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中国共産党90周年 胡総書記「腐敗を一掃」


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【国際】

中国共産党90周年 胡総書記「腐敗を一掃」

2011年7月2日 朝刊
 【北京=朝田憲祐】中国共産党胡錦濤総書記(国家主席)は一日、北京の人民大会堂で開かれた党創立九十周年祝賀大会での演説で、「党の任務はこれまで以上に重い」と強調した一方、党員が「精神の怠慢、能力不足、民衆との遊離、腐敗一掃に消極的」というリスクに直面していると指摘。腐敗問題には「反腐敗闘争の情勢は厳しく、腐敗をきっちり処罰しなければ、人民の信任と支持をなくす」と強い決意を示した。
 中国は世界第二の経済大国となったものの、貧富の差は拡大。高級官僚など特権階級に対する国民の不満は根強く、各地で抗議運動が相次いでいる。
 来年秋の第十八回党大会で習近平国家副主席が総書記を引き継ぐことが確実視される中、胡総書記の演説には、世界最大の党員八千万人を抱える党の執政能力を高め、一党独裁を堅持しなければならないという強い危機感がにじんだ。
 胡総書記は腐敗一掃への決意表明の一方、政治改革には「積極的かつ穏やかに進める」と述べただけ。逆に「安定なくして何も達成できない。これまでの成果も失ってしまう」とも述べ、民主化や人権、少数民族などの問題を抱える中、社会安定を最優先させざるをえない状況をあらためて示した。
 党創立九十周年にあたっても、党中央宣伝部はメディア統制を強化。一日付の中国各紙は党機関紙・人民日報が九十ページの特集記事を掲載するなど祝賀ムード一色だったが、中国メディア関係者によると、党はマイナス報道しないよう、各紙に対し、一、二日付の社説を事前検閲することを通達したという。
 一方で、胡総書記は党の歴史を回顧し、共産革命と社会主義制度の導入、改革開放の成功により、めざましい経済発展を遂げたと成果をアピール。二〇二一年の党創立百周年までに「小康(ややゆとりのある)社会」を建設し、四九年の新中国成立百周年までには現代化を基本的に実現するとの目標を掲げ、団結と奮闘を訴えた。