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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)1月26日(金曜日)
通巻第8106号
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岸田首相は何をしに米国へ行くのか?
また毟られる。日本はいつまで米国のATMなのか?
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1月25日、ホワイトハウスは「岸田文雄首相が4月10日に訪米する」と発表した。
「?」。レイムダック入りして落選確実の耄碌爺さんに何をしに行くのかと多くの国民は不思議に思ったであろう。
ウクライナ支援予算が議会で通過せず、またイスラエル支援が民主党支援者からもブーイングされ、若者のボランティアが大量に民主党選対を去った。
いま、こんな体たらくのワシントンに、のこのこ出かける馬●は日本の首相くらいだろう。
バイデン政権の意図はいうまでもない。11月のサンフランシスコAPECのついでに行なわれた日米首脳会談で、バイデンは岸田首相に「国賓待遇」による訪米を提案した。日本を煽てる必要からだ。目当ては日本の財布だ。
カービー戦略広報調整官は記者団に「岸田首相の訪米は日米同盟や日米関係の重要性を明確に示すものだ」と意義を強調した。「インド太平洋地域の安全や繁栄、地域協力を強化する取り組みの重要性を訴える機会になる」などと綺麗事を並べ、「バイデン大統領は岸田首相に会うことをとても楽しみにしている」と心にもないことを付け足した。日本の首相が国賓待遇で訪米するのは2015年にオバマ大統領が安倍晋三首相を招いて以来。
狙いはずばり、日本のATM化である。バイデンと英国ジョンソン前首相がプーチンを嗾けたのがウクライナ戦争の本質。ゼレンスキーは世界にカネと武器をたかりまくった。それもいよいよ終わりとなって、日本はウクライナ復興会議を東京でやらされる。能登の復興は後回し、ウクライナへの支援を優先させるって、基本がおかしくないか。
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