パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

 中国のハッカー規模はアメリカの50倍だ

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023) 4月29日(土曜日)弐
       通巻第7730号 
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(連休中の発行について)連休中、小誌発行は不定期。さしあたり明日は休刊です
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 スーダンからの避難。中国は海軍艦船を派遣し1300人を収容
  アメリカ人のスーダン居住者は16000名、バイデンへ批判強ま
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 内戦状態となったスーダンでは、これから30万の避難民が近隣諸国に溢れることになるだろう。スーダン在住日本人全員が無事にジブチに到着し、うち48名がチャーター機で羽田へ帰国した。スーダンには南部の非戦闘地帯に日本人が一人のこるほか国境なき医師団のスタッフはスイスへ、また独自に帰国した者もいた。

 さてほかの国々は避難作戦をどうしたか。欧州諸国はただちに救援機を飛ばし、特別な輸送チームを組織して、かなり迅速だった。

注目を集めたのは1300名のスーダン在住をかかえて中国人である。それにしても日本の20倍もの在留中国人はスーダンで何をしていたのか?
中国海軍の艦船が派遣された。過去の実績をみれば、中国にとっては日頃のサイバーネット構築が逆にモノを言ったのだ。

カダフィが斃れたとき、リビアから36000人を運んだ。キリギス暴動のおりはチャーター機四機を飛ばして奥地からも中国人を避難させた。あの東日本大震災のときは十数万の中国人が新潟空港集合しチャーター便で帰った。

 批判されたのはバイデンだった。「われわれは見捨てられた」という不満の声がハルツームで高まったのも、およそ16000人のアメリカ国籍者が残留したままだからだ。しかし「アメリカ籍」というのは二重国籍者で殆どはスーダン人と言われている。
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 中国のハッカー規模はアメリカの50倍だ
  レイFBI長官が下院議会公聴会で警告
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 4月27日、米国連邦議会下院歳出委員会の公聴会で証言したのはFBI のクリストファー・ レイ長官だった。
レイは「中国のハッカーは米国のサイバーセキュリティと比較して50倍の規模だ」として、「中国は世界の大国を合わせたよりも大きなサイバー プログラムを運用している」と警告した。

 もともとFBI長官を召喚しての公聴会は、プライバシー保護によって情報活動の機能低下に陥ったFBIの予算獲得が目的であり、レイが中国の脅威を前面に出すことで予算増加をねらった意味が発言に含まれる。
 共和党FBIの増額に熱意を示していない。

 「中国のサイバー脅威の規模は大小を問わず多くの個人データと企業データを盗みました。とくに中国は米国のプライバシーとセキュリティに最大の危険をもたらしている」として、レイ長官は議会人に危機を訴えた。

「私たちのイノベーション、アイデア、経済安全保障、国家安全保障にとって、中国政府ほど深刻な脅威となっている国はありません」とレイは言った。

 このFBIの対応から推し量れることは中国の超限戦で、ミサイルを都バス前にまずハッカー攻撃をおこない、軍の指揮系統、通信システムの寸断。そして空港や港湾、鉄道駅などの通信システムを破壊し、反撃能力を初期段階で破壊することに狙いがあることがわかる。

 宇宙を遊弋する通信衛星偵察衛星の破壊攻撃、海底ケーブルの切断。発電所の運用管理システムへの侵入と機能不全に陥れるなど敵国のインフラを破壊すれば、継戦能力も失われるだろう。
そのために中国は米国の五十倍規模のハッカー軍団を組織したということである。
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