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軍総参謀部統計 「六四」事件の犠牲者数に関する衝撃的な事実 6月1日から10日にかけて亡くなった人は3万1978人 完全な包囲の後、その場にいた人々は処刑されたり、後で殺害された

六四天安門事件の真実 軍のデータで浮かび上がった驚愕の死者数

六四天安門事件の真実 軍のデータで浮かび上がった驚愕の死者数
1989年6月4日、北京の天安門広場中国共産党の軍が平民を大量虐殺した。(六四事件の資料写真)
 
2024/06/04
 
更新: 2024/06/05 大紀元
 

 

35年前の1989年6月4日に起こった北京天安門広場での中国共産党軍による学生と市民を虐殺した事件は、中国共産党による初期の大規模な死体隠蔽と血痕消去のため、正確な死者数は依然として不明である。

外部の推測によると、死者数は数千人から1万人を超える可能性があるとされる。しかし、中国共産党軍の総参謀部の統計データによれば、天安門事件の犠牲者数は驚くべきものだった。

天安門事件における実際の死者数は?

天安門事件で実際にどれだけの人が亡くなったのか? 情報源によって異なる統計が示されており、数字には大きな差がある。

最も少ない死者数を報告したのは香港で書籍を出版した元新華社記者の張萬舒氏であり、彼は民間人の死者数を713人と報告している。また、当時北京にいたニューヨークタイムズの取材責任者は、死者数が400人から800人の範囲だと述べているが、この数は一般的にはかなり低く見積もった数とされている。

ABCの報道によると、北京の医療スタッフは当局から「死亡者数を漏らしてはならない」との命令があり、命令が出される前にすでに2600人が犠牲になっていたとされる。また、中国赤十字の資料には、死亡者数が2700人、負傷者数が3万人とある。香港の「大公報」も、死者数が2千人を超え、負傷者が3万人を超えていたと報じている。

しかし、この2千人以上という報告は虐殺の翌日にされたものであり、報道によれば識別可能な遺体は2千を超えていたが、実際にはさらに多くの識別不可能な遺体が統計されていなかったため、死亡者数は約1万人以上いたと推測されている。

その時の報道では、中国共産党軍による非常に残忍な行為の詳細が記載されていた。

例えば、負傷した市民や学生を見つけた場合、銃で打ち、確実に殺害する、息がある負傷者を焼却する際に生きたまま火に投じるなどの行為が行われていた。

1989年6月4日、中国共産党の軍が市民を大量虐殺した(六四事件の資料写真)
1989年6月4日、中国共産党の軍が市民を大量虐殺した(六四事件の資料写真)
1989年6月4日、中国共産党の軍が市民を大量虐殺した(六四事件の資料写真)

軍総参謀部統計 「六四」事件の犠牲者数に関する衝撃的な事実

2005年1月23日、大紀元時報は、匿名の提供者から手紙を受け取った。

その手紙の内容は中国共産党内部の統計データと見られるものであった。情報源は中国共産党の軍総参謀部の高位将校だと言われているが、この人物は2004年11月21日に北京で暗殺されたと伝えられている。

1989年10月12日に総参謀部が作成したこの資料は、事件時、26か所の虐殺現場の犠牲者数を詳細に記録している。データは正確であり、内容は衝撃的なものだった。

1989年6月1日から10日にかけて亡くなった人は3万1978人であり、その中には学生1万974人、一般市民7992人、身元不明者1万1865人が含まれている。

目撃者の報告とデータには大きな違いがあるが、資料にはその理由も説明されていた。

虐殺後、軍は象徴的にごくわずかの遺体を公開したが、ほとんどの遺体は強制的に火葬され、死亡証明も発行されないようにされていた。

また天安門での鎮圧作戦では、デモ参加者を分割して制圧する戦術が採用され、多くの人々がグループに分けられた後、集団で処刑された。

初期報告では死亡者数が実際よりも少なく見積もられていた。現場を離れた人々は、少数の死者と多くの負傷者の光景を目撃している。

しかし軍による完全な包囲の後、その場にいた人々は処刑されたり、後で殺害された。実際の死亡者数は、目撃者や当初の予測を大きく超えている。

また軍は殺戮が終了するとすぐに現場の清掃と復旧作業を行い、血痕や弾痕をきれいに消去した。これが、外部から見た死亡者数が大幅に少ない理由となっている。

総参謀部が集計した犠牲者数は、6月1日から10日までの10日間に集計されたものである。中国共産党軍内部には、六四事件に関連する文書、映像、写真、そして天安門地区外の鎮圧情報を持つ者が多くいる。

この情報は、唐靖遠氏がこれまで見た中で最も多い死者数である。もちろん、私たちはこの情報を検証する術を持ち合わせていない。六四事件が再評価されるか、中国共産党が崩壊するまで、この悲惨な大虐殺の詳細が明らかになることはないだろう

時事評論家。ニュース評論番組「遠見快評」で米中の政治・経済分野を解説。米国のテレビ局で編集や管理職に携わり、1億回以上再生された「中共ウイルスはどこから? 武漢コロナウイルスの根源を探る(Tracking Down the Origin of the Wuhan Coronavirus)」や、ピュリッツァー賞の候補作品「最終戦争(The Final War)」など、数々の大型ドキュメンタリーを手掛ける。 ギター演奏家でもある。趣味はバドミントン、旅行。 新興プラットフォーム「乾淨世界(Ganjing World)」個人ページに多数動画掲載。