こういう記事は2年前に書くべきもの。 こんな記事など 素人の私にでも書ける。
何寝言を言っているの?
中国に疑心暗鬼の市場 経常黒字で外貨準備減の怪
日経QUICKニュース(NQN) 編集委員 永井洋一
- 2015/9/1 15:58
- 日本経済新聞 電子版
神谷氏が着目したのは、人民銀の保有する外貨建て資産が中国の外貨準備を上回っている点だ。中国国家外貨管理局によれば、7月末時点で外貨準備は3兆6513億ドル。一方、人民銀によれば、人民銀の外貨建て資産は26兆4069億人民元。直近レートで換算すると4兆1400億ドルとなり、5000億ドル近い開きがある。
中国の外貨準備は7月末時点で、14年6月末のピーク(3兆9932億ドル)から約9%減少した。対外純資産は14年6月末の1兆9921億ドルから15年3月末時点の1兆4038億ドルへと30%も減少した。
14年7月から15年3月までの経常収支の累計は2147億ドルの黒字。普通に考えれば、対外純資産は2兆ドルをゆうに突破していても不思議ではない。経常黒字にもかかわらず、外貨準備、さらに対外純資産が減少したのはなぜか。
中国の対外債務残高は3月末時点で4兆9769億ドル。過去3年で5割強増加した。「中国は経常収支が黒字で外貨準備も潤沢だから、いざとなればなんでもできるので大丈夫」。こんな市場関係者の常識が揺らいでいると、武者氏は話す。