作家の田中康夫元長野県知事(60)が23日、TBS系の情報番組「白熱ライブ ビビット」(月~金曜・前8時)に出演し、政治資金の私的流用疑惑が持たれている舛添要一東京都知事(67)が辞任しない3つの理由を分析した。
【写真】20日に2度目の釈明会見を行った舛添知事
(1)議会
「都議会の多数派は舛添氏を推薦した経緯があるので今はまだ(辞任しろと)言えない。ただ6月から都議会が始まる。すると、例えば不信任決議を出すことができる。そうすると、議会を解散するか、知事が失職して出直し知事選ですが、たぶんこれを出さない。出さないで法的な拘束がない、あなたは法的に問題だよという『問責決議』のようなものを出すだけで終わっちゃうんじゃないか」
(2)五輪
「7月のW選、参院選と都知事選はないと考えている。もし選挙をすると(任期満了の都知事選は)4年後の7月は、2020年7月。五輪の直前に選挙はさすがにできないだろう」
(3)都民によるリコール
「2か月で133万人の署名はインターネットではなく、紙に自分の名前と生年月日と拇印を押さないといけない。行政区ごとに名簿が別」なので、駅前などで手軽に署名活動できないと指摘した。
また作家でタレントの遙洋子が、今回の問題は財政に余裕がある東京だから起きた問題か、舛添氏の個人的資質の問題か問うと「両方だ」と答えた。