「炭水化物抜きダイエット」に失敗する人のNG行動
フライドチキンだけ、牛皿だけ…
無理矢理な炭水化物ダイエットはダメ
炭水化物抜きダイエットをはじめたときに「食べるものがない」「行くお店がない」と思われる方は、日ごろ、食事における炭水化物の割合が非常に高いといえます。その場合、いきなり炭水化物を抜くことよりも、まずバランスの良い食事をする…つまり、“一品ものの食事から定食スタイルの食事に切り替える”“野菜が主体となる副菜を足す”ようにするだけでも、一定の成果は出ます。
“サラダチキン”
“納豆”
“豆腐”
“ツナ缶”
意外なオススメはカレー専門店
「ごはん半量」「ごはん抜き」も可能
その場合は、この中で、炭水化物の量を調整しやすい丼ものを選択しましょう。「そば半量」を注文するのはあまりにも寂しいですが、どんぶりものは、もともと、普通のお茶碗の2杯分くらいのごはんの量があることも。量を減らしても空腹感に悩まされるほどではありません。「ごはん少なめで…」という注文は曖昧なので、「ごはんは半量にしてください」と思い切っていってしまうのがおすすめです。
また、いわゆるランチ定食にありがちな“さばの味噌煮”や“豚の生姜焼き”など白いごはんが進むものを我慢するのは大変ですが、大戸屋やファミレスのように単品注文ができるところを利用すれば、若干割高にはなりますが、おかず単品とサラダ、というように、ダイエット中でも比較的満足度の高い食事をすることができます。
長崎ちゃんぽんで知られているリンガーハットでは、ちゃんぽん麺なしの「野菜たっぷり食べるスープ」がオーダーできたりもします。国産野菜が480gも摂れるとあって、野菜の量もかなりボリュームがありますし、男性ひとりでも行きやすいお店なので、選択肢のひとつにおすすめです。
お正月明けの体重増加は
じつは“むくんでいる”だけだった!
お正月明けに体が重く感じても、それがイコール太った、とも限りません。短期間のお休みであれば、一時的に体重が増えても、体脂肪まで増えたわけではないことがほとんどです。ですから、このタイミングで「あーあ、今年もダイエットはうまくいかないな」とあきらめる必要はありません。
お正月にいただく機会が多いお節を「薄味だ」と思う方は少ないはずです。市販のものはもちろん、手作りにしたとしても、保存性を高めるために日常の料理よりは塩を多く使うため、塩分も高くなります。おまけに、お正月だから…と豪勢にテーブルに並ぶお寿司やすき焼きなどは塩分のみならず糖分も多く含まれます。お料理と一緒に出てくるお酒にも糖質が多く含まれますよね。
・減塩に気をつけながら、むくみの解消を期待できるたんぱく質を補給すること
・日中、水分をしっかり補給しながら、汗をかく程度の有酸素運動をすること
そして、ポイントは、できるだけ早くモードを切り替えること。一時的に増えただけの体重が、着実に身となる前に修正をかけましょう。休み明けには、新年会などで夜の外食の機会も少なくないかもしれませんが、「ダイエットは通常モードに戻ってから」なんて思わずに、年末年始に摂りすぎた分だけ、炭水化物を控えるようにすると良いでしょう。
とはいっても、いっぱい食べることに慣れてしまったあとに、極端に炭水化物を控えようとすると、いつもよりも空腹感を感じやすく、リバウンドするリスクが高くなります。そのため、朝と昼はお茶碗一杯分のごはんを食べ、夜だけ抜く、というスタイルにするのがおすすめです。
気をつけた方が良いのは、会社で配られたお土産のお菓子をいただいて、「お菓子を食べてしまった分、もう一食ごはんを抜く」という選択をすることです。お菓子はお菓子であって、食事としての満足感を得ることはできません。カロリー的には帳尻合わせできても、栄養が不足することはもちろん、リバウンドも起きやすくなります。日持ちしそうなものであれば、1週間ほど経って、体重が通常の数字に戻ってからいただいても、遅くはないでしょう。