パルデンの会

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「リチウム・トライアングル」とは南米のアルゼンチン、チリ、ボリビアである。 世界のリチウム埋蔵の過半を占めているといわれ、米国地質調査所 (USGS) の推定では地球全体に8800万トンのリチウム埋蔵があるという。現在のリチウムの生産方式では水不足、土壌汚染など環境問題を深刻化させており、新しい生産技術開発、ならびにリサイクル率の引き上げが必要である。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)3月8日(水曜日)弐
      通巻第7664号
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 EVはリチウム不足、サプライチェーンの寸断を克服できるか
  南米「リチウム・トライアングル」も中国の投資で動き出した
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「リチウム・トライアングル」とは南米のアルゼンチン、チリ、ボリビアである。
世界のリチウム埋蔵の過半を占めているといわれ、米国地質調査所 (USGS) の推定では地球全体に8800万トンのリチウム埋蔵があるという
昨今、リチウムは供給不足に陥り、価格は急騰した。

リチウムは電池の中枢資源でEVに欠かせない。
またブラジルとアルゼンチンは自動車製造の経験があるが、中国の自動車メーカーが先駆けて、アンデスのリチウム供給を確保するためにアルゼンチンにEVとリチウム電池工場を建設する。投資は四億ドル。

 現在、世界のリチウム電池生産は中国が70%のシェアを寡占している。
中国各地にリチウム電池工場が新設されており、GMと中国企業合弁工場も商談が進捗していたがバイデン政権の中国敵視政策への転換で中止となった。

 中国の「ガンフォンリチウム」は大手リチウム採掘会社から発展して、リチウムの精製・加工およびバッテリー製造で世界最大。おなじく中国の「コンテンポラリー・アンペレックステクノロジー(CATL)」は世界上位2社のEV用バッテリー製造会社。
日本の「パナソニック」は世界上位3社に食い込んでいる。豪企業が四位で、米国の「リベント」は第五位。

現在のリチウムの生産方式では水不足、土壌汚染など環境問題を深刻化させており、新しい生産技術開発、ならびにリサイクル率の引き上げが必要である。
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