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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和五年(2023)3月8日(水曜日)弐
通巻第7664号
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EVはリチウム不足、サプライチェーンの寸断を克服できるか
南米「リチウム・トライアングル」も中国の投資で動き出した
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「リチウム・トライアングル」とは南米のアルゼンチン、チリ、ボ
世界のリチウム埋蔵の過半を占めているといわれ、米国地質調査所 (USGS) の推定では地球全体に8800万トンのリチウム埋蔵があるという
昨今、リチウムは供給不足に陥り、価格は急騰した。
リチウムは電池の中枢資源でEVに欠かせない。
またブラジルとアルゼンチンは自動車製造の経験があるが、中国の
現在、世界のリチウム電池生産は中国が70%のシェアを寡占して
中国各地にリチウム電池工場が新設されており、GMと中国企業の
中国の「ガンフォンリチウム」は大手リチウム採掘会社から発展し
日本の「パナソニック」は世界上位3社に食い込んでいる。豪企業
現在のリチウムの生産方式では水不足、土壌汚染など環境問題を深
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