パルデンの会

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みんな/議員立法で存在感を

勝谷誠彦 ブログより
大マスコミを見ていると、数合わせの「政局」のことばかり報じられているが、みんなの党
ただの「数」ではなく、政治のあり方そのものを変える可能性を提示していることは
見逃してはいけない。
<みんな/議員立法で存在感を>
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20100713/t10015695261000.html

みんな 議員立法で存在感を

7月13日 4時26分 NHK

みんなの党は、参議院選挙で躍進し、法案を単独で参議院に提出できるようになったことから臨時国会議員立法で多くの法案を提出し、ほかの政党に賛否を迫ることで存在感を示したいとしています。

みんなの党は、今回の参議院選挙で自民党民主党に次ぐ10議席を獲得して参議院で11人の勢力となり、予算を伴わない法案を単独で参議院に提出できるようになりました。これを受けて渡辺代表は、12日の記者会見で「みんなの党アジェンダ=政策課題を次から次へと繰り出していきたい」と述べ、臨時国会議員立法で多くの法案を提出する考えを示しました。具体的には、デフレから脱却するため、政府と日銀が政策目標を共有する枠組みをつくり、物価の安定目標を設定する日銀法改正案や、国家公務員の天下りをあっせんした場合に刑事罰を科すことなどを柱とする公務員制度改革法案などの提出を想定しています。みんなの党は、民主党と連立政権を組むことはありえないとしており、与野党を問わず、法案の共同提出や賛同を積極的に呼びかけ、賛否を迫ることで、存在感を示したいとしています。



みんなの党は、今回の参議院選挙で自民党民主党に次ぐ10議席を獲得して参議院で11人の
勢力となり、予算を伴わない法案を単独で参議院に提出できるようになりました。これを受けて
渡辺代表は、12日の記者会見で「みんなの党アジェンダ=政策課題を次から次へと繰り出して
いきたい」と述べ、臨時国会議員立法で多くの法案を提出する考えを示しました。>
これは面白い。与野党を問わずに、次々と踏み絵を迫ることが出来る。
民主党としても悪いことではない。かつて小沢さんが大連立を画策したほど、
政権担当能力に欠けている民主党としては、政策通が多くいるみんなの党などが提案をどんどん
出してくれることはウェルカムなはずだ。「みんなの党さんがそこまで言うなら」と、
自分の党内では合意形成をしにくいテーマについても乗ることができる。
特に自治労との兼ね合いでやりにくい公務員改革などは、みんなの党に提言してもらえば
いいではないか。
本当は私は参議院では、もう一歩進んで与野党を問わず基本的に「党議拘束をなくする」
ことにすればどうかと思う。アメリカでは上院で法案を通す時に、大統領が議員たちに
電話をかけて説得する。民主党共和党党議拘束で議員たちを縛ることなく、それぞれの良識に
ゆだねるのである。
参議院良識の府と言うのならば原点に立ち返ってこれを考えてみてはどうだろう。
いま、良民常民が望んでいるのは「政局家」ではなく「政治家」なのだ。
数合わせばかりに頭をひねるのではなく、真に国民にとって必要な施策なのかどうかを、
議員ひとりひとりが自分の頭で考えよ。そこではじめて参院は存在意義が出てくるし、
ひょっとすると政界再編のきっかけにもなる。その方向に進むのならば、
今回の選挙結果も日本国のためによかったと私は思うのである。

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