沖縄県議選(定数48)は5日、投開票された。
米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設に反対する翁長(おなが)雄志(たけし)知事を支える勢力が、過半数の議席を維持した。翁長氏は県議会での支持基盤を確保したことで、今後も移設阻止に向けて政府との対決姿勢を強めていく構えだ。
選挙結果は7月の参院選にも影響を及ぼしそうだ。
翁長氏は2014年12月に就任して以来、県議会で自身を支持する過半数の勢力を背景に、辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消すなど、辺野古移設を阻止する政策を展開してきた。県議選は翁長県政の中間的な審判の意味合いもあった。告示前には同県うるま市の女性の遺体遺棄事件で米軍属の男が逮捕され、県民の反基地感情が高まる中、米軍基地問題や治安対策が主要な争点となった。
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