北京五輪のスキージャンプ混合団体で日本の高梨沙羅(25=クラレ)らがスーツ規定違反で失格になった問題で、〝黒幕説〟が浮上している渦中のフィンランド人審判ミカ・ユッカラ氏が「私は関係ない。全部(女性審判の)ボンチフスカがやった」と無関係だと主張した。 【写真】涙が止まらなかった高梨沙羅 大騒動になっている高梨ら女性選手5人の失格問題を巡っては、マテリアルコントロール(道具チェック)を担当する責任者でポーランド人女性のアガ・ボンチフスカ氏が検査を実施したが、その後に本来はいるはずのない男性担当のユッカラ氏が検査に〝介入〟していたことが現地で指摘されていた。 混乱が増す中、ついに渦中のユッカラ氏が沈黙を破った。 ドイツの放送局「n―tv」は「フィンランド人のマテリアルコントローラーであるミカ・ユッカラがオリンピックの混合団体でのスキージャンプの〝茶番劇〟の後に口を開き、いかなる批判も否定した」と報道。そしてユッカラ氏は「失格はすべてアガ・ボンチフスカによって明らかにされたことだ。私はそのこととはまったく何の関係もない」と完全否定。女性担当で実際に検査に携わったボンチフスカ氏にすべての責任があり、今回の問題に自身は一切関与していないと主張した。 一部報道では殺害予告の脅迫まで受けているというユッカラ氏。本当に〝シロ〟なのか、それとも苦し紛れの責任転嫁なのか。
東京スポーツ
スーツ失格の高梨沙羅、検査方法の違いを指摘していた…代表監督「こんなことで選手をつぶしてはいけない」
スキージャンプ混合団体でスーツの規定違反で失格となった女子の高梨沙羅(クラレ)が全日本スキー連盟(SAJ)の聞き取りに「検査方法がいつもと違う」趣旨の回答をしたことが分かった。SAJは国際連盟(FIS)に検査法のあり方についての意見書などを送付する方針。スキー日本代表の斉藤智治監督が10日、明らかにした。 【写真】沙羅、泣かないでくれ…あなたは私たちの誇りなのだから
沙羅はスーツの太もも回りが規定より2センチ大きいとされた。斉藤監督によると、通常飛躍後はスパッツをはいたまま太ももを測定されるが、スパッツを脱がされたと沙羅が回答。
腕も通常は体から約30センチ離した位置まで広げて検査を受けるが、万歳を求められた。検査方法が違うとしてやり直しを求めたが、受け入れられなかったと話しているという。
検査方法を巡っては、2人の失格者が出たノルウェーのアンナオディネ・ストレムも「これまでの検査方法と違い、少し奇妙だった」と証言。同国代表のブラーテン監督も、ノルウェー紙の取材に対し、手を頭に乗せたままで行ったと語っている。
一方、マテリアルコントロールの責任者、ポーランド人女性のボンチフスカ氏は「新しい測定の手順は行っていない」とするなど、食い違いが生じている。
スーツ失格問題を巡っては、8日に沙羅が自身のインスタグラムで真っ黒な画面とともに「皆の人生を変えてしまった」などと謝罪。斉藤監督は「今後の検査をフェアにしていかないと。こんなことで1人の選手をつぶしてはいけない」とも強調した。今季は2~3月にW杯を残しており、沙羅は既に中国を離れて欧州へ移動している。
報知新聞社
失格続出「改善策練るのは大事」 FISジャンプ女子の運営責任者
【張家口共同】国際スキー連盟(FIS)でジャンプ女子の運営責任者を務める吉田千賀さんが10日、張家口で取材に応じ、7日に行われた北京冬季五輪の混合団体で日本の高梨沙羅ら4チームの女子5選手がスーツの規定違反で失格となり、波紋が広がっていることについて「まだ検証している段階」とした上で「FISとして改善策を練っていくのは大事」との考えを示した。 選手から「これまでの検査方法と違った」との声が出ていることに関しては「(検査担当者から)違う測り方はしていない、としか聞いていない」と述べた。失格選手はほぼ同じような部位の違反で、チームから抗議はないという。
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