開している海賊行為はヒトラーと同じでありながら、世界が等閑視しているのは危機がさらに深化していることを意味する」とアキノ比大統領はサウスチャイナ・モーニングポストのインタビューで真情を吐露した。

 マニラが「戦略的パートナー」としているのは米国と日本。
ベトナムとは頻繁に南シナ海での中国の行為に関しての話し合いをもっているが、条約締結には至っていない。

 だが「フィリピンの国益を守るのが大統領の職務であり、
民衆の声に耳を傾けるのが大統領のつとめである。米国とは昨年四月に新しい防衛条約に署名したが、どの条項にも明らかに敵対する対象を名指ししてはいない。ベトナムとの新協定も、いかにしてお互いが国益を守るかという点で、いかに協力できるかを検討するのが重要だろう」
この大統領会見は二時間にもおよび、ロザリオ外相が同席した。

 アキノ大統領は最後に付け加えた。
 「中国の行為について国際機関に提訴しているが、
調停を依頼しているわけでもなければ、この機関にはそうした能力が備わっていないことくらいは認識している。しかし中国が国際機関への提訴を無視している事実は、ほかの諸国への悪い反応としてはねかえっている」。

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