パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

チベット自治区昌都(チャムド)市出身のわずか10カ月の男の子が胆道閉鎖症、肝不全と診断され、肝移植手術が必要でした。中国のSNS「WeChat(微信)」のモーメンツでチベット語通訳のボランティアを募集したところ、その日のうちに500人以上から応募の電話がありました。

医師が患者のためにチベット語通訳のボランティアを募集 500人余りから電話が殺到

2024-01-26 15:18:01  CRI
 
 
 

 中国東部の浙江省杭州市にある浙江大学医学院付属第二病院の陳小泉医師はこのほど、中国のSNS「WeChat(微信)」のモーメンツでチベット語通訳のボランティアを募集したところ、その日のうちに500人以上から応募の電話がありました。

 チベット自治区昌都(チャムド)市出身のわずか10カ月の男の子が胆道閉鎖症、肝不全と診断され、肝移植手術が必要でした。医療チームの一員の陳小泉医師は患児の母親と話した時にあまり標準語を話せないことに気づき、手術や治療に支障が出ることを心配し、WeChatのモーメンツで通訳のボランティアを募集しました。すると、応募の電話が500件以上ありました。応募者の中には、杭州に住むチベット族の教師や大学生のほか、杭州以外の地域のガイドや民宿経営者などもいました。

 結局、杭州で就学しているチベット族の大学生らが通訳チームを結成し、リアルタイムで通訳してくれることになりました。

 患児の母親によりますと、子どもが地元の医師に胆道閉鎖症と診断され、肝移植手術が提案されました。途方に暮れた母親はインターネットを通じて肝移植手術を受けた子どもの母親と知り合い、その熱心な母親は彼女を肝移植患児の保護者が参加するチャットグループに紹介しました。そのグループには浙江大学医学院付属第二病院の医師もいました。患児の母親は子どもを杭州に連れて行って治療することを決心しました。親子は飛行機で杭州へ行き、蕭山空港では医師と救急車がすでに待っていました。

 患児を抱く浙江大学医学院付属第二病院の医師

 患児の肝不全の病状が比較的深刻であることに加え、まだ赤ちゃんで、発育が遅く、器官や血管が正常よりも小さくて細いなどの原因により、手術は6時間もかかりましたが、成功しました。現在、患児に移植された肝臓の機能は安定しており、患児はすでに小児科の一般病棟に移りました。(藍、藤井)