パルデンの会

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CHINA国民が日本の印象が良くないと答えた人が9割弱に なると「言論NPO」の世論調査で判明 主な理由は二つあり、一つは尖閣問題。もう一つは 福島第一原子力発電所の処理水の問題

オピニオンの「ビューポイント」

CHINA政府のウソが原因の日中不和

  井上 政典  2024/12/04(水)  コラム中国 

 

CHINA国民が日本の印象が良くないと答えた人が9割弱に

なると「言論NPO」の世論調査で判明しました。

 こちらもあまり良い印象は持っていないので別に気にも

しないのですが、その理由を聞いて驚きました。

 主な理由は二つあり、一つは尖閣問題。もう一つは

福島第一原子力発電所の処理水の問題だそうです。

 

 

 

●「尖閣問題」、日本の法律的足かせも

沖縄県尖閣諸島海域で、中国公船(奥)を監視する海上保安庁の巡視船(海上保安庁提供)

沖縄県尖閣諸島海域で、中国公船(奥)を監視する

海上保安庁の巡視船(海上保安庁提供)

 

 

尖閣諸島は日本古来の領土です。それをちゃんと証明している本は

たくさんありますが、盟友門田隆将氏が産経新聞出版から出版した

尖閣1945』を読めば一目瞭然です。

戦前は福岡県八女市の古賀さんが羽毛布団の材料であるアホウドリの羽を

採集し、また高級な背広には欠かせない貝ボタンの原料をここで採取し、

製造する工場を営んでいたのです。

これらの人々の生きた証の痕跡は今もはっきりと残っており、

それは領有権を最近主張し始めた中華人民共和国の建国

(1949年10月1日)よりもずっと以前から日本が領土として持って

いたところです。

1980年代になってここが海底油田の宝庫であることと、南シナ海

尖閣諸島を領有することが臺灣に侵攻するためには戦略上必要であると

いうことでここの戦略的価値が高まってきたのです。

地図を見てください。台湾と大陸は海によって隔てられていますが、

南シナ海を封鎖することにより、台湾が輸入せざるを得ない天然ガス

石油はストップします。そして在日米軍基地のある南西諸島と台湾の間に

ある場所が尖閣諸島であることを。

尖閣諸島付近の油田が日本ではクローズアップされ、右も左もそのことを

言っていますが、最近ふとそのことに疑問を持ち始めました。どんな時も

右と左は水と油のごとく反発し合うのにここだけが誰もが異論をはさまな

いのです。

しかし、私は以前から主張しているように台湾を武力侵攻するよりも

スプラトリー諸島やスカボロ環礁などに軍事基地を作り、ここを拠点に

封鎖すれば、台湾は原子力発電所をほとんど活用できていないので、

12日でLNGの備蓄が枯渇し、兵糧攻めにあうのです。

でも、北に位置する尖閣諸島を領有することにより、ここにはCHINA

領海と排他的経済水域が発生します。すると米軍が南西諸島つまり沖縄県

基地から台湾救援に向かいにくくなることに気が付いたのです。

私はCHINA軍の実力はまだまだ低いと思っていますが、この兵糧攻め

実施すれば戦うことなく台湾を軍門に下すことができるのです。そのための

布石として南シナ海の実質的支配と尖閣諸島の領有は必須になってきます。

海底油田に関してはすでに春暁油田があり、日本からの抗議や国際世論など

全く気にせずに操業しています。

それでも365日あの海域に中国海警局という日本の海上保安庁に該当する

組織の巡視艇が遊弋して日本側をけん制しています。ただここで問題なのは、

日本の海上保安庁の所管組織は国土交通省ですが、中国海警局は中国海軍に

属します。

そして海上保安庁は国土・領海を守ることは法律上しません。あくまでも治

安維持や海難救助のために存在しているのです。もしここで小競り合いが起

こった時、CHINAは容赦なく同じ組織であるCHINA海軍が出てきますが

海上自衛隊海上保安庁と別組織であるうえに、防衛出動が掛からない

限り何も手出しができないのです。

防衛出動が発令されてもそこには空白の時間が生まれます。その時に上陸をされ、

実効支配されたら、とても困った状況におちいりますね。

ここでもCHINA海軍よりも圧倒的力を持つ日本海軍に法律という手かせ

足かせをはめていることがわかりますね。

これでよくお判りになった通り、尖閣諸島はCHINAの軍事上の要衝に

なっているのです。だからCHINA政府も嘘をつき続けなければならないのです。

福島第一原発処理水をいつまでも「汚染水」と主張するCHINA

もう一つの福島第一原子力発電所からの処理水放出問題ですが、これもALPS

(多核種除去設備)によって安全に処理された水ですから、「処理水」と呼んで

いるのですが、CHINAはこれを「汚染水」とIAEA国際原子力機関)の

会議でも連呼したために、出席していた高市早苗経済安全保障担当大臣(当時)

が予定していた原稿を捨てて、急遽英語で次のように反論しました;

IAEAに加盟しながら、事実に基づかない発言や突出した輸入規制を取っている

のは中国のみだ」と。

この発言は2023年の9月でしたが、この発言で私は高市早苗さんの大ファンに

なったのです。国際会議で即興でこのような毅然とした態度がとれる日本の政治家

はいたでしょうか。この後に高市&門田のダブル講演会の企画が始まったのです。

日本でも一部の左巻きがこれに反対しているようですが、水で薄めたトリチウム

無害だし、お魚にも蓄積しません。これは科学的根拠のあることです。でもCHINA

の意を受けた左巻きや核アレルギーのある人はいまだに将来の不安が残ると言って

いますが、日本にとって害のあるのはお前たちだろうと思うのです。

このようにCHINA政府がついている嘘のせいで、日中の国民がどんどん疑心暗鬼に

なっています。これが昨日も指摘した在中国の日本人たちの安全に直結しているのです。

なぜ、日本政府はCHINAへの渡航に注意を出さないのか? またこの時期に

ビザ免除を再開するのか、到底理解できません。

そしてそれが媚中だらだらの石破政権下で行われるのがとても不安だと思いませんか?

CHINAに対して毅然とものが言え、交渉できる政治家の登場を望みます。

ま、高市さんしかいませんがね。