ダラムサラにあるチベット亡命政府を助けて中国に対抗という面 と
中国との貿易を増やすために中国の障害であるチベット人そのものを排除という
二つの側面がある、
ネパールではその二つの均衡が崩れ、もはや自由なネパールは存在せず、金に蝕まれた毛沢東主義を標榜する「マオ派」の孤立した準共産党国家になりつつある。
中国が頓挫しない限り、外に向けての覇権を続けるであろうから その周辺に触れるインドにおいても中国に毒されないように、工業化や環境化や福祉医療など日本の支援が出来るところはして、社会不安が起こらぬよう 遠い隣国としての思いやりを続けよう。
カルマパ17世の僧院を捜索 大量の中国元も押収 インド
2011.1.29 22:57
【ニューデリー=田北真樹子】インドのPTI通信によると、同国北部ヒマチャルプラデシュ州の警察と税務当局は29日までに、同州ダラムサラにあるチベット仏教カギュー派最高位カルマパ17世が滞在するギュート僧院を大金を隠し持っていた疑いで家宅捜索した。インドルピーや中国元などが押収されたほか、カルマパ17世の側近が逮捕された。当局はなぜ大金がギュート僧院にあったかを調べているが、中国による資金提供疑惑も浮上している。
報道によると、家宅捜査は27、28両日に行われ、ギュート僧院内にあるカルマパ17世の事務所が対象となったもよう。同州警察によると、20カ国以上の外国通貨が押収されたといい、約110万中国元(1400万円)と60万米ドル(5200万円)も含まれていた。僧院関係者は、金は寺院建設を目的とした土地購入代としている。
事件は、今月同州内で逮捕された男2人が、1000万ルピーを所持していたことが端緒となったという。一部メディアは情報筋の話として、印中国境インド側のチベット仏教寺院に影響力を及ぼすため、中国がカルマパ17世側に定期的に資金提供をしていた可能性があると報じている。
カルマパ17世はチベット仏教主要宗派の一つであるカギュー派の最高位活仏(かつぶつ)。1992年に中国政府よりカルマパ17世と認定され、2000年1月、14歳でインドに亡命した。