日本人ーーー偽証を作り出した人々、 それで生計を立ててきた政治家や知識人を糾弾すべき
韓国人ーーーもう少し勉強するべきである。しかしながら現在の韓国人は 戦前の漢字交じりの
ハングルの資料は読めない。(漢字交じりのハングルは福沢諭吉が推奨した)
「少なくとも20万人の女子学生が、韓国から日本に連行され、
慰安婦にされて、誰も生きて帰らなかった」
という 歴史を改ざんした嘘は 止めるべきである。
韓国人が その歴史的よりどころは 「日本人左翼知識人」によるねつ造歴史であることは
の議員たちを 政界から追放するべきである。
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朴大統領が慰安婦問題にそこまでこだわる理由
武藤正敏 前・在韓国特命全権大使
日韓首脳会談が長らく開催できなかった理由には、慰安婦問題がある。朴大統領はなぜこの問題にこだわるのか。なぜそれが豹変し首脳会談開催に至ったのか。日韓関係は今後どこへ向かうのか。韓国の内情をよく知る前駐韓大使が斬る。
朴槿恵大統領は「反日」か?
父は最も日本の重要性を理解していたが……
http://diamond.jp/mwimgs/c/5/300/img_c5fdbe9813664884a34119fa42294b9d72713.jpg11月2日、日韓首脳会談時の両国首脳
Photo:内閣広報室
Photo:内閣広報室
11月2日、日韓首脳会談が3年半ぶりに開催されました。これまで韓国政府は、なぜ慰安婦問題にこだわり、首脳会談をしなかったのでしょうか。
朴槿恵大統領は、「加害者と被害者という歴史的な立場は千年の歴史が流れても変わらない」(2013年3.1独立運動記念日演説)と述べたのを皮切りに、様々な演説の場で日本批判を繰り返してきました。また、米、仏、英を訪問した際の首脳会談や演説で「日本は正しい歴史認識を持つべき」として、慰安婦に対し「心からの謝罪」と「責任を取る措置」を求めました。日本ではこれを「告げ口外交」として快く思っていません。
夕刊のタブロイド紙に、朴大統領の父親である故・朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領が朴大統領に反日教育を行ったという記事がありました。しかし、朴正熙元大統領は日本の重要性を最も理解した人です。朴元大統領は、日本との関係を大事にしろ、と言ったと思います。
残念ながら、私が大使をしていたころ、朴槿恵大統領候補(当時)が東アジアの情勢について考えていたのは、常に中国のことだったようです。日本は近年中国と比べ、政治的にも経済的にも力は落ちています。しかし、朴大統領が父である元大統領の日本観を理解されていたら、もっと日本との関係を真剣に考えたのではないかと思います。
頑迷さの陰にある過酷な人生経験
だが日韓関係の悪化を父はどう思うのか
これまで首脳会談が開かれなかったのは、慰安婦問題のためです。なぜそこまでこだわるのでしょうか。
朴大統領は、原理原則を重視する人物であり、人のいうことも聞かない、と言われます。それには、朴大統領のこれまでの人生経験が反映されていると思います。
朴正熙元大統領が暗殺された直後の朴槿恵嬢の第一声は、「38度線は大丈夫ですか」だったと言われています。22歳で母親が暗殺され、その5年後に父も殺されて、自分たち兄弟の行く末に暗雲が垂れ込めている最も悲しい瞬間に、真っ先に国家を思っていたわけです。
母を失ってからはファーストレディの代行を務め、「国母」と言われた母の行動を範としてきました。その頃から国を強く思う訓練ができていたのでしょう。しかし、父親の国葬が終わってからは、父が可愛がっていた部下から見放され、不遇な隠遁生活を送ることになりました。そうした過去が、部下に対して“自分が一番国を思っているのだから、私の言うことを聞きなさい”という対応になるのだと思います。
朴大統領が隠遁生活を終え、再び社会活動を始めた目的は、尊敬する偉大な父の業績を再検証することでした。朴正熙氏は、現在では韓国発展の基礎を築いたとして歴代大統領の中で最も人気が高い大統領です。しかし、執権当時は独裁者として多くの政敵がいました。
そして、日本との関係では、国内の強い反対を押し切り、歴史問題をきちんと整理しないまま、国交を正常化したことに批判が集まっています。その目的は、日本の協力を得て、国を発展させることでしたが、現在の韓国では、国交正常化後の日本の協力はほとんど知られていません。父親をこよなく尊敬する大統領としては、父が批判されていることを自分が代わってやらなければと考えても不思議はありません。加えて元慰安婦の平均年齢は90歳になり、早く解決するためには、通常の交渉ではらちが明かないと考えたのでしょう。
ただ、朴大統領の父は今の日韓関係をどのように見ているでしょうか。元大統領は日韓国交正常化を成し遂げ、それを基盤に韓国の発展の基礎を整えた人です。日韓関係がぎくしゃくした今の状況を最も残念に思っておられるのは、父・朴正熙元大統領でしょう。
関係を改善したいとの思いがあっても
大統領が言わなければ動けない
韓国では大統領が絶対的な権力者です。日本のように首相候補となり得る何人もの有力議員がいて、政策も与党内調整を経なければならないという仕組みではなく、大統領が絶大な力を持っています。
朝鮮日報の論説主幹のコラムで「女王朴槿恵」というのがありました。“親朴派の結成当時のメンバーの70%が大統領に背を向けた。朴大統領は自分たちを「臣下」と思っている、というのがその理由だ”というものです。ハンナラ党の党首時代、国会議員でも、外部で好き勝手な発言をすると誰か調べ、電話で「何故あんなことを言ったのか」と叱責したそうです。閣僚で気に入らなければ更迭すれば済むことを「免職発表」までします。
今年に入り、日韓関係をこのまま放置すべきでない、との声が政界やマスコミから上がりましたが、首脳会談はできないので、より積極的に閣僚会談をすることになりました。しかし、首脳同士が対立している中ではほとんど成果はありませんでした。
国交正常化50周年には、両首脳が相手国大使館の開いたレセプションに出席しました。すると、これと並行して行われた外相会談で、世界遺産登録への協力、外相の定期相互訪問で合意に至りました。そのほんの数日前、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相はドイツ訪問して日本の世界遺産登録を認めないように説得していたわけですから、その豹変ぶりは驚きです。つい数日前、尹外相はドイツを日韓の対立に巻き込もうとしていたのをドイツはどう思ったでしょうか。
日韓関係を支配しているのは国民感情です。現在は、以前と違って韓国の政治家が反日を唱えても支持率が上がるわけではありません。また、新聞社が反日記事を書いても発行部数が増えるわけでもありません。ただ、親日とのレッテルを貼られると、政治家にとってダメージは大きく、新聞社のブログは炎上します。
反日の人は多くなくても声は大きく、親日家は批判されます。日韓関係のムードが悪いときに、協力を進めることはリスクが大きいので、閣僚といえども大統領の了解なしに、日韓で前向きな合意はできません。しかし、大統領が日韓関係を前に進めるとの意思表示をすれば、部下である閣僚は関係を進められるようになります。
マスコミの対日の論調も大統領の発言で前向きになります。安倍総理の戦後70年談話が出たとき、マスコミは反省とおわびへの言及は間接的と批判しました。しかし、朴大統領が「物足りない部分はあるが、歴代内閣の立場が揺るぎないとはっきり明らかにした点に注目」と述べると、マスコミも「朴大統領は未来志向で対応」と評価しました。韓国社会に日韓関係を改善したいとの思いはあっても、自分たちからは言い出せないのです。しかし、大統領が言い出せば別です。
朴大統領は、慰安婦問題の解決が首脳会談の前提との立場を取ってきました。しかし、首脳が反目し合っているときに、下のレベルでいくら協議しても解決策など出せるものではありません。首脳会合で「国交正常化50周年を念頭に、早期妥結を目指して交渉を加速化させる方針で一致」したことで初めて交渉できる環境になったと思います。
なぜ首脳会議が開かれたか
韓国側の事情とは
韓国側が首脳会談を開かなければと考えるようになったのにはいくつかの要因がありますが、一言でいえば韓国が周辺国の変化に取り残されると考えたことにあります。
第一に、日中首脳会談が2回開かれたこと。韓国は中国と歴史問題で共同戦線を張ってきましたが、中国が抜け駆けした。
第二に安倍総理の訪米で日米関係が蜜月となったこと。朴大統領の外交ラインは日韓の不和の原因が安倍政権の歴史歪曲にあるとして、米国が乗り出して正すことを期待していましたが、米国の政治家が歴史問題に対する言及が不十分な安倍総理の議会演説も評価しているのに衝撃を受けたと言われます。しかし、私にはむしろ集団的自衛権の行使に踏み込み、日米ガイドラインを改定し、AIIBでも米国と歩調を合わせる安倍政権を、米国が当然評価することを、韓国がなぜ理解できないのか不思議です。
第三に、その米国から日韓関係を改善するよう促されていること。米国は東アジアの平和と安全の確保のためには日米韓の連携が重要であることを再三指摘しています。
第四に、TPPが大筋合意したこと。韓国国内でも政府の対応の遅れに批判が集まっています。
第五に、韓国にとって日韓首脳会談は慰安婦問題の見通しが立たない状況下では負担が大きいのですが、日中韓首脳会談のホスト国としてこれを主催しておきながら、日韓だけ首脳会談を行わないというのは、国際的常識からあり得ず、政府としても格好がつかないこと。
いずれにせよ、今回の首脳会談によって先例ができ、これから国際会議の場で日韓首脳会談を行いやすくなったと考えます。これを日韓関係修復への一つのきっかけとしていくべきです。
日韓関係は国民感情が支配していると申しました。国民感情がひとたび悪くなるとつるべ落としのように関係が悪化してきますが、その逆のケースもこれまで何度も見てきました。1980年代の初めに教科書問題で関係が険悪となったとき、経済協力で合意ができると急速に雰囲気が変わってきました。この首脳会談は一つのきっかけとなり得ると思います。
韓国内ではいまだに大きな反発がある
首脳会談での対応はその表れ
首脳会談は1時間40分以上行われ、そのうち少人数会合は、30分の予定が1時間にわたったと言われています。そのうちの、相当部分が慰安婦問題だったでしょう。機微な問題を少人数で率直に話し合うことは、その問題の妥結のためには不可欠です。
安倍総理との間では、昼食会はなく、共同記者会見も開かれませんでした。李克強中国首相への歓待と比べて韓国政府の対応は失礼ではないかという声も聞きます。しかし、韓国内には慰安婦問題解決の見通しがない中で首脳会談を行うことに対し、大きな反発があります。今後、交渉する過程では韓国側も相当譲歩していかなければなりません(今はその気はないかも知れませんが)。そういう意味で韓国側の対応が慎重になっているのだと思います。
新しい日韓関係がやっと始まろうとしていることに期待したいと思います。