★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.03.27)全て の拉致被害者の即時一括帰国のために
<参考情報>
以下は2月24日に公益財団法人モラロジー研究所でおこなわれた 、ニッポン放
送のラジオ番組「飯田浩司のOK! Cozy up!」のPodcast番組公開録音での西岡会
長の発言です。参考情報として送ります。
■全ての拉致被害者の即時一括帰国のために
家族会、救う会ができたのは平成9年、1997年ですが、198 8年に平壌
から手紙が届きました(石岡亨さん=拉致当時22=から日本に届 いた手紙で、
有本恵子さんが北朝鮮にいることが判明)。有本恵子さんの拉致が 明らかになっ
て、まずご夫婦で外務省に行ったり、警察に行ったり、自民党本部 に行ったりし
て運動されていた。
当時はみんな冷たくて、外務省は今はそうではないですが、課長に も会えなく
て、課員の人と廊下のソファで話をして「国交がないから仕方がな いですよ」と
いうような話をされた。あるいは、「名前を出して訴えると向こう にいる人が危
なくなりますよ」とも言われた。これは有本さんたちだけでなく、 横田さんも最
初にめぐみさんの拉致が明らかになった時に言われた。静かにして いたら政府が
助けてくれるのかというとそうではなかった。そういう厳しいなか 、最初に出会っ
たのが安倍晋三さんだった。嘉代子さんが亡くなった後、家族会、 救う会で会議
をやって、そこで決めた今年の運動方針を持って、安倍総理に会い に行きました。
先々週の金曜日です。安倍総理はこう言っていましたね。
「嘉代子さんは自分が安倍晋太郎事務所の秘書だった時から一緒に 闘ってきた仲だ」
当時、拉致があるということを言うだけで、「身の危険はないです か」、ある
いは「向こうにいる人たちが危ない」と言われたんですね。
有本さんたちは88年からですが、私は91年に文藝春秋社から出 ていた『諸
君』という雑誌に日本の学者として初めて、日本人が拉致されたと いう論文を書
きました。周りから言われたのは「身の危険はないか」ということ でした。日本
の学者が日本語で拉致があると書くだけで、公安関係者らから、「 先生、身の危
険はないですか」と言われました。そういう中で、拉致があるんだ ということを
言うだけで大変な不利益があったわけですけれども、特に政治家の 立場としては
そうだと思いますけれども、安倍総理もそうだし、亡くなった中川 昭一先生等と、
いままで一緒にやってきた。
第2次安倍政権になって結果が出ない。本当に悔しいですけれども 、総理が
「一緒に戦ってきた」と言うのを聞いた時、「この人まだ根性ある な、北朝鮮と
戦っている気持ちなんだな」と。私も嘉代子さんが亡くなった時、 「戦場にいて
横にいた戦友が弾にあたって倒れた。私が先にあたるかもしれない 」と。そうい
う戦いを30年近くやってきた。総理も同じなんだなと思って、何 とか結果を出
さなければいけない。戦いを止めたら勝てません。戦い続けるしか ないと思って
います。
「殺してやる」という脅迫状が来たこともありました。バッシング あるならい
いんですね。表向きはまったく無視されて、しかし、脅迫状が来た りする。そう
いう雰囲気だったですね。バッシングされるようになったのは運動 を始めた97
年、横田めぐみさんのことが明らかになった。私が編集長をやって いた月刊「現
代コリア」が明らかにするのに関与しました。韓国の情報から明ら かになったん
ですけれども、横田さんのご両親(滋さん、早紀江さん)は大変悩 んだんですね。
名前を出して、写真を出して訴えると、向こうにいる娘が殺される かもしれない。
北朝鮮は当時、拉致はないと言っていた。名前を出したら、証拠隠 滅のため殺さ
れるかもしれないというアドバイスを日本政府の関係者がしていた 。あるいは専
門家もしていたんですね。しかし、何もしなければ動かない。20 年間、残念な
がら日本政府はこの問題に取り組んでこなかった。北朝鮮と外交交 渉をしたのに
取り上げなかった。何もしなければ娘は北朝鮮に拉致されたことも 明らかになら
ないまま死んでいくだろう、親たちも死んでいくだろう。危険はあ るけど、世論
に訴えようという決断を横田さんたちがされて、それに有本さんた ちが合流して
家族会ができた。それが平成9年です。
私はそれまで学者として論文は書いていましたけど、それ以上の行 動はしてい
なかった。家族がそこまで決断するのを見て、それでも世論が盛り 上がらなかっ
たら日本は独立国家でも何でもない。家族を助けないといけないと 思って、運動
をするようになって、「救う会」という家族会を支援する組織をつ くって、23
年になってしまった。まだ5人しか助けられていないというのが現 状です。
私は今、拉致被害者を取り戻す3回目のチャンスが来たと思ってい るんですね。
1回目は金丸訪朝の時です。(注、1990年9月、自民党の金丸 信元副総理、社
会党の田辺誠副委員長が訪朝した。北朝鮮に抑留されていた邦人2 人はその後釈
放されたが、有本恵子さんの拉致は取り上げられなかった)
2回目は小泉訪朝の時ですね。(注、2002年と04年の2回開 かれ、拉致
被害者5人が帰国した)
そして3回目が今です。北朝鮮は困らなければ日本に接近してこな いんです。
ただ話し合いをしてもダメなんです。まず困らせる。具体的には制 裁をかけると
いうことです。北朝鮮は石油など持っていませんので、外貨を枯渇 させるという
ことが効くんです。北朝鮮の独裁政権を維持するためには、金正恩 の個人資金、
39号室というところが管理しているんですけれども、年間40億 ドル(約44
00億円)から50億ドル(約5500億円)必要なんですね。昔 は朝鮮総連が多
額のお金を送っていたわけですが、今はそれを遮断した。韓国の左 派政権が送っ
ていたのも遮断されている。文政権は送りたくてしょうがないが米 国が見張って
いるので送れない。去年の春の段階で、40から50億ドルあった のが、数億ド
ルになった。これは複数の情報源から取ったものです。苦しくなっ てきている。
もう一つ、北朝鮮を追い込むのは、米国を中心とする国際的な軍事 圧力です。
小泉訪朝の時も米国が「悪の枢軸」といって軍事圧力をかけたから 日本に来たん
です。今、それと似たような状況ができてきているので、安倍総理 は去年、条件
なしに金正恩氏に会うと言いました。去年、家族会とともに米国に 行って、トラ
ンプ政権の高官に会いました。
「トランプ大統領はハノイでの金正恩氏との会談で、2回拉致問題 を出した。1
回目は1対1の会談で出した。その時は金正恩が話題を逸らした。 2回目は少人
数の夕食会で出した。その時は意味のある答えをしました」と教え てくれました。
「しかし、この内容は家族会にも教えられていません。シンゾー・ アベには全部
言ってあります」と。
金正恩氏の頭の中には拉致問題が入った。そのため無条件で会うと いうことを
言っているわけです。
嘉代子さんが亡くなって言いますが、われわれもギリギリのところ まできてい
ます。もしかしたら負けるかもしれない。23年間やってきました が。ご両親に
被害者を会わせるためにやってきたのに、小泉訪朝のとき10人ご 両親が生きて
いらっしゃったんですけれども、いま嘉代子さんで7人目です。お 亡くなりになっ
たのは。市川(修一)さんのお父さん(平さん)、お母さん(トミ さん)、増元るみ子
さんのお父さん(正一さん)お母さん(信子さん)、松本京子さん のお母さん(三枝
さん)、松木薫さんのお母さん(スナヨさん)、そして嘉代子さん 。
残っているのは3人だけなんです。横田さんのご両親と有本さんの お父さん(
明弘)だけで、横田さんのお父さんは2年前から入院中です。
そういうギリギリのところにきていますけれども、しかし、家族会 の人は総理
に会った時、「慌てないでください。急いでほしいが慌てないでく ださい。拙速
にみせかけの進展を求めて、平壌に行くということを目的にして制 裁を緩めたり
したら終わりだ」と。今苦しいけれども、前回は5人しか取り戻せ なくて、あと
「死んだ」と嘘をつかれて失敗したので、われわれは今回は「全拉 致被害者の即
時一括帰国」と言っています。全員が一緒に帰らないとだめだ。何 人かだけでは
だめだ。日本政府は17人認定し、5人が帰国しました。12人残 っていますが、
政府は認定の有無にかかわらず全員助けると言っています。認定さ れていない被
害者もいる。その人たちも含めて、「あなた知っているでしょ、金 正恩さん、あ
なたが決断するしかないんだ。それをしない限り制裁は緩みません よ。トランプ
大統領もその気ですよ。あなたはもう生き残れないところまで、そ の直前まで来
ている」と。
苦しいですけれども、この戦いをやめるわけにはいかない。
以上
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■安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/j p/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei. go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken .cgi
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救 う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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以下は2月24日に公益財団法人モラロジー研究所でおこなわれた
送のラジオ番組「飯田浩司のOK! Cozy up!」のPodcast番組公開録音での西岡会
長の発言です。参考情報として送ります。
■全ての拉致被害者の即時一括帰国のために
家族会、救う会ができたのは平成9年、1997年ですが、198
から手紙が届きました(石岡亨さん=拉致当時22=から日本に届
有本恵子さんが北朝鮮にいることが判明)。有本恵子さんの拉致が
て、まずご夫婦で外務省に行ったり、警察に行ったり、自民党本部
て運動されていた。
当時はみんな冷たくて、外務省は今はそうではないですが、課長に
て、課員の人と廊下のソファで話をして「国交がないから仕方がな
いうような話をされた。あるいは、「名前を出して訴えると向こう
なくなりますよ」とも言われた。これは有本さんたちだけでなく、
初にめぐみさんの拉致が明らかになった時に言われた。静かにして
助けてくれるのかというとそうではなかった。そういう厳しいなか
たのが安倍晋三さんだった。嘉代子さんが亡くなった後、家族会、
をやって、そこで決めた今年の運動方針を持って、安倍総理に会い
先々週の金曜日です。安倍総理はこう言っていましたね。
「嘉代子さんは自分が安倍晋太郎事務所の秘書だった時から一緒に
当時、拉致があるということを言うだけで、「身の危険はないです
いは「向こうにいる人たちが危ない」と言われたんですね。
有本さんたちは88年からですが、私は91年に文藝春秋社から出
君』という雑誌に日本の学者として初めて、日本人が拉致されたと
きました。周りから言われたのは「身の危険はないか」ということ
の学者が日本語で拉致があると書くだけで、公安関係者らから、「
険はないですか」と言われました。そういう中で、拉致があるんだ
言うだけで大変な不利益があったわけですけれども、特に政治家の
そうだと思いますけれども、安倍総理もそうだし、亡くなった中川
いままで一緒にやってきた。
第2次安倍政権になって結果が出ない。本当に悔しいですけれども
「一緒に戦ってきた」と言うのを聞いた時、「この人まだ根性ある
戦っている気持ちなんだな」と。私も嘉代子さんが亡くなった時、
横にいた戦友が弾にあたって倒れた。私が先にあたるかもしれない
う戦いを30年近くやってきた。総理も同じなんだなと思って、何
さなければいけない。戦いを止めたら勝てません。戦い続けるしか
います。
「殺してやる」という脅迫状が来たこともありました。バッシング
いんですね。表向きはまったく無視されて、しかし、脅迫状が来た
いう雰囲気だったですね。バッシングされるようになったのは運動
年、横田めぐみさんのことが明らかになった。私が編集長をやって
代コリア」が明らかにするのに関与しました。韓国の情報から明ら
ですけれども、横田さんのご両親(滋さん、早紀江さん)は大変悩
名前を出して、写真を出して訴えると、向こうにいる娘が殺される
北朝鮮は当時、拉致はないと言っていた。名前を出したら、証拠隠
れるかもしれないというアドバイスを日本政府の関係者がしていた
門家もしていたんですね。しかし、何もしなければ動かない。20
がら日本政府はこの問題に取り組んでこなかった。北朝鮮と外交交
取り上げなかった。何もしなければ娘は北朝鮮に拉致されたことも
ないまま死んでいくだろう、親たちも死んでいくだろう。危険はあ
に訴えようという決断を横田さんたちがされて、それに有本さんた
家族会ができた。それが平成9年です。
私はそれまで学者として論文は書いていましたけど、それ以上の行
なかった。家族がそこまで決断するのを見て、それでも世論が盛り
たら日本は独立国家でも何でもない。家族を助けないといけないと
をするようになって、「救う会」という家族会を支援する組織をつ
年になってしまった。まだ5人しか助けられていないというのが現
私は今、拉致被害者を取り戻す3回目のチャンスが来たと思ってい
1回目は金丸訪朝の時です。(注、1990年9月、自民党の金丸
会党の田辺誠副委員長が訪朝した。北朝鮮に抑留されていた邦人2
放されたが、有本恵子さんの拉致は取り上げられなかった)
2回目は小泉訪朝の時ですね。(注、2002年と04年の2回開
被害者5人が帰国した)
そして3回目が今です。北朝鮮は困らなければ日本に接近してこな
ただ話し合いをしてもダメなんです。まず困らせる。具体的には制
いうことです。北朝鮮は石油など持っていませんので、外貨を枯渇
ことが効くんです。北朝鮮の独裁政権を維持するためには、金正恩
39号室というところが管理しているんですけれども、年間40億
00億円)から50億ドル(約5500億円)必要なんですね。昔
額のお金を送っていたわけですが、今はそれを遮断した。韓国の左
ていたのも遮断されている。文政権は送りたくてしょうがないが米
いるので送れない。去年の春の段階で、40から50億ドルあった
ルになった。これは複数の情報源から取ったものです。苦しくなっ
もう一つ、北朝鮮を追い込むのは、米国を中心とする国際的な軍事
小泉訪朝の時も米国が「悪の枢軸」といって軍事圧力をかけたから
です。今、それと似たような状況ができてきているので、安倍総理
なしに金正恩氏に会うと言いました。去年、家族会とともに米国に
ンプ政権の高官に会いました。
「トランプ大統領はハノイでの金正恩氏との会談で、2回拉致問題
回目は1対1の会談で出した。その時は金正恩が話題を逸らした。
数の夕食会で出した。その時は意味のある答えをしました」と教え
「しかし、この内容は家族会にも教えられていません。シンゾー・
言ってあります」と。
金正恩氏の頭の中には拉致問題が入った。そのため無条件で会うと
言っているわけです。
嘉代子さんが亡くなって言いますが、われわれもギリギリのところ
ます。もしかしたら負けるかもしれない。23年間やってきました
被害者を会わせるためにやってきたのに、小泉訪朝のとき10人ご
いらっしゃったんですけれども、いま嘉代子さんで7人目です。お
たのは。市川(修一)さんのお父さん(平さん)、お母さん(トミ
さんのお父さん(正一さん)お母さん(信子さん)、松本京子さん
さん)、松木薫さんのお母さん(スナヨさん)、そして嘉代子さん
残っているのは3人だけなんです。横田さんのご両親と有本さんの
明弘)だけで、横田さんのお父さんは2年前から入院中です。
そういうギリギリのところにきていますけれども、しかし、家族会
に会った時、「慌てないでください。急いでほしいが慌てないでく
にみせかけの進展を求めて、平壌に行くということを目的にして制
したら終わりだ」と。今苦しいけれども、前回は5人しか取り戻せ
「死んだ」と嘘をつかれて失敗したので、われわれは今回は「全拉
時一括帰国」と言っています。全員が一緒に帰らないとだめだ。何
だめだ。日本政府は17人認定し、5人が帰国しました。12人残
政府は認定の有無にかかわらず全員助けると言っています。認定さ
害者もいる。その人たちも含めて、「あなた知っているでしょ、金
なたが決断するしかないんだ。それをしない限り制裁は緩みません
大統領もその気ですよ。あなたはもう生き残れないところまで、そ
ている」と。
苦しいですけれども、この戦いをやめるわけにはいかない。
以上
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■安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/j
[携帯]http://form1.kmail.kantei.
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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