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『吉林日報』、住民に「核戦争に如何に備えるか」の特集号   やっぱり、金正恩の核ミサイルは中国にも照準


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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)12月7日(木曜日)弐
        通巻第5537号
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 中国吉林省の『吉林日報』、住民に「核戦争に如何に備えるか」の特集号
  やっぱり、金正恩の核ミサイルは中国にも照準

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 12月6日付けの『吉林日報』に全面特集記事がでた。吉林省と言えば、朝鮮族が二百万人ほど居住し、北朝鮮との行き来がもっとも多い。
 米軍のB1B長距離爆撃機が飛来し、平壌は『アメリカをコテンパンにのしてやる』などと豪語しているが、これらの動きから戦争の危機が迫っていると認識している。

 中国の公式見解では北朝鮮が核ミサイルを保有しているのは日本とアメリカ向けであり、よもや中国に照準を合わせていると書いているメディアはない。
 吉林日報も、記事には一行も「北朝鮮」への言及はなく、核爆弾を搭載した米軍機が飛来していることを強引に結びつけて、廣島、長崎を連想させる記事となっている。

 北朝鮮に核爆弾被害がおよんだとき、吉林省にも放射能が及ぶため、「窓を閉め、身体を洗い、歯を磨き、放射能から身を守れ」とイスラスト入りで、防御策を示した。

 爆発する光りを見てはいけない。外にいた場合はすぐに地面に伏せよ。家の中にいたら、テーブルの下などに潜り、窓の側からはなれ、また崩れやすい箪笥などからも距離をおけ。爆発後に放射能を清めるための措置をとり、シャワーがあれば身体を洗うのが良いが、それが不可能なら、タオルを濡らし、身体を拭くなどの処置を取れ、などと初歩的なガイダンスに終始している。

 表向き、北朝鮮の暴発をシナリオに含んでの報道ではないが、深層心理として、北朝鮮が核ミサイルを中国へ向けるシナリオが、その中には含まれるのだろう。あるいは核兵器の事故を想定していることが推定できる。
事態はまたまた深刻となった。
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