パルデンの会

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7月7日、バイデン政権は追加援助8億ドルのパケッジにクラスター爆弾供与も含まれるとした。合計400億ドルの武器援助となる。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)7月9日(日曜日)
      通巻第7814号  
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 バイデン政権、クラスター爆弾ウクライナに供与
  米議会に反対論が突出、ドイツも反対。NATOは迷惑顔
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 7月7日、バイデン政権は追加援助8億ドルのパケッジにクラスター爆弾供与も含まれるとした。合計400億ドルの武器援助となる。
 サリバン補佐官は「ウクライナ軍に都市部で使用させない」ことを条件としたと表明し、バイデンは「ウクライナ軍に弾薬が足りなくなったからだ」と軽率な発言をした。

 「プーチンは人殺し、習近平は独裁者、アサド(シリア大統領)は消えろ}と連続的に失言を繰り出すバイデンは、国際政治のリテラシーを知らないようだ。

 これは世界に衝撃のニュースで、まずドイツ外務省が反対を表明しNATO事務総長のストルテンブルグは「米国が決めたこと、NATOの決定ではない」と米国との距離を明確にした。

 もうひとつ重大な変化は「ウクライナNATO加盟」問題である
リトアニアで開催されるNATO会議には岸田首相も参加するが、ここでウクライナ加盟が話し合われる。事前工作でブルガリア、トルコなどを訪問中のゼレンスキー大統領が巧妙な外交工作を展開している。
トルコのエルドアン大統領はウクライナNATO加盟に支持を表明した。

ウクライナNATO加盟? 
となると戦争の拡大を意味し、ウクライナ vs ロシアという現在の枠組みから、NATO vs ロシアの戦争というレベルになる。第三次世界大戦である。(事実上はNATOとロシアの戦争だが、表向きは局地戦というパラダイムで双方が闘っている)。

 米議会が沸騰した。
クラスター爆弾供与、ウクライナNATO加盟に賛成を表明したのはリンゼイ・グラハム上院議員共和党サウスカロライナ州で、「断固、賛成だ」とした。
グラハムは共和党内で例外的にウクライナ熱烈支持、キエフを三回訪問しゼレンスキー大統領と懇談している。このグラハムにトム・コットン上院議員共和党アーカンソー州)が合流した。

 しかし議会では反対論が多い。
 「NATO加盟もクラスター爆弾供与も反対」を鮮明にしたのはランド・ポール上院、マジョリー・テイラー・グリーン下院、ベディ・マコラム下院議員で、「この決定はおそるべきミステークだ」とした。

 日本のメディアが、この地殻変動のような「戦争の質の変化」を重視していないのは不思議である。
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