ダライ・ラマ「中国本土と台湾は非常にデリケート」…訪台しない意向示す
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世(86)は10日、中国による抑圧が続くチベットや新疆ウイグル両自治区について、「私たちは固有の文化を有しているが、中国共産党の指導者たちは異なる文化の多様性を理解していない」と訴えた。一方で、「中国の新しい世代の指導部において物事は変わると感じている」と、世代交代による政治環境の変化に期待感を示した。
亡命先のインドから、日本外国特派員協会のオンライン形式の記者会見に臨んだ。緊張が高まっている台湾情勢については、「現在、中国本土と台湾の関係は非常にデリケートだ。地域の政治的な問題には関与したくない」と述べるにとどめ、台湾を訪問する意向がないことを明らかにした。
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