パルデンの会

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中台関係に支持要請=王毅氏、玄葉外相と会談




なぜか 日本のマスコミではほとんど報道せず、中国の報道は多し!!

中国の軍拡目標はアジア太平洋での覇権確立。そしてその第一段階が台湾併呑。もし我が「不沈空母・台湾」が「中国の空母」と化せば日本は・・・。政府・媒体が敢えて語らぬ生命線防衛の重要性を考えたい。

中共の王毅氏(日台分断工作員)が玄葉外相と会談―台湾総統選挙への介入要請か

2011/11/16/Wed
中国の元駐日大使で、現在は対台湾工作を司る国務院台湾事務弁公室主任になっている王毅氏が十一月十四日に「来年1月の台湾総統選を控え、日本の政府関係者や国会議員らと台湾情勢について意見交換する」(時事)ため来日し、玄葉光一郎外相と会見した。程永華駐日大使も同席した。

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玄葉氏と会見した王毅氏(右)

外務省のプレスリリースによると、「王主任からは、両岸関係(※台中関係)の近年の前向きな進展について説明があるとともに、日本には、現下の両岸関係の平和的発展の趨勢に対する支持を得たい旨発言があ」った。これに対し「玄葉大臣から、我が国として、両岸関係の安定的な改善に対する歓迎の意を表するとともに、当事者間の話し合いにより平和的に解決されることを期待するとの立場に変わりはない旨述べ」た。

だが新華社の報道によると、王氏はさらに次のように発言している。

「両岸関係の平和的発展が正しい方向にあることはすでに実践的に証明されている。我々は現在の良好な局面が維持して行けること希望しており、後退はできないし、後戻りはさらにできない。いかなる形であれ台湾独立勢力の言動は、台湾同胞の身近な利益を損ねるだけで、国際社会からも受け入れられることはないからである」

この人物はいったい何を言っているかというと、「台湾では国民党政権が『一つの中国』(台湾は中国の領土)を認め、統一の方向に向かいつつあるので、我々中共との関係は良好になっている。台湾を中国から切り離したがる民進党のような台湾人勢力の動きは、我々を怒らせ、軍事的緊張を高めさせることになるから、それでは台湾の人々の生命、財産を損なうことになるし、国際社会もそれを望んでいないわけだから、現在の対台湾関係は継続しなければならないのだ」と言っているのである。

まるでヤクザの言い分だ。「俺の要求に従わなければひどい眼に会わせてやる。だから俺の要求が通るようにしなければならない」と言っているのだ。

しかもこれは明らかに、台湾総統選挙では民進党ではなく国民党を支持しろと、日本政府に要求しているのである。言わば、選挙介入への誘いだ。

実は王氏は来日に先立ち、APEC関連会議に出席のため訪れたハワイ・ホノルルで、「我々は両岸関係の逆戻りではなく平和と安定を求めたい」とした上で、台中協議が今後継続されるか否かは、「来年の一月次第だ」と言っている。つまり「来年一月の総統選挙で国民党に勝たせなければ、平和の道は閉ざされるぞ」と、台湾の有権者を恫喝したのだ。

ちなみに馬英九総統が政権を取った次の年、王氏は「我々は馬英九のためにたくさんのことをしてやった。今度は馬が我々のために働くべきだ」(ウィキリークスが公開した米外交公文)との要求を台湾側に伝えている。

さて、このような王氏から、中国統一工作への協力を求められた玄葉氏は、いったいどう応じたのだろうか。新華社の報道によると、同氏は「日本政府は日中共同声明で確定した原則を堅持し、台湾問題に関する承諾を守る」と伝えたそうだ。

実際はそのような中共式の表現ではなかったと思う。きっと「台湾問題に関しては日中共同声明において表明した立場を堅持する」と、政府のいつもながらのセリフを述べ、この敏感問題への深入りを避けたのだろう。

だからこそ断言できる。玄葉氏は「台湾が独立するかどうかは台湾の国民が決めることだ。台湾は中国の領土の一部ではない。従って中国はこの国への内政干渉も軍事侵略もするべきではない」とは言わなかったと。

もしそれを言っていたら、たちまち会談は決裂し、今ごろ日中間の外交問題に発展しているはずだ。ちなみにプレスリリースは、玄葉氏は王氏とともに「和やかな雰囲気の下で意見交換を行」ったと伝えている。

そもそも王毅氏の来日の使命は日台離間。そもそも王氏は、駐日大使時代に形成した日本各界とのコネを駆使し、日本と台湾との絆を分断することが期待され、現職に就任したのだ。

ヤクザが隣家を脅し続けているのに、ヤクザを恐れて制止もできないのが今の日本政府なのだ。この隣家は東日本大震災の際、まるで我がことのように被災者救済で立ち上がってくれたというのに。

また隣家がヤクザに津日されたら、次は日本の番だというのに。

台湾研究フォーラムより】現在我々は他の諸団体とともに、台湾人の日本の被災地支援に報いるため、中国の侵略から台湾を守ろうと訴える「感謝台湾・支持台湾」運動を展開中。全国の心ある国民の呼応をお願いしたい。



中台関係に支持要請=王毅氏、玄葉外相と会談

 玄葉光一郎外相は14日、中国の王毅国務院台湾事務弁公室主任と外務省で会談した。台湾政策の責任者である王毅氏は「両岸(中台)関係は前向きに進展している。現下の趨勢(すうせい)に対する日本の支持を得たい」と要請。外相は「(中台間の問題が)当事者間の話し合いにより平和的に解決されることを期待する」と述べるにとどめた。
中台関係は、台湾総統に親中路線の馬英九氏が就任して以来、経済関係を中心に改善基調にある。馬総統はさらに、来年1月の次期総統選での再選に向けた政策ビジョンで、中国との「和平協定」締結の可能性に言及。独立を志向する台湾の野党・民進党が反発を強めている。(2011/11/14-22:10)


11/14 時事通信



訪日の中国高官、自ら「内政干渉」を要請 台湾問題をめぐって


大紀元日本11月17日】14日から日本を訪問している中国国務院台湾弁公室の王毅・主任が、同日午後、外務省を訪れ、玄葉外相を訪問した。王・主任は、台湾の馬英九政権が中国大陸との融合路線を進める中で、中台の交流が前向きに進展していると強調し、日本に対して、現在の中台の平和発展の流れを支持するよう求め、実質上、馬英九・総統の続投支援を日本側に要請した。ラジオ・フランス・インターナショナル(RFI)が報道した。

 中国側のこの要請について、玄葉・外相は、「台湾は中国の領土である」という中国側の主張を、日本政府は尊重すると述べながらも、中台間の問題は当事者の間での平和的解決が望ましいと強調し、日本政府の従来の立場を繰り返した。

 日本の時事通信社は中台関係について、次のようにコメントしている。馬英九・政権が発足してから、中台関係は経済を中心にある程度の改善を見せた。来年1月の総統選挙で、馬英九・総統の続投が実現すれば、中国と平和協定を結ぶ可能性もある。このことに対して、台湾の最大野党・民進党は強く反対している。

 ラジオ・フランス・インターナショナル(RFI)の関連報道によると、「かつて中国の駐日大使を務めた同氏は、日本語が流暢。自民党内における人脈も少なくない。しかし、2009年から与党となった民主党とは、どれほどのつながりがあるかは、皆が注目している」と評した。

 また、RFIは、「国際社会で、台湾問題は中国の内政であると一貫して主張し続けてきた中国政府が、今回は自ら日本政府に『内政干渉』を要請した。稀なことで、非常に敏感な問題でもあるため、今回の王毅・主任の訪日スケジュールは非常に控えめである」と報じた。

 王毅・主任は、胡錦濤・総書記に同行してハワイで開かれたAPECに参加した後、日本を訪問した。

(翻訳編集・叶子)