パルデンの会

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中国に報道の自由は無い メディアサミットは「 寸劇か?」

http://www.hrw.org/en/node/85992
中国;メディアサミット開催、報道の自由を訴えるチャンス

外国人報道記者に対する国家権力による報道検閲、規制について

10月7日

(ヒューマンライツウォッチ ニューヨーク)

ヒューマンライツウォッチは10月8日ー10日まで中国北京で開催予定の世界メディアサミット参加者に、中国政府による報道の自由への侵害、報道記者に対する定期的に行われる妨害、拘束や脅迫について、是正を求めるよう呼びかけます。

このサミットは、前中国政府宣伝機関の副代表で、現中国国営通信社、新華社通信の代表Li Changjunと、新華社通信社によってとりおこなわれ、130カ国の外国人報道機関の代表が参加し、中国との間の将来のメディアトレンドや2カ国間、多国間による報道協力について話し合われる。
参加者には、ニューズ・コーポレーションのCEOルパート・マードック会長、AP通信社(米国)のトーマス・ カーリー社長兼会長、ロイター通信社、編集長デヴィッド シレーシンガー、BBC 会長マークトンプソンなどを含む。

ヒューマンライツワッチでは、中国の地元メディアは何十年間も政府の公式プロパガンダに沿うよう、政府から厳しい報道検閲を受けていることを報告しています。また2008年の抗議行動勃発以降、外国人報道記者のチベット入国は禁止されており、中国人報道者は、2008年に起こった6名が死亡、何千人という子供を病気に陥れた毒入り粉ミルクについて等の重要な国際問題についての報道を禁止されており、外国人報道記者とともに働く中国人アシスタントは独立調査に関わることを禁止されています。

中華人民共和国憲法第35章で、中国政府による報道の自由が保障されており、2009年4月に国家人権行動計画により再確認されているにもかかわらず、外国人報道記者と中国人記者の両方は、中国政府による報道の自由への侵害、報道記者に対し、政府役員、公安当局やその局員により定期的に妨害、拘束や脅迫にあっています。

ここ1ヶ月の間だけでも、10月1日の建国記念のパレードのリハーサルを取材中の日本の共同通信記者3名の件を含む、取材中に記者が暴行を受ける、殴られる、地面に押し倒される等の報告が届いています。2009年8月31日には、中国広東省、東莞市南部 市役所によって雇われた2名の私立治安警備員により現場の写真を撮ろうとした広東日報の記者Liu Manyuanが暴行を受けるという事件がありました。」

治安警備員はLiu を地面に押さえつけ10分間連打し、首と腕に打撲を与え、一時入院を余儀なくされました。

これらの問題点はサミットの公式プログラムには、含まれていません。

ヒューマンライツウォッチ アジア支局代表のSophie Richardsonは「中国における報道の自由を獲得するために、外部からの応援を必要としているのは間違いありません。問題は世界最大級のメディア社が、その役目をどこまで果たせるかにかかっています。」
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日本語訳;若松えり