チベット人２４人投獄へ ネパール
2010.3.12 22:25産経新聞ネパール治安当局は１２日、デモなどが禁じられている首都カトマンズの中国領事館前で中国に対する抗議行動を行ったなどとして拘束したチベット人２４人を、最大９０日間投獄することを決定した。 ネパール治安当局はデモを実施するなどして拘束したチベット人を、これまでは即日釈放していたが、主要な支援国である中国に配慮した外交姿勢に転じ、取り締まりを強化した。 治安当局者によると、ネパールの治安法では裁判なしに投獄することが可能という。 チベット動乱から５１年にあたる今月１０日前後に、亡命チベット人多数が居住するネパールでも中国に抗議する大規模な平和的行進が行われ、一部参加者が警官隊と衝突した。（共同）
2008年から逮捕されたチベット人が釈放されるために 保釈金が必要になったり（￥１０００～￥２０００）裁判にかけられたりして、非常に高い出費を強いられています。この記事にあるように 裁判なしの投獄もあるようです。 いくら中国の援助金で縛られているのかもしれないネパール政府 かも知れないが、自由主義社会では許されないことが始まっているようだ。ネパールへのＯＤＡもよく見ておかなければならない。
中国、米下院議長を非難 チベット問題で
2010.3.12 23:58中国外務省の秦剛副報道局長は１２日、ペロシ米下院議長がチベット動乱から５１年が経過したのに際して中国批判の声明を発表したことを受け「事実を尊重して偏見を捨て、チベット問題を利用して内政干渉することをやめるよう忠告する」と非難する談話を発表した。 秦副局長は「この５１年間に、チベットは経済や社会の発展、宗教・文化の保護など幅広い分野で、非常に大きな成果を挙げた」と指摘、声明に「断固として反対する」と強調した。 ペロシ氏は、動乱から５１年の１０日「命を犠牲にし、自由と平和に生きる大志のために勇敢に闘うチベット人を尊敬する」などとする声明を発表していた。（共同）
