★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2016.09.18)
国民大集会開催
9月17日午後、私たちは今年2回目の国民大集会を開催した。午後2時から東京都の永田町にある砂防会館別館で行われた集会には約千人の支援者らが全国から集まった。安倍晋三総理大臣は集会に先立ち家族会メンバーと救う会西岡会長らと懇談会を持った。そして、大集会冒頭のあいさつでも被害者救出への強い信念を語った。詳細は後日お伝えするが、採択された決議は以下の通りだ。
国民大集会 決議
本日、私たちは本年2回目の国民大集会を開催した。4月の大集会から半年余りが過ぎ、北朝鮮は全被害者を返すという決断を先延ばしにしながら、ミサイル発射と核実験暴挙を行った。その不誠実で危険きわまる行動に強い怒りを覚える。
北朝鮮が拉致という許しがたい国家テロを行って数十年が経ち、政府の拉致問題対策本部が発足して 10年になるが、いまだに多くの拉致被害者を救出できていない。
わが国の対北制裁は国連安保理決議が求める水準を大きく上回る。
国連制裁は核とミサイルを理由にしているが、わが国はそれに加えて拉致問題も理由にしているからだ。たとえば、人道支援の停止や貿易全面禁止は拉致を理由にかけている制裁だ。核・ミサイルに関して国際社会と共に圧力を強めることと、拉致を理由とする制裁をカードに全被害者救出のための実質的協議を行うことは矛盾しない。
拉致被害者救出は人命のかかった緊急課題である。自国民保護は政府の当然の責務であり、核問題での国際連携強化を進めつつも、北朝鮮からの被害者帰国を先行して実現せねばならない。拉致問題がいかに重大な人権侵害事案であるかを国際社会に訴えてきたのもこの時のためだった。
あらためて政府に、核・ミサイル問題と切り離して全拉致被害者救出のための実質的協議を行うよう求める。被害者が彼の地で祖国の助けを待っている以上、私たちは負けるわけにはいかない。必ず救い出すという決意を込めて以下の決議を行う。
一、北朝鮮は、今すぐ、被害者全員を返せ。全被害者を返すための実質的協議に応ぜよ。
二、政府は、核・ミサイル問題と切り離して被害者帰国を先行させるための実質的協議を最優先で実現せよ。
三、立法府は、北朝鮮のようなテロ集団を支える活動をわが国内で行うことを阻止する新法を作れ。
平成28年9月17日
「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」
参加者一同
以上
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