パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

今チベットで起きている「仏教抹殺」なる人権侵害への支援


四川省 ンガバのキルティ寺院 僧侶2500人への 「愛国教育」は伝わって来る情報ではドンドン過酷さをましているようです。

チベットnow@ルンタより転載
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この「教育」方式は1人も見逃さないと言っていい。僧侶は4組に分けられ、幹部と軍警のつくる工作組織も4組に分けられ、各自を管理するという名目で、在籍する僧侶は詳しく登記される。「管理」はとても穏やかだと言っているが、実際は監視、政治的な講話と服従の強要だ。もし服従しなければ、それはもう簡単だ。軍と警察は暴力を振るう。そして失踪させられる。どこに消えたのか、監獄なのか、それとも人間世界ではない別の場所なのかは誰も知らない。ただ分かっていることは、これまでに数百人の僧侶が連れて行かれたというこ とだけだ。少し前、アムドのもう一つの大僧院ラプラン・タシキルから、僧侶ジャムヤン・ジンバが残虐な体刑で死亡したという知らせが伝わってきた。彼は3年前に平和的な請願行為で15日間拘束された。釈放時には両目が失明していただけでなく、全身の骨が砕かれていた。(参照:http://p.tl/zYen

 ンガバはなぜこうも厳しい情勢なのか、政府当局者はまったく明らかにしない。反対に彼らが宣伝しているのはやはり、チベット族人民はいかに幸福で自由で人権があり、いかに党に恩義を感じているか、といったいつものやつだ。キルティ・ゴンパが既に包囲されたことには触れない。大軍が配置についた上、鉄条網を設置し、陣地を築いている。至る所にある土のうと監視塔は監獄の物よりも高く、戦時中の強制収容所のようだ。

 この1カ月、ゴンパとしてあらゆる正常な仏事ができなかった。僧侶として心を静めて修行できず、終日閉じ込められ「教育」されているのは言うに及ばず、食料の供給まで断たれ、日を追って足りなくなっている。ゴンパ外の民衆はいても立ってもいられず、バターやツァンパなどを送ろうとするが、無情にも拒否された。当局は民衆と僧侶の緊密な関係を必死になって断ち切ろうとしている。ゴンパ近くの護法殿をお参りする民衆に至っては、軍と警察の監視の下、1人ずつ入り、1人ずつ出て来ることしかできない。

 これらの実情を伝言してくれた僧侶はひどく苦しんでいた。彼らはインドに亡命した難民ではあるが、幸運にも恐怖を免れた自由があった。彼らによれば、チベット本土との連絡はとても難しく、実際の状況はもっとひどい可能性がある。そして、僧侶の頭上に降りかかった人権の災いは、悠久の歴史と豊富な学識と教養を持つキルティ・ゴンパに存亡の危機をもたらすだろうという。これは数年前、セルタのラルン・ガル・ゴンパで千以上の僧坊が破壊され、数千人の僧尼が流浪した時のことを思い出させた。ケンポ・ジグメ・プンツォク法王は当時、どんな抗議であれ、苦労を重ねて建てた仏教学院を壊滅させてしまうだろうから、僧尼に不運を受け入れるよう痛みをこらえて求めた。

 当局者は和解という発想がないようで、逆にじわじわと迫り、ゴンパの青年や中年の僧侶を捕まえようと数台の車を派遣した。ンガバ民衆が道をふさいで逮捕を防ごうとすると、恐ろしいことに軍と警察は訓練された警察犬を放ち、凶暴さに任せてお年寄りや女性、子どもに飛びかからせた。第二次世界大戦の映画で、思うようにならない人間にナチスが凶暴な犬をけしかけたのと同じで、正直に言ってこんな恐ろしい場面は映画でしか見たことがない。チベット人は「解放」された後、歴史上最も良い時代を迎えたのではなかったのか?チベットの歴史でこんな残酷な出来事が起きたことはない!

 キルティ・ゴンパは四川、甘粛、青海のアムド地区に20近い分院を持つ。歴史的な地位と今日の影響力を武器で消滅させることはできない。文革の災難を耐え忍んだように現在の存亡の危機を耐え忍び、更に不屈の精神をチベット全土に伝えるだろう。すべてのゴンパがキルティ・ゴンパになり、すべての僧侶がキルティ・ゴンパの僧侶になり、キルティ・ゴンパは悲壮な犠牲によってチベット人の心に刻まれるだろう。ラプラン・タシキルの僧侶ジャムヤン・ジンバにささげた詩に書いた通りだ。「数限りない無名のあなたが血の通った肉体を投げ出したあの時、ブッダは一粒の涙を流しただろうか、それとも微笑みを浮かべただろうか?ただあの時、私の信仰心は倍になった!」

2011年4月19日 北京にて
(初出はRFA)
 


この情報以外に 欧米からは 中国各省のチベット人地区への外国人の立ち入り、ならびに
外国人のこの地区からの即刻立ち去りが 各省から文書で出されていると言う。
いつも外国から要請される第三者の報道や介助は認められないわけだ。
国連は リビヤの カダフィ議長を国民を守らない独裁者として討伐の決議を挙げたが、
この中国も 同様に 常任理事国からはずし、台湾をそれに変える位のことを
やれないのか? 我々文明国の対抗手段は 『人権問題』だけである。

どうか下記の文章を使って 我国首相に 中国への警鐘をならすよう意見をのべよう。
もちろん 中国は この馬鹿売国首相が唯一よりどころとする国であることは十も承知であるが。




菅首相官邸へのHP メール意見送付先
送付は官邸、外務省宛
例文)アレンジ願います
日本国
 
中国当局チベット人弾圧に抗議します。
チベット四川省チベット仏教寺院への 軍隊、武装警察の
暴力的、非人道的行為について中国政府に即時停止と撤収を要請してください
 
2011 年3 月13 日以降、チベット僧による焼身抗議よりチベット北東部のアムド地方ンガバ(中国名:四川省阿?蔵族羌族自治州阿?県)
をはじめとするチベット人居住エリアで、中国当局の軍、武装警察の武力を伴った抑圧が始まり、地元チベット人との間で緊張が高まっています。

なかでもンガバのキルティ僧院では、800人以上の 武装警察と軍が僧院を封鎖し、約2500 人の僧侶が食料がないまま 封鎖監禁状態に置かれて数週間が経っています。
僧院内に突入して連行しようとする 武装警察と軍から僧侶を守ろうと、3500人以上の多数の地元住民が寺院前に座り込んで対峙し、老人2名が暴力により死亡、住民に多数の負傷者が出たという情報も伝わるなど、事態は一刻の猶予もない局面に至っています。
 
この状況に対し、米国政府副報道官が公式に懸念を表明したほか、人権NGOヒューマン・ライツ・ウォッチ も中国政府に自制を求める緊急談話を発表しています。
ダライ・ラマ14 世は事態を憂慮し平和的解決を強く求める声明を発表、
インド北部ダラムサラチベット政府は国連および各国、支援NGOに状況の悪化を訴えました。
 
私は世界中の組織やNGO組織が発表した呼びかけが速やかに実現されるように取りうる手段を取って、中国政府に真摯な対応と武力の即刻の撤退を求めます。
 
それ以上中国政府が、国連人権条約に基づき非人道的残酷行為をただちにやめるよう日本政府から中国政府に強く働きかけることを求めます。