パキスタンでの米軍爆撃で 中国のイスラム武装勢力指導者 死亡
2010年03月02日(火)07時16分共同【イスラマバード共同】パキスタン情報当局者は1日、パキスタン北西部部族地域の北ワジリスタン地区で2月15日にあった米国の無人機による爆撃で、中国新疆ウイグル自治区の独立派とみられるトルキスタン・イスラム党の指導者が死亡したと明らかにした。ロイター通信が報じた。 トルキスタン・イスラム党は、中国雲南省昆明で北京五輪開幕前の2008年7月に起きたバス連続爆破事件で犯行声明を出し、その後も北京五輪を標的にしたテロを示唆する脅迫ビデオをウェブサイトで流していた。 新疆ウイグル自治区の独立派には「東トルキスタン・イスラム運動」などの組織があるが、同党との関係は不明。ロイターは、指導者は国際テロ組織アルカイダとつながりがあったとしている。 北ワジリスタン地区にはイスラム武装勢力が潜伏。米国は今年に入り無人機による潜伏先などへの爆撃を強化している。