TVCに本年訪れた人からの情報によれば、この数年ヒマラヤを越えてくる子供達は居ない様だ。 ヒマラヤでの遭難というものもあれば、ネパールで到着しても、その場で囚われ、秘密裏に 中国に送還されているのが実際のようである。 日本国内で10年以上前に作成された「ヒマラヤを越える子供達ー(1)」を上映して チベットから中国の圧力に絶えかねて 亡命する実体を説明していたが、 その実情が全く変わってきているわけだ。 映画も10年前のものであるし、その2、その3もあるようだがそれも日本では全く 紹介されていない。 すなわち 我々のチベット支援運動が十分に 現実に即していないのではないだろうか。 ネパールの チベット難民に対する (負の部分) 対応の状況説明にかんして、 SFTより ネパールの大使館、公使館への抗議行動が提案されている。 この運動ではチベット難民に対する、負の部分 を明確にして訴えていかなければならない。 ネパールの王政が廃止され マオ主義者が 中国の支援を受け ネパールを中国の 属国として覇権主義に加担する形で 実体経済の中国化が進み、我々が頭に描いている ヒマラヤトレッキングや 雲上の王国というようなイメージからは程遠い現状があり、 元来国境もなく 日々の往来で暮らしていた、チベットとネパールの歴史から見ると チベット人亡命者を見つけ出し中国に送還する現状は異常な光景に他ならない。 ネパール政府に 亡命者取り扱いに対して抗議し、現状を日本の市民に知らしめるのが 残念ながら 我々の 新しい「 仕事 」の一つに増えたようだ。
日比谷公園で行われた「ネパールフェスティバル」に便乗して 7/31の午後 2時間 近く 現状を表す ビラを 配った、主催者より お祭りで 「ネパールの負である 事」のビラを配ることはやめて欲しいという申し入れが、やんわりあり 祭りから帰る人に向けてに変更して、200部の ビラを配り終えた。