チベット少年 生き抜く映画
吉祥寺(武蔵野市)の老舗カレー屋の店主が、映画制作に携わった。チベット
から亡命した幼い少年を追ったドキュメンタリー。ずぶの素人ながら、企画から
キャスト選び、海外ロケにも立ち会った。「生きる道を探し求める主人公の姿か
ら希望を感じてほしい」という。公開は30日から。
http://news-tibet.ldblog.jp/archives/51984150.html
6月21日(木) オロを知るためのチベット映画特集
13:00 ブラインドサイト(104分)
15:10 チベット チベット(95分)
17:10 雪の下の炎(75分)
19:00 風の馬(97分)
■上映作品詳細
http://a-shibuya.jp/archives/3224
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オロを知るためのチベット映画特集
チベット本土のひとびと、チベットからネパールやインドへ亡命した難民、ボーダー=国境を越えてアジアのまん中で生きる民族の姿を描いた映画の特集です。チベットの友邦モンゴルの遊牧民少年を主人公にした椎名誠監督の名作『白い馬』も特別上映します。なぜオロ少年はチベットから異国へ旅立たなければならなかったのか……。上映する映画、それぞれの作品世界への旅を通して、「オロ少年が歩きはじめた現実」に出会ってください。
傑作、名作、問題作、全12本一挙公開!
■上映スケジュール
6月16日(土)
13:00 モゥモ・チェンガ(104分)
上映後、岩佐寿弥監督ティーチ・イン
15:20 白い馬(106分)
17:30 スペシャル対談「ナランとオロ、そしてぼくたちの少年時代」
椎名誠(『白い馬』監督)×岩佐寿弥(『オロ』監督)
19:00 陽に灼けた道(89分)
6月17日(日)
17:30 夏の草原(85分)
19:00 雪の下の炎(75分)
6月18日(月)
13:00 チベットへのキックオフ(54分)+ミス・チベット(30分)
14:40 チベット2002(68分)+恐怖を乗り越えて(25分)
16:50 ブラインドサイト(104分)
19:00 チベット チベット(95分)
6月19日(火)
13:00 陽に灼けた道(89分)
15:00 雪の下の炎(75分)
16:50 風の馬(97分)
19:00 白い馬(106分)
6月20日(水)
13:00 チベット2002(68分)+恐怖を乗り越えて(25分)
15:00 モゥモ・チェンガ(104分)
上映後、岩佐寿弥監督ティーチ・イン
17:30 チベットへのキックオフ(54分)+ミス・チベット(30分)
19:20 夏の草原(85分)
6月21日(木)
13:00 ブラインドサイト(104分)
15:10 チベット チベット(95分)
17:10 雪の下の炎(75分)
19:00 風の馬(97分)
6月22日(金)
13:00 白い馬(106分)
15:10 夏の草原(85分)
17:00 陽に灼けた道(89分)
18:50 モゥモ・チェンガ(104分)
上映後、岩佐寿弥監督ティーチ・イン
■料金
【当日1回券】
一般=1400円/シニア・学生=1200円/高校生=800円/中学生以下=500円
【回数券】
共通3回券=3300円 共通5回券=4500円
オロ割引☞オロ前売券をご持参の方は各プログラム〈当日1000円〉でご入場できます。
スペシャル対談☞オロ前売券/特集入場券の半券/特集上映回数券をお持ちの方は無料でご入場できます。前売券/半券/回数券をお持ちでない方はご入場できませんのでご注意ください。
回数券☞回数券は劇場窓口にて発売いたします。回数券は会期中も販売いたします。回数券は複数人数でのご使用も可能です。
オロを知るためのチベット映画特集 公式HP
http://olo-tibet-tokushu.jimdo.com/
チベット少年 生き抜く映画
吉祥寺(武蔵野市)の老舗カレー屋の店主が、映画制作に携わった。チベットから亡命した幼い少年を追ったドキュメンタリー。ずぶの素人ながら、企画からキャスト選び、海外ロケにも立ち会った。「生きる道を探し求める主人公の姿から希望を感じてほしい」という。公開は30日から。映画のタイトルは「オロ」。6歳でヒマラヤを越えて故郷チベットを離れ、インド北部の難民施設で育つ今は10代前半の少年オロの日常と成長を描いた作品だ。
吉祥寺で30年以上続く人気カレー屋「まめ蔵」の店主、南椌椌(くう・くう)さん(61)こそが、この映画の言い出しっぺだった。
2008年夏、友人らとともにチベットのチャリティーイベントを都内で企画。「受難」が続く彼らの現実をもっと伝えたいと感じた。「子どもを中心とした映画とかできないかな」。イベントで親しくなった映画監督、岩佐寿弥さん(77)を口説き落とした。
少年オロと出会ったのは09年冬のインド。岩佐監督たちとともに、チベット亡命政府が運営する難民施設を巡っていたときだった。家族と離れ離れになって亡命してきた壮絶な過去を持ちながら、まだあどけなさが残る表情と澄んだまなざし。「映画に出てみない?」。つたない英語で自然に声をかけていた。
もちろん、カレーとは違って、映画作りは全くの素人。それでも、10~11年にはインドやネパールで行われたロケに同行した。オロと同じ部屋で寝泊まりし、現場での「友」であり「父親」を買って出た。
実はこの映画、岩佐監督自身が画面に登場する。オロとともに旅をするのだ。これも南さんのアイデアだった。「いきなり主人公にされたオロ。戸惑いも大きかった。そんな彼の心を開かせ、素(す)の部分を引き出したかった」という。
構想からおよそ3年。400人を超えるカンパもあって、映画は完成した。オロの望郷の思いを紡ぐとともに、岩佐監督の過去の作品に登場したチベット難民の女性と交流したり、アニメーション映像を織り交ぜたりと、「自由な」作品に仕上がった。南さんは「オロたちのように生きざるを得ない人がいる。その現実を多くの人に知ってもらえれば」と話す。
30日から渋谷区のユーロスペースで公開。吉祥寺のバウスシアターでは7月7日から。川崎や名古屋、大阪など全国で順次公開される。
朝日 2012年06月20日
http://mytown.asahi.com/tokyo/new