パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

戦後65年 やっと北朝鮮、中国共産党の顔が見えてきた!!!



北朝鮮砲撃:北のロケット砲の脅威とは

弾頭重量だけでも27キロ、炸薬量は曲射砲の8倍
致命的なやけどを負わせる熱圧力弾

 北朝鮮軍が23日、西海(黄海)上の延坪島に向け発射した122多連装ロケット砲は、数十発のロケット弾を一度に発射し、広範囲を焦土化する兵器だ。有事の際、兵士たちが最も恐れる兵器で、第2次大戦中には旧ソ連軍の「カチューシャ」ロケットがドイツ軍に対して、1991年の湾岸戦争では米軍の多連装ロケットシステム(MLRS)がイラク軍に対してそれぞれ使用し、恐怖の対象となった。こうした兵器を、戦時でもない平時に非武装の民間人に向けて用いる行為は、世界的にも極めてまれで、国際的に非難される事案とされる。

 それだけでなく、北朝鮮軍は通常の砲弾よりも威力の高い「熱圧力弾」系列の弾頭を使用したと考えられている。熱圧力弾で攻撃された場合、ひどいやけどなどの致命傷を負うことになる。

 多連装ロケット砲は、通常の曲射砲に比べ数倍の威力を持つロケット弾の発射管30-40本を束ねて、短時間のうちに発射できる兵器だ。122ミリ砲弾の場合、弾頭重量(炸薬量)は約3.6キロだが、122ミリ・ロケット弾の弾頭重量は27キロを超え、曲射砲の砲弾に比べ炸薬量は8倍ほど多い。

http://file.chosunonline.com//article/2010/11/26/913450960849389267.jpg
延坪島に着弾した122ミリ多連装ロケット砲のロケット弾:ハンナラ党は25日、国会で最高委員会議を開き、延坪島を選挙区とする朴商銀(パク・サンウン)議員が、「砲撃当日、延坪島に撃ち込まれた北朝鮮軍の122ミリ多連装ロケット砲の弾」として、砲弾の残がいを公開した。その後、砲弾を無断で持ち出したことに対する非難が起こると、ハンナラ党は「手続き上、軍の許可を受けて搬出証を提出し持ち出したもので、改めて返納証を書いて返却する」と発表した。/写真=許永翰(ホ・ヨンハン)記者

 もともとは、北朝鮮軍が全面南侵する際、集中砲撃を行って韓国軍の防衛線を突破するために開発された兵器だ。北朝鮮軍は、122ミリだけでなく、240ミリ、170ミリなど、さまざまな口径の多連装ロケット砲を保有している。122ミリ多連装ロケット砲の場合、30連装のBM11、40連装のBM21など、3種類以上を有するという。BM11の場合、15秒間で30発を発射できる。

 北朝鮮は、各軍団がロケット砲旅団を抱えており、122ミリ×2個大隊と240ミリ×1個大隊で編成されている。1個大隊はロケット砲18門を装備しているため、北朝鮮軍第4軍団に所属するロケット砲旅団は、36門の122ミリ多連装ロケット砲を保有しているわけだ。36門のロケット砲は、最高で1400発余りのロケット弾を一度に発射することができる。だが北朝鮮の海岸砲部隊には、本来122ミリ多連装ロケット砲は配備されていないため、第4軍団隷下のロケット砲旅団からロケット砲を持ち込み、延坪島を砲撃したものと推定されている。

 また、240ミリ多連装ロケット砲は、韓国の首都圏に最も脅威を与える兵器とされる長射程砲の一種だ。240ミリ多連装ロケット砲は、口径240ミリのロケット弾の発射管を12本、または22本束ねたもので、ロケット弾1発で半径40メートルの地域が焦土と化す。非武装地帯(DMZ)付近には、およそ200門の240ミリ多連装ロケット砲が備えられている。これらの多連装ロケット砲は、有事の際、1時間当たり最高で約6400発のロケット弾を首都圏に向けて発射し、半径3キロの地域内を破壊できる、と韓国軍当局では分析している。さらに韓国軍当局は、北朝鮮の多連装ロケット砲弾の半数以上が、大きな被害をもたらしかねない化学弾だと推定している。

 一方韓国軍も、米国製のMLRS(口径227ミリ)と、韓国製の「九竜」多連装ロケット(口径130ミリ)を保有している。だが、南北間の多連装ロケット戦力は、数の上では韓国側が極めて劣勢だ。北朝鮮が5100門余りを保有しているのに対し、韓国軍の装備数は200門余りに過ぎない。

ユ・ヨンウォン記者
【ニュース特集】北朝鮮砲撃、緊張高まる韓半島


北朝鮮、特殊ロケット弾使用…多数の殺傷狙う?

 【ソウル=仲川高志】北朝鮮軍による韓国・延坪島(ヨンピョンド)砲撃について、26日の韓国紙「中央日報」は韓国軍関係者の話として、コンクリート壁を貫通後、2度目の爆発を起こす特殊なロケット弾が使用されていたと報じた。
 殺傷力の高い兵器の使用で、犠牲者を意図的に増やそうとした可能性がある。

 このロケット弾は、122ミリ多連装ロケット砲で発射されたと見られる。2回目の爆発時に強烈な衝撃波と熱風を放ち、コンクリートの建物内部を破壊する威力を持つ。同紙によると、軍関係者はこのロケット弾で住宅地に「大規模な火炎が発生した」と指摘した。韓国軍は不発弾20発を回収し、分析を進め てきた。

 韓国軍は、北朝鮮軍が砲撃の数日前、黄海南道(ファンヘナムド)・ケモリ海岸砲基地に1個中隊を展開させ、122ミリ多連装ロケット砲を使用したことを確認。北朝鮮が攻撃を周到に用意していたとの見方を強めている。
(2010年11月26日13時38分  読売新聞)
 

貼り付け元  <http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101126-OYT1T00460.htm>