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北海道の地震と同様の兆候が関東・東海でも



週刊ポスト2018年9月21・28日号 より転載

MEGA地震予測 北海道の地震と同様の兆候が関東・東海でも

2018.09.10 11:00
 9月6日未明、北海道厚真町震度7を観測した地震の被害は甚大なものとなった。死傷者・行方不明者が相次ぎ、道内の全域に及ぶ大規模停電が発生した。

 多くの人々にとって想定外だった大地震。しかし、本誌・週刊ポスト8月6日発売号に掲載された「MEGA地震予測」は、この地域の危険性を呼び掛けていた。「震度4以上の地震が3か月以内に発生するリスク」を6段階評価で示した全国警戒マップにおいて、上から2番目にリスクが高い「レベル4」であると示していたのだ。

「MEGA地震予測」は、国土地理院が全国1300か所に配備する電子基準点の動きから地表の異常変動(上下、水平など)をAI(人工知能)などを用いて察知する。同予測を行なう民間会社JESEA(地震科学探査機構)の会長で、測量学の世界的権威である東大名誉教授の村井俊治氏がいう。

「北海道では今年6月頃から現在まで、周辺地域の地表が隆起しているのに対し、苫小牧から札幌にかけての地域で沈降が著しく進んでいた。そのため警戒度を高めていたのです」

 村井氏が気にしているのは、今回の震源となった北海道胆振地方と同様の兆候が、関東・東海地域でも見られることだ。
「静岡・御前崎など駿河湾沿い、そして伊豆諸島の神津島御蔵島付近は長期的な沈降傾向にあり、周辺地域との境目に歪みがたまっていると考えられます。

 加えてこの1か月、伊豆半島や伊豆諸島周辺で地表が大きく上下動する『一斉異常変動』も起きている。伊豆周辺で発生した地震では、首都圏の震度が非常に高くなり、甚大な被害をもたらす。関東・東海は最も警戒が必要です」(村井氏)

 地震、台風、洪水と災害続きの日本列島。完全に被害を避ける術はないとはいえ、危険を示す情報には常に耳を傾けておきたい。

週刊ポスト2018年9月21・28日号



苫小牧の「地鳴りがするから、大地震がくる。」は本当にデマか?

「北海道地震で「地鳴りデマ」が拡散、避難者が相次ぐ 異例の注意喚起も」(BuzzFeed Japan)

9/8のSNS地鳴りがするから、数時間後に大きな地震がくる。」、「地震計が異常数値を示しているので大きな地震がくる。」というのがデマです。なぜか? 記事のピンポイントで予知する技術がないから、という理由は学問的ではありません。

 地鳴り、地響きで地震は予知できないのです。地震前に断層は両側から高圧で押され、まったく動かないので、地面が動きません。鳴りません。また震源は地下深くです。地震前に断層がきしむ音は聞こえません。地鳴りは山崩れ、土石流の前兆です。地震ではないのです。地鳴りしたから地震がくるというのは地震学者はすぐデマとわかります。

 地震計が異常値を示しているから、大地震がくる。こちらは全くのデマとはいえません。アマチュアがHi-netの日本各地の地震計の波形から地震を予知する試みを行っています。まだ的中率が低く、今のところ芳しい成績ではありません。こちらは善意でなされているなら、地震予知の挑戦です。

また自衛隊や海保は地震予知をしません。日本は、裏の科学がやたらと進んでいるアメリカ政府とは違います。政府は地震予知ができない地震学者の立場で統一しています。

デマは人を惑わし、よくありません。また都合の悪いことを理由なくデマと否定するのは、デマを普段言う側の人です。デマと同様に信用してはいけません。デマを自分で見抜く情報リテラシーをもちましょう。
 
10月の東北-首都連動地震の対策-- 津波
 次の連動地震は、2発目が午前様にくる、それまでに屋外に逃げる。関東の人はそこはしっかり覚えましょう。余震は3日後までは気をつけます。
 東北沖の大地震では大津波が東北にきます。全体的には今回のは311より2-5m低いです。が、東北のリアス式海岸は並みの大地震でも、5-8mはざらです。地震のあと、急いで高台に移動しましょう。いっそのこと、今のうちに、内陸に家財道具を引っ越しさせておきましょう。
 今回の震災では、仙台や岩手などごく一部は、前回より高い津波となります。福島や茨城はやや低くなると予想します。
 仙台市岩手県津波の被害がたいしたことなかった地域でも、万一に備えて逃げましょう。