パルデンの会

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地震:長野・秋田を誘発か 東日本全体にひずみ変化

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激しく炎上する仙台港の工場地帯=仙台市宮城野区で2011年3月12日午前7時19分、本社ヘリから
東北沖大地震の発生後、東日本では余震とは別に、マグニチュード(M)5~6クラスの地震が相次いで発生している。

 12日午前3時59分ごろ、長野県北部を震源とするM6.7の地震があり、同県栄村で震度6強の揺れを観測。M5クラスの余震が同4時31分ごろと同5時42分ごろに発生し、いずれも栄村で震度6弱を記録した。また同4時47分ごろには、秋田県沖を震源とするM6.4の地震も発生した。

 気象庁の横山博文・地震津波監視課長は、東北沖大地震との関連は不明としながらも、ここまで多発した例は過去にないとして「大きな地殻変動の影響が広域に及んでいる。もう少しで起きそうな地震を誘発することは一般的にありうる」と説明する。
 山岡耕春・名古屋大教授(地震学)も、長野県北部の地震と、秋田県沖の地震について「両地震が東北沖大地震の影響で誘発された可能性は否定できず、検討する必要があるだろう。比較的良く似たひずみ集中帯で発生しており、偶然とは思えない」と話す。

 秋田県沖の地震は、日本海側に10メートル近い津波を伴った1983年の日本海中部地震(M7.7)の震源域付近で起きたとみられる。 山岡教授によると、一般的に地震の誘発とは(1)断層面に対して滑らせる力が増える(2)断層面の摩擦力を減らす--という作用を指す。東北沖大地震後、国土地理院がGPS(全地球測位システム)で観測した地殻変動から「(同地震が)東日本全体にひずみの変化を与えたのは間違いない」と説明する。

 一方、気象庁は東北沖大地震発生後、12日午前9時までに12回の緊急地震速報を発表したが、規模や発生地域を誤るケースが相次いでいる。同地震信越地方地震発生後、それぞれの余震がほぼ同時刻に発生したことや、東北沖大地震で多くの地震計が故障したことで、震源を正確に把握できないためという。横山課長は「緊急地震速報を適切に発表できない恐れもあるが、念のため避難行動を取ってほしい」と呼びかけている。