パルデンの会

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ハマスvsイスラエル紛争の激化は中東に異変をもたらした。英米、イエメンのフーシ拠点を空爆へ

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024)1月1日(月曜日)弐
        通巻第8077号   
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 英米、イエメンのフーシ拠点を空爆
   米中央軍、武装ヘリでフーシのボートへ反撃
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 ハマスvsイスラエル紛争の激化は中東に異変をもたらした。
 10月19日だった。イエメンの武装組織フーシ派が、紅海で貨物船を拿捕した。船をハイジャックした模様をSNSで画像送信、世界は緊張した。
「拿捕」された貨物船は日本郵船が運航する自動車運搬船だった。

フーシ派はイランの支援を受けた武装組織、イエメン北部を拠点に武装闘争を繰り返すイスラムシーア派の分派。厄介なのは多数のミサイルを所有し、とくに対艦弾道ミサイルをもつため、英米は対応が遅れた。

12月28日、米中央軍は紅海南部で対艦弾道ミサイル無人機を撃墜したと発表した。中東に展開中の米海軍駆逐艦「メイソン」が撃墜した。フーシ派による国際船舶への攻撃は10月19日以降、12月31日までに23回。

ジェトロによれば、「海運大手ドイツのハパックロイド、スイスのMSCデンマークのマースク、フランスのCMA CGM、台湾のエバーグリーン、英国石油大手BPなどが紅海を通る経路を回避し、南アフリカ共和国喜望峰回りなどへのルート変更を発表している。各海運企業が航路の変更や輸送費の調整に追われ、紅海上に停泊するコンテナ船も増えており、遅延や混乱は世界貿易に大きな影響を与える可能性がある」とした。

12月中旬にオースティン米国防長官は「紅海での海運の安全確保に向けた多国間の取り組み」を発表し、英国、バーレーンカナダ、フランス、イタリア、オランダ、ノルウェーセーシェル、スペインなどが参加し、紅海南部とインド洋のアデン湾で共同パトロールを行うことなどとした。

世界貿易の12%がスエス運河を通過する。南アの喜望峰経由となると世界全体のおよそに割の積載能力が奪われると海運業界は計算している。(脱線、喜望峰に行ったことがあるが、風の強い、無骨な岩だらけ。なぜここが「希望」と名付けられたのか、不思議に思った)。

英紙『サンデータイムズ』(12月31日)は「英空軍がフーシ拠空爆の準備に入った」とし、「この攻撃には米中央軍も参加すると想定している」

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  2024の世界半導体市場は13%の成長が見込まれる
   半導体遅れの日本はそれでも4・4%の成長が予測されている
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 半導体業界の予測ではAI向け半導体の需要急拡大により、2024年は13.1%の成長、過去最高の5,883億6,000万ドルの市場規模になるとした。
 なにしろAI、チャットGPT適用の半導体で、エヌビデイアは空前の株式上場、日本で8兆円をかき集めた。

 2023年は半導体市場が低迷し、GAFAMは軒並み成績を下げた。2022年度は5,740億8,000万ドルだった。

楽天的な展望の根拠はサムアルトマン率いるオープンAIが開発した「チャットGPT」の発売に伴うもので、孫正義などはこれが主流となると予測している。
詐欺が急増し、89%の詐欺メール増加という暗い側面をともなったが。。。

 製品別では、メモリチップが全体の成長を牽引し、売上は前年比44.8%増加すると予想されている。
 ロジックチップの市場は9.6%、イメージセンサーチップの市場は1.7%成長するとの予測である。
現在汎用品が主力の日本市場は4.4%成長とされる
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