パルデンの会

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ネットに再び「ジャスミン革命」の呼びかけ=中国 ウォール・ストリー


拡散要請情報です。 
中国の声無き民が共産党の壁を越えてみる事が出来るように。




ネットに再び「ジャスミン革命」の呼びかけ=中国 ウォール・ストリー


ト・ジャーナル?2月24日(木)9時59分配信
【北京】先週末に中国版「ジャスミン革命
を起こすことに失敗した匿名のグ
ループはネット上で、毎週日曜日午後にデモを行うことを改めて呼び掛けた。
一方でこうした呼び掛けを封じ込めようとする当局のインターネット検閲は一段と
厳しくなっており、中国でのマイクロブログや会員制交流サイト(SNS)の将来
に暗雲がかかる可能性がある。
デモの呼び掛けは米国に本拠を置く中国語のニュースサイト「博訊新聞
(Boxun.com)」に載った。このサイトは中国では遮断されており、呼び掛け
は同様に遮断されているツイッターで流布している。このことは、呼び掛けは
VPN(仮想プライベートネットワーク)を使っている中国人にしか見られない可
能性のあることを意味している。VPNを使えば中国のネット検閲を回避できる。
しかし、一部の人はデモの呼び掛けを、ビジネス向けSNS(ソーシャル・ネット
ワーキング・サービス)リンクトイン経由で読んだと話している。リンクトイン
は中国でブロックされていない。
この呼び掛けは「参加者のみなさん、そぞろ歩きをしたり、眺めたり、通り過ぎる
ふりをしよう。あなたたちが存在しているだけで当局は恐れを抱くのだ」とし
て、先週末より五つ多い18の都市での行動を求めた。
20日の呼び掛けで治安当局が数十人の活動家を一斉検挙してしまったことからみ
て、今回の呼び掛けが大規模抗議デモに発展する公算は小さいようだ。前回の呼び
掛けに対して当局は大量の警察官を動員するとともに、メールやインターネットの
検閲を強化した。
ただ、中国の当局はジレンマを抱えることとなった。参加者はほとんどいないとみ
て新たな呼び掛けを無視すべきか、あるいは大規模な支持が得られるかもしれない
というかすかな可能性をもつぶすために、物理的な面でもネット上でも取り締まり
エスカレートさせるべきなのか、というジレンマだ。
前回の呼び掛けが博訊新聞に掲載され、ツイッターマイクロブログを通じて広
まったあとの当局の対応は、中東や北アフリカ独裁政権を揺るがしたような反政
府運動を防ぐために中国当局が使える手段がいかに強力であるかを示した。しか
し、その反動も出始めており、中国のネットユーザーは当局のウェブ検閲をこれま
で以上に意識するようになり、司法管轄外での拘束が広く行われていることが強調
され、さらには同国のネット業界特有の政治的リスクに対する疑問が高まってきた
のだ。
経済面での一つの直接的影響は、ドイツ銀行が22日、新浪の株式の投資判断を「売
り」に引き下げたことだ。新浪はポータルサイト運営会社で、そのマイクロブログ
「新浪微博(Sina Weibo)」は最も人気のある政治討議の新しいフォー
ラムの一つになっている。
ドイツ銀行のアナリスト、アラン・ヘラウェル氏は顧客向けノートで、「われわれ
ポータルサイトとして新浪の支配的、革新的、主導的地位を認識し、微博はイン
ターネットを基盤としたコミュニケーションの突破口だとみているものの、『ツ
イッターに類するサービス』を取り巻く政府の規制強化というリスクは増大してい
る」と説明した。
北京の投資家で中国のインターネット事情に詳しいビル・ビショップ氏は、リンク
トインについて、反政府運動に関するメッセージを理由に中国内で遮断される恐れ
があると指摘、「外国のSNSで安全なものは何もない」と強調した。
23日の反政府集会の呼び掛けでは、3月に開催される全国人民代表大会と人民政治協
商会議の略称「両会」という言葉を含む表現を使うことを提案した。中国政府が多
用する言葉で、この言葉を検閲することが難しいからだ。
インターネットの利用者は検閲制度の範囲や仕組みに詳しくなっており、回避手段
を模索している。一方、検閲に対する不満も高まっている。

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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成23年(2011)2月24日(木曜日)貳通巻第3248号 (特大号)


「中国のジャスミン革命」を呼びかけて第2弾集会は27日


カダフィは「中国の天安門の再現をやる」(大虐殺で反対派を封じ込めるゾ)

せっかくカダフィが「中国の弾圧手段を援用し、リビアでも天安門の再現をや
る。最後の弾丸が尽きるまで」と獅子吼した。テレビで演説し、しかしカダフィ
傘をさしていた。
中国は、このカダフィリビアの語彙をネットから消した。
さて「中国にもジャスミン革命を!」「中国に人権はない」「立ち上がろう」と
ネットで呼びかけ合い、2月20日には中国各地13都市で集会らしき若者の集ま
りがあったが、たちまち警察、公安スパイ、私服の警戒網に引っかかってしまっ
た。
ジャスミン(茉莉茶)」と打っても検索エンジンから消えている。
ところが、ネット世代は、この言論封殺の網をかいくぐる術を編み出した。集会の
呼びかけは「両会」である。全人代と政商総会が三月に同時開催されるが、この両
方の会合を「両会」とよび、それにひっかけている。
次の日曜日に中国全土18都市で集会が予定されている。
ちなみに「天安門事件」は「88」と入れる。8x8=64 つまり「六四」と
は、1989年6月4日におきた天安門事件の虐殺を意味するからである。27
日、何が起きるか?
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http://ameblo.jp/observingchina/archive1-201102.html
中国ジャスミン革命の「発火点」


煙のように消えた「2・20中国ジャスミン革命」は、すっかり「日本メディア幇
助犯説」


に議論のポイントが移りつつあるが、きっかけの1つになったとみられる博訊網の
2月19日付記事「中国『ジャスミン革命の各大都市の集会地点」を参考のため

翻訳してみた。

中国「ジャスミン革命」の各大都市の集合地点
(博訊網北京時間2011年2月19日寄稿)
(編集者より:これは匿名の寄稿である。これまでにも説明した通り、博訊網は
ジャスミン運動に関する通知や伝言、組織者とは無関係である。博訊網はその背景
について確認できないし、関わってもいない)
赤ちゃんを腎臓結石にさせられた父親よ、自宅を強制撤去させられた家族よ、狭い
アパートに何家族も同居することを余儀なくされている人々よ、退役軍人たち
よ、私立学校の教師たちよ、早期退職を迫られた銀行員よ、リストラされた人々
よ、政府への陳情者たちよ、「銭雲会事件」の結末に不満をもつ人たちよ、「オレ
のパパは李剛!」と言った奴がどうしても気に喰わない人たちよ、他人から「社会
公正の問題に理性的に対処しよう」と言われてむかついた人たちよ、温家宝の偽善
ぶりが我慢ならない人々よ、08憲章の署名者よ、法輪功の参加者よ、共産党
よ、民主活動家よ――ただの野次馬ももちろん。今このときわれわれは未来に夢を抱
く同じ中国人である。われわれは自分たちの未来、そして子孫たちの未来に対して
責任をもたねばならない。
指定された地点に赴き、遠くから眺め、だまって後ろについて歩き、順序よく、勇
敢にスローガンを叫ぶだけでいいのだ。歴史はここから変わる。
一緒に歩けば、すなわちみな兄弟姉妹だ。互いに助け合ってほしい。もし集会が好
ましからざる扱いを受けても、できるだけ我慢し、自分の隣の人を助けてほし
い。集会が終わったらゴミをポイ捨てしないこと。中国人はマナーを知る、民主や
自由に相応しい民族であるはずだ。
今回成功しなかった都市は、以後継続して毎週日曜日の午後2時から集会を開こ
う。継続は勝利なり!

統一スローガン:

我々にメシを喰わせろ
我々に仕事をよこせ
我々に住む場所を与えよ

我々は公平を求めている
我々は正義を求めている

私有権を保障せよ
司法の独立を守れ

政治改革を始めよ
一党支配を終わらせよ
報道規制をやめよ
メディアに自由を

自由万歳
民主万歳

時間:
2011年2月20日午後2時

場所:

北京 王府井マクドナルド前
上海 人民広場ピースシネマ玄関前
天津 鼓楼下
南京 鼓楼広場秀水街百貨店玄関前
西安 北大街カルフール玄関前
成都 天府広場毛主席像下
長沙 五一広場新大新ビル玄関前
杭州 武林広場杭州百貨店ビル玄関前
広州 人民公園スターバックス
沈陽 南京北街KFC玄関前
長春 文化広場西民主大街快楽購スーパー玄関前
ハルビン ハルビン電影院玄関前
武漢 解放大道世貿広場マクドナルド玄関前

ここに集会場所が挙がっていない都市は、都市の広場に自分たちで集まること。



「今回成功しなかった都市は、以後継続して毎週日曜日の午後2時から集会を開こ
う」とコワいことを言っているが、二度と人は集まらないだろう。
この文書が対象としている「社会的弱者」があまりに多様なことに驚かされる。今
回の「ジャスミン革命」では、インフレと外的要因という89年と似た条件がそ
ろったが(それゆえ当局は最大限の警戒をした)、それでも中国が中東化しなかっ
たのは、人々の不満があまりに多様化して1つの共通項で括れなくなったことが大
きな原因だと思う。革命が成就するためには人々の不条理に対する大きな、かつ共
通する「憤り」が必要だが、それが中国には明らかに足りない。
それにしても、博訊網が「無関係」と強調すればするほど、怪しく見えるのだが。
【2011年2月27日・博訊新聞網】をアメーバで検索

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中国、27日にも集会予定 作戦名は「両会」

 インターネット上で集会開催の呼び掛けがあった集合場所で警戒する警察官ら=20日、中国・上海(共同)
 【北京=川越一】中国全国人民代表大会全人代=国会に相当)の開幕を来月上旬に控え、共産党政権が中東諸国で続く政変の波及に警戒を強めている。中東産原
 油価格の高騰が市民生活に打撃を与えれば、社会への不満と政治改革を求める動き、そして民族問題が融合し、大きなうねりとなる可能性がある。
 20日に13都市で予定した集会を当局によって封じ込められた「中国ジャスミン革命」の主催者らは、27日にも北京や上海、ラサ、ウルムチなど18都市での集
 会決行を呼びかけている。
 27日の集会には「両会」という作戦名がつけられた。両会とは全人代と同時期に開催される人民政治協商会議(政協)を合わせた総称。敏感な用語の検索遮断な
 ど、当局によるインターネット規制をかいくぐるための知恵だ。「民意を反映する」との建前を掲げる両会に対する皮肉とも受け取れる。
 中国外務省の馬朝旭報道官は22日の定例記者会見で「社会や政治の安定維持は中国国民共通の願いだ。いかなる者、勢力も動揺させることはできない」と虚勢を
 張ったが、裏では種々の封じ込め策を講じている。
 ネットと並び集会参加者を募る手段となっている携帯電話のショートメールを規制。2006年のケニア訪問の際、中国の歌「茉莉花ジャスミン)」を歌う胡錦濤
 国家主席の映像もサイト上から削除された。新疆ウイグル自治区では手荷物検査を厳しくするなど、民族問題に火がつくことを極端に警戒している。

さらに、当局が懸念するのは原油価格の高騰だ。中国の原油対外依存度は昨年、過
去最高の53・7%に達した。依存後が30%を超えている国の経済動向は価格変
動の影響を受けるとされる。国家統計局は原油価格が10%上昇した場合、実質国
内総生産(GDP)成長率が0・13ポイント低下すると推測している。

生産コストの上昇は企業収益を低下させる。ガソリン価格高騰による光熱費、燃
料費などの消費者物価の上昇は市民生活を直撃する。生活が圧迫されれば、政治改
革には関心のない一般市民も体制への不満を叫び始めかねない。