果たして美しいと表現していいのか?
四川省の山奥のラルンガル仏教センター。
それぞれの庵では修行者が朝から晩まで仏教に学ぶ。
その修行者は チベット人だけではない、とくにこの十年増加しているのは 漢族の女性。いわゆる駆け込み寺的に
集まってきた漢人の既婚修練者たちである。多い時にはこの宗教町には 4万人とも6万人とも言われる人々が集まった。
しかし 習金平体制は 共産党国家に 宗教が広がることを恐れて『町の近代化と安全衛生化』と称して 庵を強制撤去し,道路やホテルの建築を行い、数千人から数万人におよぶ尼僧や修業僧を排除し、一部は青海省に建設したキャンプにとじこめた。
観光客は 現在は近くまで行けるが 立ち入りはできないようである。
チベット自治区ではないが 青海省、四川省、甘粛省には多くのチベット宗教施設があるが、現在またそれに対しての宗教弾圧が続き、それを 世界中に知らせしめるための 僧侶、修行者、信者の焼身抗議は150人を超えている。そして宗教弾圧などの人権侵害は
少数民族の文化や宗教がこの世から抹殺されないように日本は大きく声を上げていく必要がある。
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2019.04.03
赤い僧房
Photograph by Junhui Fang, National Geographic Your Shot
中国四川省、カンゼ・チベット族自治州。チベット仏教のラルンガル僧院の周辺には4万人を超える人々が暮らし、修行に励んでいる。ラルンガル僧院は1980年に創設され、当初は、創設者の高僧の家で開かれる少人数の集いとして始まった。