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20歳の女性の遺棄事件は、容疑者のシンザトが暴行目的に殺害したことを認めたため、遺体遺棄事件変じて、うるま市女性暴行殺人事件ということになる。
何度もいうが最悪のパターンだ。
本日の沖縄タイムスは予想通りとはいえ、大発狂。
合計7面を使って、大発狂というより三日連続で狂喜乱舞の様相である。 当分は沖縄2紙の狂喜乱舞の見出しに付き合わされることを考えると憂鬱にならざるを得ない。
一昨日(20日)の遺体発見の報道までは、女性の写真を大きく報道し「島袋さん」と大見出しで報じていた沖縄タイムスが、きのうになって突然、「個人のプライバシーのため」と称して、個人名の報道を控えると告知した。
これまで散々プライバシーを暴露するような報道をしていながら、突然善人ぶっても覆水盆に返らずというではないか。 偽善者そのものではないか。
本日の発狂見出しを、一部抜粋して紹介しよう。
■一面トップ
暴行目的 女性を物色
遺体遺棄
棒で頭殴り社内へ
容疑の元海兵隊員供述
「娘を忘れないで」
告別式に800人 父悲嘆
基地全面撤去が重要
大田元知事、抜本解決向け
■二面トップ
謝罪と補償求める
国会議員5氏
全基地の撤去も要求
米総領事と面談
防衛相 在沖米軍に抗議
急きょ来県 県内の反発考慮か
■以下、五面に渡って、「怒りと悲しみ」を表す発狂見出しが延々と続くが、沖縄タイムスの内心狂喜乱舞の本音が垣間見え、不愉快になるので省略する。
暴行目的、女性を物色 遺体遺棄容疑の米軍属供述
うるま市の会社員女性(20)の遺体が恩納村内の山中で見つかった事件で、沖縄県警が死体遺棄容疑で逮捕した元海兵隊員で米軍属の男(32)が、「遺体をスーツケースに入れて運んだ」と供述していることが21日、捜査関係者への取材でわかった。また、「2~3時間、車で走り、暴行する相手を探した」という趣旨の供述もしているという。女性の頭を棒で殴って車に連れ込み「首を絞め刃物で刺した」などとも供述。容疑者が事前に凶器を用意し、計画的な犯行に及んだとみて県警は慎重に捜査している。
捜査関係者によると、犯行に使った刃物とスーツケースを捨てたと供述。容疑者は、わいせつ目的で女性に近づき、ウオーキング中の女性を見つけ、頭を棒で殴って車に乗せたと話しているという。20日から黙秘に転じている。
また、容疑者の携帯電話に被害女性の顔が写った画像データが残っていたことも判明。女性のスマートフォンから会員制交流サイト(SNS)の画像を携帯電話で撮影したものという。
関連リンク
☆
繰り返すが犯人のシンザトは米国籍ではあるが民間人であり、基地内のコンピューター関連の民間会社に勤務する会社員である。
したがって、中谷防衛相が急きょ来県し、被害者の告別式参列したことは、日本政府を代表する立場を考えれば軽挙妄動の謗りを受けても仕方がない。
中谷氏が個人として被害者に哀悼の意を表したい気持ちは理解できるが、それと大臣の参列とは別問題である。
中谷大臣の軽挙妄動により、外務省沖縄事務所の水上沖縄担当大使も、社民党県議連の質問に対し、このような混乱した回答をしている。
社民党県議「人命を守る責任は誰にあるのか」
水上大使「政府にある。 県にも県警にも、地元の警察にもある」
もっとも水上大使は、自身の混乱した回答について「誰(に責任があるか)が、と言ったから、個人なのか組織なのか、よくわからなかっった。沖縄、うるま市での事件なので。守る責任はみんなどこかで取っている」と弁明している。
水上大使は「よくわからなかった」と弁明しているが、そんな場合は枡添都知事に教えを請えばよいではないか。
「よく精査して後ほど説明する」と。
沖縄2紙を筆頭に「オール沖縄」の面々は今回の痛ましい事件に表面では「怒りと悲しみ」を表しながら、内心では「政治的利用の千載一遇のチャンス」と狂喜乱舞している、と何度も書いた。
その動かぬ証拠が沖縄タイムス二面トップに掲載されて次の写真だ。
ところが、たまたま現場にいた一般市民が遷した写真が下の写真だ。
<form id="u_0_2h" class="commentable_item" action="/ajax/ufi/modify.php" method="post" data-ft="{">
</form>
人の命が失われたことへの抗議のはずだが、なぜ笑顔なのか?
この笑顔の意味って何?
報道用の悲痛な顔は何処へ消えたのか、「事件の政治利用」で全員笑顔で喜びを抑えきれないではないか。
これを狂喜乱舞の表情という
念のため下の本音を現す写真を拡大しておこう。
(画像提供 ふーみん氏)
【おまけ】
翁長知事の「基地があるゆえの事件」という政治利用が見え見えのコメントを受け、「婦女暴行事件の政治利用」では大先輩の大田昌秀元知事が一面に登場。
「基地全面撤去が重要」と、翁長知事の政治利用をバックアップした。
沖縄女性遺棄事件、元海兵隊員の男を那覇地検に送検
うるま市女性殺人事件 日米地位協定の「軍属」の範囲をはっきりさせよ
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/images/2016/05/21/311.jpg
地元紙は待ってましたとばかりにこの調子です。
地元紙は待ってましたとばかりにこの調子です。
http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/images/2016/05/21/photo_2.jpg琉球新報5月20日 キャプション 「人殺し基地は沖縄から出て行け」 嘉手納基地に250人、憤り頂点」
地元2紙と沖縄左翼は、この事件を「全基地撤去」、つまり日米同盟の廃棄に結びつけたいようです。
地元2紙と沖縄左翼は、この事件を「全基地撤去」、つまり日米同盟の廃棄に結びつけたいようです。
シンザト容疑者が「元海兵隊員」だったということを必要以上に強調して、「基地があるから殺人事件が起きる」という論法です。
いいですか、かつては海兵隊員であったとしても、今はただの基地に関わる民間会社の会社員にすぎません。
こういう「元○○」という表現が再三なされてきたのは、自衛隊員です。
これは悪質な職業差別ではありませんか。「元市役所職員の○○が犯罪」という表現はしませんからね。
シンザトがいつ海兵隊を辞めたのかわかりませんが、退職後まで「元海兵隊」という肩書で書かれるのだから、たまったもんじゃありません。
※追記 シンザトの母親によれば2007~14年に米海兵隊に所属http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160521/dms1605211544013-n1.htm
※追記 シンザトの母親によれば2007~14年に米海兵隊に所属http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160521/dms1605211544013-n1.htm
地元2紙は、今回の事件と無関係な在沖海兵隊とを結びつけたいための印象操作しています。
大方、「軍属」程度ではパンチがないと思ったんでしょうね。
「軍出入り業者社員」ではインパクトが薄いんで、「軍」と被せたかったようです。
シンザトの職業は、基地に勤める民間人の「軍属」(シビリアン・コンポーネント)です。もっと正確にいえば、「米軍と契約を結んだ民間会社の社員」です。
琉新はこう書いています。
「同容疑者は米軍属で、米兵と軍属の保護などを定めている日米地位協定で保護される権利を有しているが、今回の事件を巡っては(1)公務外の犯行(2)基地外に居住し、日本側当局が先に身柄を確保した-などの条件が重なり、起訴前の身柄の引き渡しなど、地位協定を巡る問題は生じていない。」(前掲)
枠外なのは確かですが、シンザトの「軍属」の地位は元々地位協定とは関係のないものです。
では改めて米軍がいう「軍属」は何か、押さえておきましょう。
「(b) 「軍属」とは、合衆国の国籍を有する文民で日本国にある合衆国軍隊に雇用され、これに勤務し、又はこれに随伴するもの(通常日本国に居住する者及び第十四条1に掲げる者を除く。)をいう。この協定のみの適用上、合衆国及び日本国の二重国籍者で合衆国が日本国に入れたものは、合衆国国民とみなす。」
問題はこのシンザトが、この「軍属」のうちのSOFA(ソファーJapan Status of Forces Agreement)の地位かどうかです。
AGREEMENT UNDER ARTICLE VI OF THE TREATY OF MUTUAL
AGREEMENT UNDER ARTICLE VI OF THE TREATY OF MUTUAL
「軍属」という表現は実はあいまいで、米軍が直接雇用しているのか、それとも軍が契約する会社の社員なのかの違いを明確にしておらず、区別は米国籍かの違いだけです。
これでは今回のような事件が起きた場合、欠陥条文となってしまいます。
米軍は3種類の「軍属」を持っていますが、日米地位協定ではただ「軍属」とあるだけで、その区別がつきません。
米軍がいう「軍属」には3種類あります。
つまり、①はSOFAですから地位協定内ですし、③は日本人従業員ですからもちろん枠外です。
しかしシンザトのような②の契約会社社員まで日米地位協定の枠内である、「軍属」規定が及ぶかどうかが明確にされていません。
米軍はNATOとの地位協定では、「軍属」とは「締約国の軍隊に雇用される」(who are in the employ of an armed service)と厳密に規定していますから、シンザトのような民間会社社員はただの「基地に働く労働者」にすぎず、「軍属」とは見なされません。
日米地位協定の玉虫色的性格のために、この「軍属」規定もまたあいまいなまま放置されています。
及ばないとするのが、国際的通念ではないでしょうか。
「合衆国は、殺人又は強姦という凶悪な犯罪の特定の場合に日本国が行うことがある被疑者の起訴前の拘禁の移転についてのいかなる要請に対しても好意的な考慮を払う」
しかし、今回のケースは米国の「好意的配慮」を頂戴しなくとも、日本の司法権が100%及ぶと考えるほうが自然です。
ですから、このような翁長氏の「日本政府は当事者能力がない」という言い分は、間違いです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160520-00000012-ryu-oki
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160520-00000012-ryu-oki
日本政府は、今、見てきたように完全にシンザトを逮捕し、裁く権利という「当事者能力」を持っています。
今回、シンザトの重大犯罪は、「基地があるから」という事自体は間違いではありません。
なるほど米軍に広義の意味での、監督責任はあるでしょう。
そしてそれの規律の弛緩を抗議する資格は、昨日首相が「今後、徹底的な再発防止など厳正な対応を米国側に求めたい」というように、とうぜん日本政府にあります。
このような米軍がらみの事件は日米同盟そのものを揺さぶってしまうために、逆に同盟国だからこそ、厳しく抗議せねばなりません。
しかし、米軍の監督責任は、あくまでも間接責任でしかないことも事実なのです。
ここで翁長氏が言う日本政府の当事者能力うんぬんは、この事件に便乗して、日本政府との交渉を有利に運びたいという下心が見え見えで、うんざりします。
翁長氏が「基地があるから危険だ」と言うこと自体は判らないではありませんが、ならば一刻も早く住宅地のど真ん中にある普天間基地を、より安全な過疎地に移転すべきなのです。
翁長氏の言うことは、「基地があるから女性殺人事件が起きたんだ。だから危ない米軍基地は移転させないぞ」というハチャメチャな言い分になってしまいます。
逆です。だからこそ、辺野古移転は進めねばならないのです。
同じように、事件が起きたから「日米同盟は廃棄だ」と短絡するのではなく、「同盟国だからこそ」その同盟関係を守るためには、より厳しく抗議せねばならないのです。
※本当に申し訳ありません。本日の記事は、「軍属」にテーマを絞るために、アップ後に全体に大鉈を振るい加筆しました。6時にごらんなったかたはビックリするほど書き換えてあります(汗)。
いつもすいません。朝のなけなしの時間で書いているもんで、焦れば焦るほどグチグチャになってしまいました。
私の夢。まったりとのんびりと記事を書くこと。(午前10時45分)
いつもすいません。朝のなけなしの時間で書いているもんで、焦れば焦るほどグチグチャになってしまいました。
私の夢。まったりとのんびりと記事を書くこと。(午前10時45分)