チベット仏教最高指導者、
ダライ・ラマ(中央)=2019年4月26日、インド・
ダラムサラ(ロイター)
チベット仏教最高指導者
ダライ・ラマ14世(84)の後継選びをめぐり、中国
チベット自治区の宣伝当局幹部、王能生氏は「(後継者は)
中央政府に承認されなければならない」と述べ、中国主導で進める考えを示した。
自治区ラサでインド人記者団に語った内容として、PTI通信や複数のインド紙が15日までに伝えた。
後継者は
ダライ・ラマ死去後に生まれ変わりを探す「輪廻(
りんね)転生」制度で選ばれる伝統がある。王氏は「生まれ変わりを決めるのは、
ダライ・ラマ個人や外国に住むグループではない」とも述べた。亡命
チベット人社会は中国による15世の指名強行を警戒している。