パルデンの会

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1年間が過ぎ、今からは冷静に、安倍元首相の功績と限界を考え、さらに限界を乗り越えていくべき時ではないかと思います。それは同時に、戦後日本の限界を超えていくことでもあるはずです

明日本書「われらの安倍晋三(月刊Hanadaセレクション)」が出版されます。これまでにHanadaに掲載された故安倍元首相についての論稿を再掲載し、新しい原稿(漫画も含む)を付け加えて再編集したものですが、私の論考も再掲載していただきました。本稿の中では、おそらく安倍元首相に対して批判的なものだと思いますが、安倍元首相が超えられなかったものについて考えてみたつもりです。
安倍元首相は、拉致問題について、これまでのどの首相よりも、真摯な思いを持っていたでしょう。そのことは疑いませんが、少なくとも結果を出すことはできなかった。自由で開かれたインド太平洋構想、そしてクアッド枠組み構成という、今後も日本が目指すべき外交方針を示した功績は決して消えることはありませんが、北方領土問題は前進せず、中国に対しても一時期は習近平国賓待遇で迎えようともしていました。その理由も、安倍回顧録には率直に書かれています。
決して論難するのではなく、1年間が過ぎ、今からは冷静に、安倍元首相の功績と限界を考え、さらに限界を乗り越えていくべき時ではないかと思います。それは同時に、戦後日本の限界を超えていくことでもあるはずです
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  • 山崎 灯理
     憲政史上最大最高の総理でしたね。棺の覆われた今、それを認めないわけには行きません。
     拉致問題解決のため、一次政権のとき積極的に動いた結果、追い落とされた経験に鑑み、二次政権では直接アプローチを避け、間接的に締め上げる方向に向かいましたが、韓国が左派政権でしたから、色々、やってくれちゃいました( ´Д`)=3
     さらに問題なのは二度に渡る消費増税で、これが決定的に景気の腰を折った。今後10年はデフレ経済が続くでしょう。もちろんご本人はそうなる、と分かっていた。それでも財務省には、叶いませんでしたし、最後は命を落とす羽目に(;_;)
     
     
    安倍さんも結局自民党と言う組織には勝てず、自らが抱いていた思いも志しも半ば遂げる事が出来なかった。
    さぞ無念であったろうと思います。
     況してや、犬飼木堂や伊藤博文斎藤実濱口雄幸原敬高橋是清と同様、凶弾に斃れた総理経験者の一人に列せられた。安倍さん自身を政治家として見た時、伊藤博文原敬、犬飼木堂の様な『大宰相』即ち『憲政史上最高の総理』などでは決してなく、安倍さん自身もそれは承知の上だったでしょう故に、志し半ばで凶弾に倒れ、伊藤博文原敬ら、並いる大宰相と共に、その名を列せられた事には、悔しさもひとしおだったのではないかと思います。
    安倍さんの拉致問題にかける想いは本物であっただけに、生きて本懐を遂げて頂きたかったです